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能登半島・和倉温泉「加賀屋」が監修。石川県の名産品を味わえる、お吸い物最中、味噌汁最中は贈り物に最適!

2023/11/14

石川県能登半島・和倉温泉の加賀屋は、一度は泊まりたい名旅館として有名です。その加賀屋が石川県内の名産品を盛り込んだお吸い物最中、味噌汁最中を商品化していると聞いたアッキーこと坂口明子編集長、この冬のギフト候補品に早速リストアップ。自然の恵みたっぷりのお吸い物、味噌汁が味わえるこの商品の魅力を、株式会社加賀屋ゼネラルフーヅ代表取締役 渡辺崇嗣さんに取材スタッフがうかがいました。

株式会社加賀屋ゼネラルフーヅ 代表取締役の渡辺崇嗣氏
株式会社加賀屋ゼネラルフーヅ 代表取締役の渡辺崇嗣氏
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加賀屋全景

―和倉温泉・加賀屋といえば名旅館として有名です。

渡辺 和倉温泉は1200年ほどの歴史がある大変古い温泉です。加賀屋の創業者は小田與吉郎(よきちろう)といいますが、與吉郎の父が湯治で和倉温泉に来ていたご縁で休業していた宿を買い求め、1906年(明治39年)に12室30名収容の宿から営業を始めました。今年で創業117年になります。当初は和倉温泉では後発の旅館ということで苦労したと聞いています。その後、私の母方の祖母にあたります小田孝(たか)が女将を務め、その細やかなおもてなしが話題になり知名度が上がりました。

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七尾湾、能登島の景色を眺めながらゆっくりとした時間を過ごすことができる。

―お祖母様との思い出はありますか。

渡辺 祖母のおもてなしには決まったマニュアルがあるのではなく、「どうしたらお客様に喜んでいただけるか」ということを考え、お客様一人ひとりに対して心を尽くすというものです。お客様のお部屋にご挨拶に入った際に、お部屋をぱっと見ただけで小さなゴミが落ちているとか、額が傾いている事などがわかり、さりげなく直すことをします。また、お客様のお食事があまり進んでいないと見るや調理場に連絡してメニューを変えるなどもしたと聞いています。

―厳しい方だったのでしょうか。

渡辺 いえ、とても優しいおばあちゃんでしたよ。家族に対してだけでなく社員にも優しかったですね。私は小学生のころは夏休みなどの長い休みになると加賀屋に来て、夜は祖母と布団を並べて寝るのですが、そのとき「女将さんちょっといいですか」と社員の方がやってきて、困っている事、悩み事を祖母に相談するのですね。そんな相談事に対しても親身になってあげていました。私はウトウトと夢うつつでそのやり取りを聞いていました(笑)。おそらく仕事に対しては厳しい人だったと思いますが、当時の社員の方にとってお母さんのような存在ではなかったかと思います。

―すばらしい方だったのですね。

渡辺 それに加えて私の叔父にあたる3代目社長の小田禎彦は、旅館業というものを科学的、論理的に考えました。それまでは旅館というと平屋の和風建築のイメージでしたが、それを現在のようなビル型にしたり、客室係さんの負担を少しでも軽減し、おもてなしに専念できるよう、バックヤードには料理の自動搬送システムを早い時期に導入するなど近代化を進めました。孝のおもてなしと、禎彦の経営がうまく嚙み合って、加賀屋がレベルアップしたのかなと私は考えています。孝を知る人がどんどん少なくなっている今、祖母のおもてなしの心を次の世代に伝えていくのも私の役割だと思っています。

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加賀屋の料理例。

―加賀屋は能登の美味をたっぷり盛り込んだお料理でも有名です。

渡辺 “能登の里山里海”が2011年に「世界農業遺産」に認定されました。七尾湾の海の幸はもちろん、里山では能登野菜などのおいしい野菜も採れ、食材の宝庫と言っても過言ではないと思います。また、水がおいしいのでいいお米ができます。良質な水からおいしいお酒もできます。何でもおいしい地域ですね。また県内には輪島塗、九谷焼、加賀友禅などの伝統工芸品があり、当館では器も併せてお料理という捉え方をしていますので、しつらいも楽しんでいただければと思います。

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能登若布、五郎島金時、加賀蓮根と石川県の産物が味わえるお吸い物最中・味噌汁最中。
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お湯を注ぐだけで手軽にお吸い物、味噌汁が味わえる。

―今回紹介くださるのは「お吸い物最中・味噌汁最中(ゆふう・ひより)セット(各3個入)」です。

渡辺 加賀屋のグループ会社の中で食に関する部門を担当しているのが加賀屋ゼネラルフーヅですが、加賀屋の料理をご家庭でも楽しんでいただこうと、現在約30品のオリジナル商品が作られています。加賀屋のオンラインショップだけでなく、当館の売店でも販売しているので、ご宿泊のお客様がお土産に購入されることも多いです。
贈られた方が「北陸にこんなにおいしいものがあるのは知らなかった」などと感じていただく、また「今日はちょっと贅沢しましょう」などご自分へのご褒美として購入していただけたらと思っています。その中でも人気なのがこの即席のお吸い物と味噌汁である「お吸い物最中・味噌汁最中(ゆふう・ひより)セット(各3個入)」です。

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コクのあるだしにもっちりした最中と石川県の名産品の味わいが絡む。
花麩、あられも彩りよく華やかに。

―地元の名産品が盛り込まれていますね。

渡辺 加賀蓮根は加賀野菜のひとつで節と節の間が短く、粘りが強い特徴があります。また五郎島という地域で採れる五郎島金時も加賀野菜のひとつで、普通のさつまいもに比べてデザートに使われるぐらい甘味があり、ほくほくした食感が特徴です。能登若布は輪島市沖の海で採れる肉厚でしっかりした食感がある貴重な天然のわかめです。この3種類の地元食材をそれぞれお吸い物と味噌汁に仕立て各3個のセットにしています。
開発にあたっては当館の総料理長・宇小藤雄が監修しています。おだしと具材、塩分とのバランスを考え、味噌汁の味噌は合わせ味噌を使って何度も試作して作りました。また、宇小は「心あれば味深し」という言葉を大切にしており、当館の料理は味や食感だけではなく、見た目の華やかさも重視していますので、お湯を注いでいただくと具材だけでなく花麩やあられがさっと散って、華やかな彩りになるという点にこだわりました。

―今後の展望をお聞かせください。

渡辺 2024年3月に北陸新幹線が敦賀まで延伸され、また北陸への旅行が注目されるのではないかと思っています。和倉温泉にこれだけお客様がお越しくださるのは、奥まった場所にあり、のどかな雰囲気というのが魅力ではないかと思います。
ロビーラウンジから静かな海が目前に広がっているのを見ると、「いい景色だなあ。やっぱりいいところだなあ。」と改めて感じますね。ここで日常とは違う時間を過ごしていただいて、お客様の明日への活力になればうれしいです。
加賀屋は本館のほか、より上質な時間を過ごせる『加賀屋別邸 松乃碧』、ファミリー向けの『あえの風』、女子会などにぴったりの『虹と海』など、広い層に向けて展開しています。
また、私たちは代々、加賀屋だけではなく、和倉温泉、七尾市、石川県、ひいては北陸全体がよくなることを願っていますので、今後も地域の魅力をどう高めるかの課題に取り組んでいきたいと思っております。

―本日はありがとうございました。

お吸い物最中・味噌汁最中(ゆふう・ひより)セット

お吸い物最中・味噌汁最中(ゆふう・ひより)セット(各3個入)
価格:¥3,400(税込・送料込)
店名:加賀屋オンランショップ
電話:0120-80-9210(9:00~18:00 加賀屋休館日を除き年中無休)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.kagaya-onlineshop.com/shopdetail/000000000627/ct143/page1/order/
オンラインショップ:https://www.kagaya-onlineshop.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
渡辺崇嗣(株式会社加賀屋ゼネラルフーヅ 代表取締役)

1975年生まれ。福井県出身。慶應義塾大学卒業後、2000年渡彌株式会社代表取締役に就任。2011年株式会社加賀屋ゼネラルフーヅ代表取締役に就任。2017年株式会社加賀屋取締役副社長に就任。食品・乾物業の経営経験を生かしながら商品開発などにも携わっている。

<取材・文・撮影/今津朋子 画像協力/加賀屋ゼネラルフーヅ>

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