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大阪発、国内生産にこだわったベビー肌着、パジャマがネット販売で大人気。出産祝いにしたら絶対に喜ばれます。

2022/11/17

「出産祝いに贈るものは確かなものでないと」と思っていたアッキーこと坂口明子編集長。理想の製品に巡り合ってほっと安心。それが岩下の新生児肌着、パジャマなどのベビー衣料品です。創業以来約60年、素材から縫製、検品までを国内で行うことにこだわり、細部まで配慮がされた製品の魅力を、岩下株式会社 代表取締役社長の岩下眞彰氏に取材スタッフが伺いました。

岩下株式会社 代表取締役社長の岩下眞彰氏
岩下株式会社 代表取締役社長の岩下眞彰氏

―岩下さんは2代目社長なのですね。

岩下 はい。当社は私の父、岩下晃が1964年に大阪府東大阪市で創業しました。1968年に株式会社にして、その後、熊本県と宮崎県に、今も縫製工場として稼働している2つの工場を作りました。私は別の会社に勤務していたのですが、父は私に特に継ぐことを強いず、「自由に生きていい」と言っていました。当時から縫製工場がどんどん廃業していく厳しい時代だったためだと思います。しかしその後、父が病気になったとき、私は会社を継ごうと思いました。小さいころから夏休みを利用して工場に行き、頑張っている社員さんのことを見ていたので、私がやらなくてはという使命を感じたからです。

―御社はずっとベビー用肌着の製造をなさってきたのですね。

岩下 はい。かつてベビー用肌着は、大人の着物などをほどいて仕立てなおしたものを着せていました。次に、今も使われていますがガーゼ素材が主流になりました。その後、伸縮性のあるニット生地でいいものができるようになり、生地作り、縫製が変わりました。当社はその変化に合わせてその都度チャレンジしながら新生児肌着を製造し、流通ルートを通して、百貨店さんだったり、スーパーマーケットだったり、ベビー用品専門店などに納入してきました。

―国産にこだわった理由は何でしょう。

岩下 私が入社してしばらく経った2000年過ぎから海外製の製品が大量に輸入され、商品の価格がどんどん下がりデフレ価格になっていきました。海外に工場がないと業界内での取引自体が難しくなり、私は慌てて工場を作ろうと中国に行きました。工場ができる目途が立つまで帰らない覚悟でしたが、なかなかうまくいきません。そのとき、社員が皆、声を揃えて私に「帰ってきてください」と言ったのです。「苦しくてもなんとか日本で闘いましょう」という声に応えるように帰国しました。そして、何が何でも日本国内での生産を守ろうと決意しました。当時はまだ、消費者の目は安い商品に目が行き、日本産の製品に価値を見出すという時代ではありませんでした。その後も長く、安価な製品との戦いは続きました。

―国内生産を守るにはどんなことを試みられましたか。

岩下 乳幼児用の衣料品は思い切り高いか、思い切り安いかの両極端です。当社の役割は品質の良いものでありながら、一般的な消費者の方に「この価格なら買いたいな」と思っていただける価格で提供することだと思っています。日本製で生き残るためには品質の良さで海外製品と差別化しつつ、買いやすい価格をつけなくてはいけないのです。それには、製造のムダを省く工夫が必要でした。たとえば、型紙に合わせて生地を作りムダが出ないようにしたり、糸もムダなく使うなどです。逆に新しい機械の導入などには集中的に投資することもしました。

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岩下オリジナルブランド「PUPO」の「レールメッシュコンビ肌着」と「ぽこぽこニットの長袖パジャマ」。
どちらもかわいらしくおしゃれな色合いが人気。

―オリジナルブランド「PUPO」(プーポ)が誕生したのはいつでしょう。

岩下 2010年です。日本でものを作る人も買う人もよかったと思える商品を作りたいと長年思っていたので、「日本製、いいよね」と思っていただけて「この価格なら買いたい」と思っていただける商品を企画しました。ブランドを立ち上げると同時にオンライン販売を始めました。でも最初は経験がないこともあり、なかなか反応がなかったですね。じわじわと人気が出てきて6~7年前から手応えを感じるようになりました。使った方が再度購入してくださるリピーターが多いのがこのブランドの自慢です。ちなみに、「PUPO」はイタリア語で赤ちゃんという意味です。このブランド名も社員から募集してつけたんですよ。

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「レールメッシュコンビ肌着」。左からホワイト、アイボリー、ピンク、ローズピンク、グリーンの5色展開。
股下にスナップボタンが2つあり、はだけにくいデザイン。
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 「レールメッシュコンビ肌着」サイズは50~60㎝。

―かわいい名前ですね。今回は「PUPO」から2点紹介していただきます。まず、「レールメッシュコンビ肌着」の特徴は。

岩下 プリントをつけずにいかにかわいいものができるかを考えて開発した商品です。プリントをつけるとかわいらしさは出るものの、どうしても編地は硬くなります。柔らかい生地でかわいらしさがある編地がないかと試行錯誤する中、当社と50年ぐらいのお付き合いがある和歌山の生地メーカーさんから“レールメッシュ”という生地を提案してもらいました。それまでにない生地でしたし、赤ちゃんがかわいらしく見えるカラーにこだわりました。もちろん赤ちゃんの肌に負担がないように外縫いでフラットな縫い目にしています。

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「ぽこぽこニットの長袖パジャマ」。お着換えがラクで、おなかがでないゆったりデザインでぐっすり眠れる。

―とてもかわいいですね。「ぽこぽこニットの長袖パジャマ」もヒット商品とか。

岩下 ありがとうございます。当社はパジャマをずっと作ってきて、品質、デザインには定評がありました。この商品も生地の表面がぽこぽこしていてかわいらしいし、凹凸のある編地が空気層を作って暖かです。中に下着を着ないで着ても蒸れない吸湿性もあります。

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「ぽこぽこニットの長袖パジャマ」の首回り。
上衣がゴム仕様なのですっぽり1人で着やすくお母さんもラク。
70.80.90.100㎝でカラーは、左上から時計回りでライラック、オリーブグレー、ココアブラウン、バニラの4色展開。

―着やすくて色もおしゃれですね。

岩下 首の後ろがソフトなゴム仕様になっているので1人で着ることができ、ボタンがないのでお母さんもラクで、親子とも着替えるのにストレスがないパジャマです。股上が深くとってあるので寝ていてお腹が出ないのも特徴です。また、ちょっとくすんだ色合いもおしゃれだと人気です。
たくさんいいところがあるこのパジャマは、発売後、すぐに完売になりました。

―皆さん、よく見ていらっしゃるのですね。商品企画がうまくいったのですね。

岩下 たくさんのお客様に支持される商品ができてよかったです。オンライン販売で寄せられる意見、また当社には出産を経て職場復帰した社員が多くいるので、実際に使ってみた生の声を商品に反映できるのもメリットです。

―今後、期待していることはありますか。

岩下 自社ブランドの「PUPO」の知名度と売り上げを上げていきたいですね。会社としても利益が出るのはいいことですが、当社の工場がある熊本県、宮崎県は過疎化が進んでいます。地元の方に喜んで入社してもらえるような待遇改善などのためにも、成長していきたいと思っています。

―本日は心に残るお話をありがとうございました。

岩下_商品1

「レールメッシュコンビ肌着」
価格:¥1,430(税込)
店名:PUPOオンラインショップ
電話:06-6725-2197(9:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.baby-iwashita.net/?pid=117838304
オンラインショップ:https://www.baby-iwashita.net/

岩下_商品2

「ぽこぽこニットの長袖パジャマ」
価格:¥2,640(税込)
店名:PUPOオンラインショップ
電話:06-6725-2197(9:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.baby-iwashita.net/?pid=164593333
オンラインショップ:https://www.baby-iwashita.net/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
岩下眞彰(岩下株式会社 代表取締役社長)
1967年大阪府東大阪市生まれ。1990年株式会社ナカヒロ入社。東京支店3年、大阪本社1年半勤務。1994年岩下株式会社入社。入社して3年間工場勤務。2006年代表取締役社長就任。

<文/今津朋子 MC/隅倉さくら 画像協力/岩下>

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