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調理・保存・温め直し、プロ仕様の機能がこれ1つで完結!燕三条生まれの保存容器「給食缶ミニ」

2025/11/27

多めに作ったカレーや煮物。プラスチックの保存容器に入れると、匂いや色移りが気になったり、洗う時にベタついてしまったり…そんな経験はありませんか?今回、編集長のアッキーが注目したのは、そんな日々の小さなストレスを、プロの技術で解決してくれる万能保存容器「給食缶ミニ」です。一見かわいらしいミニチュアサイズですが、実は70年以上にわたりプロの厨房を支えてきたメーカーの「本気」が詰まった逸品。調理から保存、温め直しまでこなし、アウトドアにも連れて行ける万能さが魅力です。その背景には、家業の苦境を救った社長の異業種経験と、ものづくりの街・燕三条への熱い思いがありました。取材スタッフが、新潟県に本社を構える、株式会社本間製作所 代表取締役社長の本間一成氏にお話を伺いました。

株式会社本間製作所 代表取締役社長の本間 一成氏

株式会社本間製作所 代表取締役社長の本間一成氏

まずは、御社の創業からの歩みについてお聞かせください。

本間 創業は1951年です。当初は鉄が主な素材でしたが、創業者は早くからステンレスに着目し、耐食性や衛生面が求められる厨房製品に特化していきました。さらに、大型工場の建設や金型製造設備へも早くから投資を行い、商品の大型化と多品種化を進めました。その結果、大型の道具を扱う業務用の厨房製品に強みを持つ会社へとシフトしていきましたね。

ブランド名は「仔犬印」という商標を掲げています。これには、「商品を仔犬のように愛着を持って接してもらい、お客様のもとで育ててほしい」という創業者の思いが込められています。家庭用への本格進出にあたり、ロゴマークをあえて原点である「初代」のデザインにリデザインしたんですよ。

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70年以上の歴史を持つ厨房のプロが、原点の「仔犬印」に思いを込めた。
業務用の大きな鍋から家庭用の調理器具まで、幅広い商品を取り扱う。

本間社長は、家業に戻られる前は別の業界でご活躍だったそうですね。

本間 はい。もともと家業を継ぐことは決めていましたので、大学卒業後はあえて異業種の、新卒でしか入れない企業で物販を学ぼうと考えました。時計が好きだったこともあり、時計会社に入社して海外営業を担当。その後、仕入れも学ぶためにファッション関係の商社へ転職しました。

本当はもっと東京で仕事をする予定だったのですが、1999年に父が体調を崩したことと、中国から安価な類似品が流入する「チャイナショック」で会社が苦境に陥ったことが重なり、予定より早く戻ることになりました。当時は、取引のあった商社が次々と倒産していく時期でもあり、まさに「なんとかしなくては」という状態。そこで、時計会社で培った海外営業のノウハウを活かして、自らドイツやシンガポール、香港などへ出向き、直接取引の道を開拓しました。それが最初の仕事だったのですが、前職の経験が本当に役立ったと思いますね。

業務用がメインだった御社が、家庭用である「給食缶ミニ」を開発されたきっかけは何だったのでしょうか。

本間 業務用のマーケットが右肩下がりになることは分かっていましたから、家庭用商品への取り組みは必須でした。そんな中、あるお取引先から「社員に豚汁を振る舞うときに使える、おすそ分け容器が欲しい」という具体的なご要望をいただいたんです。

「プラスチックのタッパーは匂い移りやベタつきが気になる」という、多くの方が日常で感じている悩み。これを、私たちが得意とするステンレスで解決できるのではないかと考えました。ヒントになったのは、もちろん当社が長年作り続けてきた「業務用の給食缶」です。

ただ、これを単に小さくするだけでは意味がありません。業務用の機能、つまり調理から保存、温め直しまでできるというプロ仕様の機能を、すべてこの小さいサイズに盛り込む。これは、私たちにとって初めてとも言える、二兎を追う挑戦でした。

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かわいらしい外見に、調理から保存までこなす機能性を搭載。

まさにプロの技術と家庭用の使いやすさの両立ですね。こだわりのポイントを詳しく教えてください。

本間 「給食缶ミニ」は小さいですが、機能は業務用と同じものを全部盛り込みました。本体は厚さ1mmのステンレス製で、ガスコンロの直火はもちろん、IH調理器にも対応しています。

蓋には、バネ性の高い(ステンレス)ワイヤーで抑え込むとより密閉性が増すL字型肉厚シリコンパッキンと留め具を採用し、汁物を入れてもこぼれにくい設計になっています。

ただ、業務用のような「絶対にハンドルが外れない」といったオーバークオリティをそのまま持ち込むのではなく、家庭での使いやすさを徹底的に考えました。収納スペースの問題や衛生面を考慮し、あえてハンドルなどを取り外し可能にする「デタッチャブル構造」を採用しています。

ほかにも、熱いものを入れた後でも蓋が簡単に開けられるよう、気圧差をなくすツマミを蓋につけたり、角給食缶ミニでは表面に指紋や傷が目立ちにくい「サンドブラスト仕上げ」を施したりと、細部までこだわっています。

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直火・IH対応に加え、汁物をこぼさない強力な密閉構造がプロ仕様の証。

まさに「一家に一台」欲しくなる機能性ですね。どのような使い方を推奨されていますか。

本間 この「給食缶ミニ」がひとつあれば、「調理して、そのまま冷蔵庫で保存し、翌日また火にかけて温め直し、食卓へ出す」という流れがシームレスに完結します。

忙しい平日の作り置きや、匂いの気になるカレー、煮物などの保存に最適で、洗い物が減るのも嬉しいポイントだと思います。

また、密閉性が高いため、アウトドアやキャンプシーンでも大活躍します。家で下ごしらえした食材を持ち運んだり、現地で調理したり、残ったものをそのまま持ち帰ったりと、インドアとアウトドアを繋ぐアイテムとして幅広く使っていただけます。

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作り置きからキャンプまで。
高い密閉性がインドアとアウトドアの垣根を越える。

クラウドファンディングでも大きな話題を集められたそうですね。

本間 はい。おかげさまで、クラウドファンディングサイトの「Makuake(マクアケ)」では、前身の丸型と後継の角型を合わせて、累計で4400万円以上という、私たちも驚くほどの応援購入をいただきました。意外だったのは、購入者の5割強が男性だったことです。おそらく、プロ仕様の機能性が持つ「ガジェット感」や、キャンプでも使える「ギア」としての魅力が、こだわりのモノを好む男性にも響いたのではないかと分析しています。

最後に、今後のビジョンについてお聞かせください。

本間 メインである業務用の市場では、生産効率化を進めて「欠品ゼロ」を目指し、適正価格で安定供給できる体制を強めていきます。

家庭用に関しては、引き続き「仔犬印」ならではの新商品をどんどん出していきたい。この「給食缶ミニ」の究極の目標は「一家にひとつ」です。すでに次回Makuakeでお披露目予定の「マルチポット」も開発中です。

そして、その先に見据えているのは「地元・燕三条の強みを活かすこと」。今、地元は大手企業の生産調整などで仕事が減り、火が消えてしまったような状態です。自社の開発力で新しい仕事を取り、それを自分たちだけでなく、地元の仲間の工場にも振り分けて、自社ブランドの厨房製品市場だけでなく、ステンレス製品を必要とする種々な市場の掘り起こしをして地域全体をもう一度盛り上げていきたい。強くそう思っています。

―本日は貴重なお話をありがとうございました!

丸給食缶ミニ
角給食缶ミニ

「丸給食缶ミニ」、「角給食缶ミニ」
価格:¥9,900(税込)、¥12,100(税込)
店名:仔犬印
電話:0256-63-2333(08:30〜17:30 土日祝を除く)
定休日:インターネットでのご注文は365日24時間受付
商品URL:
丸給食缶ミニ https://koinu-original.com/products/57305
角給食缶ミニ https://koinu-original.com/products/57414
オンラインショップ:https://koinu-original.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

本間一成(株式会社本間製作所 代表取締役社長)
1970年新潟県燕市生まれ。大手時計メーカー、ファッション製品の商社を経て、1999年本間製作所に入社。2003年より代表取締役として、商品設計から金型設計までの一貫生産体制を確立。最新設備・技術を駆使した新商品開発に加え、手作りだからこそ表現できるデザインや廃盤品の復刻にも注力し、技術と伝統を融合させたものづくりを追求しています。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/本間製作所>

 

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