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洗うたびにふっくら育つ。「ガーゼのもんぺ」が叶える究極のリラックス時間

2025/11/20

忙しい毎日の中で、心からリラックスできる時間は、私たちの生活でとても大切なひとときです。一日の終わりにそっと寄り添い、使うほどに愛着が深まっていく。そんな、まるで「育てる」ようなルームウエアがあったなら、おうち時間はもっと豊かなものになるかもしれません。

今回、編集長のアッキーが注目したのは、驚くほど柔らかく、通気性や吸水性にも優れた「ガーゼのもんぺ ストライプ柄」です。手がけるのは、大阪府堺市で90年以上にわたり伝統の製法を守り続ける、角野晒染(かどのさらしぞめ)株式会社。なぜこれほど心地よい生地が生まれるのか、その背景にある作り手の思いや、伝統製法ならではの秘密について、代表取締役の角野孝二氏に取材スタッフが伺いました。

角野晒染株式会社 代表取締役の角野孝二氏

角野晒染株式会社 代表取締役の角野孝二氏

まず、会社の歴史についてお聞かせください。

角野 弊社は1931年に、この堺の地で伝統産業である和晒(わざらし)加工業として創業しました。堺には400年以上続く和晒の歴史があり、私たちはその伝統を一途に守り続けてきました。かつては、浴衣の裏地にガーゼを合わせた「ガーゼ寝巻き」が主力商品で、多くの方にご愛用いただいていました。しかし、時代の変化とともにライフスタイルが変わり、寝巻きの需要は少しずつ減っていったのです。会社の売上も落ち込み、正直なところ、厳しい時期もありました。そんな逆境の中、私たちは改めて原点に立ち返ったのです。手間暇かけて作る『和晒』の本当の価値を、今の時代の暮らしに合った形で届けたいという思いが、新たなものづくりへの挑戦の始まりでした。

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角野晒染の歴史を支えた「ガーゼ寝巻き」。
時代とともに、今の暮らしに合った商品を開発している。

角野社長は、どのような経緯で会社を継がれたのでしょうか。

角野 実は、もともと家業を継ぐつもりはありませんでした。私は次男で、大学も会社とは関係のない分野に進み、卒業後は得意先の会社で働いていたのです。ところが、会社を継ぐ予定だった兄が突然辞めることになり、当時社長だった叔父から「帰ってこないのであれば、会社は畳むことになる」と言われました。それは26歳の私にとって、まさに青天の霹靂でした。

大きな決断だったかと思います。何が社長の背中を押したのでしょうか。

角野 小さい頃から、この会社のおかげで食べさせてもらってきた、という思いがありました。自分の選択一つで、その会社がなくなってしまうのはあまりに忍びない。会社への素朴な感謝の気持ちが、私を動かした一番の理由です。ただ、私が入社した当時の工場は、平均年齢が58歳。会社を立て直すには、新たな力が必要だと感じ、工場長や営業部長を新しく迎え入れました。仲間と共に、会社の未来をゼロから作っていく挑戦が始まりました。

「ガーゼのもんぺ」は、どのようなきっかけで生まれたのですか?

角野 先ほどお話しした「ガーゼ寝巻き」の売上減少が、直接のきっかけです。会社の危機を乗り越えるためには、和晒ガーゼの魅力を最大限に活かした、新しい看板商品が必要でした。ヒントになったのは、やはり多くの人に愛されてきた「ガーゼ寝巻き」の、あの忘れがたい心地よさです。この伝統的な肌触りを、どうすれば現代のライフスタイルに届けられるだろうか、と考えました。そしてたどり着いたのが、リラックスウェアとして最適な「もんぺ」という形だったのです。「暮らしの中に和晒があるライフスタイル」を提案したいという思いから、「くらす和晒」というブランドも立ち上げました。

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和晒ガーゼで、究極のリラックス時間を。
カラーはブラック、カーキ、ベージュ、グレーの4色展開。

このもんぺの心地よさの秘密、「和晒」について詳しく教えてください。

角野 このもんぺの心地よさの心臓部は、裏地に使われている「和晒」のガーゼにあります。一般的な「洋晒」が、圧力鍋で一気に火を通すように短時間で一気に生地を仕上げるのに対し、私たちが守る「和晒」は、まるで土鍋でことこと煮込むように、じっくりと時間をかけて仕上げます。

―急がず、時間をかけて作り上げるのですね。

角野 はい。専用の大きな釜に、織りあがったままの綿布を入れ、水流だけでじっくりと炊き上げていきます。その時間は、実に30時間。圧力をかけず、時間をかけて丁寧に綿の不純物を取り除くことで、繊維が潰れることがありません。そのため、綿が本来持っている、驚くほどの柔らかさや高い吸水性がそのまま活かされるのです。非効率に見えるかもしれませんが、この「時間」と「手間」こそが、最高の品質を生み出すための、私たちの何よりのこだわりです。

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30時間かけてじっくりと。
綿本来の柔らかさを引き出す、伝統の「和晒」製法。

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伝統的なシャトル織機が、ゆっくりと丁寧に糸を織り上げる。
独特の柔らかさと風合いを持つ生地が特徴。

このもんぺの魅力は「育てる」ことにあると伺いました。詳しく教えていただけますか。

角野 このもんぺは、買った時が完成ではありません。お客様と一緒の時間を過ごしながら、「育てていく」一枚だと考えています。和晒の生地は、あえて綿の毛羽を残した状態で加工しているため、洗えば洗うほどその毛羽が立ち、ふんわりと柔らかく肌に馴染んでいくのが特徴です。

手ぬぐいやタオルなどに使われる太めの糸で織っているため、使っていると次第にふかふかさが増していきます。ウエストは総ゴムで楽なうえに、前後にはポケットも付いているので、庭仕事やちょっとしたお出かけにも便利です。また、締め付けが少ないので、長時間のオフィスワークにもおすすめです。

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ウエストはゴムで調整可能。
裏地にはガーゼを使用しており、洗うたびに肌に馴染んでいく。

購入されたお客様からは、どのような声が届いていますか?

角野 「一度この肌触りを体験すると、もう他の部屋着には戻れない」というお声をよくいただきますね。洗い替え用に、とリピートしてくださる方も多く、品質への自信に繋がっています。年代を問わず、ギフトにもおすすめしていますよ。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

角野 私たちが目指しているのは、自社の成長だけではありません。この堺の地で400年以上続く「和晒」という素晴らしい文化の火を、次の100年、さらにその先へと繋いでいくことです。そのために、私たちは地域や同業者と手を取り合い、協力していきたいと考えています。このもんぺを手に取っていただくことが、単なる買い物ではなく、日本のものづくりと、丁寧な暮らしの文化を応援することに繋がれば、これほど嬉しいことはありません。

―本日は貴重なお話をありがとうございました!

ガーゼのもんぺ ストライプ柄
ガーゼのもんぺ ストライプ柄

「ガーゼのもんぺ ストライプ柄」
価格:¥7,480(税込)
店名:くらす和晒楽天市場店
電話:072-262-0425(9:00-17:00 土日・祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/class-wazarashi/10964/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/class-wazarashi/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

角野孝二(角野晒染株式会社 代表取締役)
1978年大阪府堺市生まれ。川本産業株式会社へ入社し、3年半の修業を経て2004年に角野晒染株式会社へ入社。2010年に代表取締役に就任。「堺和晒 優柔~yu-ju~」など独自ブランドの開発、さらには「くらす和晒」のショールームや染体験工房の設置によって、伝統産業を「見て、触れて、体験できる場所」として発信。代表就任後、平均年齢の高かった従業員構成に若手を徐々に組み込み、社内の人材構造を刷新。地域コミュニティや産業観光にも積極的に関わり、地場産業の活性化に貢献している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/角野晒染>

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