第14回 発酵食材 酒粕

こんにちは、インナービューティープランナーの山口さきです。
自然が豊かで水のきれいな徳島県で、「おうちごはんの悩みを発酵で解決する」を軸に旬野菜、発酵で作るシンプルな料理を習慣化する教室「山口飲食」を主宰しています。
おうちごはんの悩みを「発酵」で解決、そんなことがいとも簡単にできてしまう、発酵の魅力をこの連載で少しずつお伝えしています。

今回で2 回目の私のレシピをご紹介します。
(前回ご紹介の、本みりんの記事はこちら

”酒粕”日常で冷蔵庫の中に入ってますか?
こう質問すると、きっと多くの人は”ありません”と答えると思います。

こんな質問をする私も実はかつてそうでした。
どうしてかと言うと、「粕汁」くらいしか食卓には出てこなかったからです。
あとは、お正月などに食べていたけんちん鍋くらい。

「酒粕を食べる機会が、他の味噌やみりん、醤油などに比べて極端に少なかったから」
この理由に尽きると思います。
大人になり、“発酵”を学んでいくうちに、酒粕の効能や発酵調味料と腸内環境の関わりなどを知り今では、”食べないともったいない”と考え方が変わりました。

そしてどんな食材にも、素材や作り方にこだわったものがあるように、酒粕にも丁寧に作られている酒粕があります。
そう、丁寧に作られた酒粕は少しお味噌汁に加えたり、炒め物、煮物などに加えると一気に美味しくなります。

 

★おすすめの発酵調味料★
『酒粕』

今回は、「酒粕を初めて買う人でも美味しく食べられる」少し洋風なアレンジを効かせたレシピです。
祖母世代がストーブの上で炙って食べていた酒粕をアレンジし、現代風にオーブンで焼いてチーズのようにして食べられるレシピにしました。

★活用レシピ★
『酒粕で作るグルテンフリーな発酵ブルスケッタ』

<材料> 作りやすい分量
酒粕・・・75g
製菓用米粉・・・25g
塩麹・・・大さじ1
米油・・・大さじ2
粗挽き黒胡椒・・・小さじ⅓

お好きなぬか漬け・・・適量

<作り方>
下準備 オーブンを110度に余熱する

1.ビニール袋に酒粕、米粉を加えビニールの上から手でよくもみほぐす。
2.米油を加えもみ込み、塩麹を加え全体をひとかたまりにまとめる。
3.オーブンシートの上に2を置き、その上からオーブンシートをかぶせ麺棒で薄く伸ばす。
4.3をオーブンシートごと 天板にのせ110度のオーブンで70分焼く。焼きあがったら網の上で冷ます。
5.適当な大きさに切り分け、ぬか漬けをのせる。

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