
濃厚な八女茶の抹茶をたっぷり使用!芳醇な香りの贅沢ブラウニー「一番茶」
2026/06/25
今回、編集長のアッキーが注目したのは、濃厚な八女茶の旨味に癒やされる、創業100年超の老舗が贈る抹茶ブラウニー「一番茶」です。封を開けた瞬間に広がる芳醇なお茶の香りと、口いっぱいに広がる濃厚な旨味。一般的な抹茶スイーツの概念を覆すような圧倒的なお茶感には、老舗の誇りと職人の探究心が凝縮されています。
その背景には、コロナ禍という逆境をチャンスに変えた4代目社長の情熱と、日本茶鑑定士との運命的な出会いがありました。取材スタッフが、福岡県に本社を構える、有限会社一柳 取締役社長の納富大輔氏にお話を伺いました。

有限会社一柳 取締役社長の納富大輔氏
―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。
納富 私たちの原点は、1919年に私の曾祖父が福岡で開業した飴屋にあります。もともと曾祖父は佐賀の出身なのですが、福岡で商売を始めたいという思いで福岡に出てきたと聞いています。最初は飴から始まりましたが、時代の変化に合わせて戦後は「菓舗一柳」として和菓子へ、そして平成元年に3代目である父が洋菓子専門店「パティスリー イチリュウ」へと業態を変えてきました。
4つの元号を跨ぎ、100年以上にわたって福岡の街で甘いものを提供し続けてこられたのは、地域の方々との深い絆があったからこそです。常に時代のニーズに寄り添い、変わり続けることで守ってきた伝統。それが、一柳の歴史そのものなのです。

福岡市南区の大橋店ほか、計11店舗を展開。


飴屋として創業し、和菓子から洋菓子へ。100年にわたり福岡の地で菓子作りを続けている。
―社長ご自身が家業を継ぐことを決めた経緯を教えてください。
納富 当初私は家業とは別の道を歩みたいと考え、15歳でフランスへ渡りました。当時は、広い世界を見てみたいという思いが強かったのです。フランスではお菓子の魅力に引き込まれ、修業を積んだ後に現地で起業も経験しました。そのままフランスでの生活を続けるつもりでいたのですが、30歳を過ぎた頃、改めてこれまでの人生を振り返った際に、留学をさせてくれた両親への感謝の思いが湧いてきたのです。
それと同時に、100年続く企業の経営者になれるチャンスなど、人生でそう何度もあることではないと気づきました。一度は家業と距離を置いたからこそ、客観的な視点でその価値を再認識し、覚悟を決めて帰国できたと思っています。オフィスの壁には龍が雲を突き抜けて登る様子を描いた「雲流」という書を掲げているのですが、一族が大切にしているこの上昇志向を胸に、新しい挑戦を続けていくつもりです。
―抹茶ブラウニー「一番茶」の開発のきっかけを教えてください。
納富 「一番茶」を含む「旨味茶(うまみちゃ)」ブランドは、まさにコロナ禍という逆境の中で生まれました。緊急事態宣言で店舗の営業が制限された際、私はこれを「新ブランド開発の絶好のチャンス」だと捉えたのです。普段は日々の販売に追われてしまいますが、強制的に時間ができたことで、とことん開発に没頭できると考えました。
そこで着目したのが、福岡が誇るお茶「八女茶(やめちゃ)」です。しかし、八女茶でお菓子を作るには、品質を安定させるための供給ルートが大きな課題でした。農産物である茶葉は、年によって出来不出来の差が激しいからです。そんな時、運命的に出会ったのが、日本にわずか39名(当時)しかいない日本茶鑑定士の木屋氏でした。
彼は、独自の農家ネットワークから最適な茶葉を厳選するだけでなく、複数の茶葉を組み合わせて味を整える「合組(ごうぐみ)」のスペシャリストでもあります。プロの目利きと技術により、常に最高品質を安定して確保できる体制が整ったことで、これまでになかった最高のお茶菓子を作ろうと、プロジェクトが動き出したのです。

コロナ禍での新ブランド開発から生まれた「一番茶」。
抹茶の濃厚な香りと、しっとりとした質感の生地が特徴のブラウニー。
―「一番茶」のこだわりと、他の抹茶スイーツとの違いについて教えてください。
納富 一番のこだわりは、八女茶の新芽から摘み取られた最高級の「一番摘み」茶葉のみを抹茶にして贅沢に使用していることです。八女茶には600年の歴史があります。強い甘みと旨味が特徴なので、実はお菓子作りにきわめて向いている素材なのですよ。
通常、抹茶スイーツに使用される抹茶の分量を倍以上に増やすと、どうしても苦味が強く出てしまいます。しかし、旨味の強い八女茶であれば、通常の2倍以上の分量を配合しても、苦味を抑えたまま濃厚なコクだけを引き出せるのです。あえてバターやチョコレートの主張を抑え、お茶そのものを食べているような感覚を追求しました。まさに、職人の繊細な技術によって到達できた、プレミアムな味わいだと自負しています。



八女茶の新芽から摘み取られた「一番摘み」茶葉を使用。
通常の2倍以上の抹茶を配合し、濃厚なコクを引き出している。
―この濃厚な味わいをより楽しむための、おすすめの食べ方があれば教えてください。
納富 まずは、お気に入りの日本茶と合わせて、お茶同士のペアリングを楽しんでいただきたいですね。最近注目されている、炭酸で割った「日本茶スパークリング」ともよく合います。
また、私のフランスでの経験から着想を得たのですが、ホットの抹茶ラテにブラウニーを軽く浸して食べるスタイルも非常におすすめです。フランスのカフェ文化では、カフェオレにパンをディップしますが、和の素材でも同じような贅沢感を味わえるのです。日常の中に、少しだけ非日常を感じさせる「心潤うひととき」を、この「一番茶」で演出していただければうれしいです。
―発売直後から大きな反響があったそうですね。専門家やメディアからはどのような評価を受けているのでしょうか。
納富 おかげさまで、ブランドリリース直後には雑誌で1ページまるまる特集が組まれ、全国から注文が殺到しました。シリーズの第二弾商品も、福岡県が主催する品評会で入賞するなど、素材の良さと品質の高さを専門家の方々からも認めていただいています。ご購入いただいたお客さまからも「大切な方への贈り物に選んで間違いなかった」といったお声を数多くいただいており、ギフトとしての信頼も着実に積み重なっていると感じています。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「一番茶 6個入」
価格:¥1,512(税込)
店名:パティスリー イチリュウ
電話:092-531-5268
商品URL:https://ichiryu.shop-pro.jp/?pid=185943002
オンラインショップ:https://ichiryu.shop-pro.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
納富大輔(有限会社一柳 取締役社長)
1980年福岡県生まれ。15歳でフランスに渡り、18年間滞在。現地でパティシエとしての修業を積み、起業も経験。2014年に帰国後、家業である有限会社一柳に入社。2024年に取締役社長に就任し、創業100年を超える老舗の伝統を守りながら、新ブランド「旨味茶」の立ち上げなど、時代のニーズに合わせた革新的な挑戦を続けている。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/一柳>




























