浸透圧で糖分を入れてから煮る丸ごといちごのジャムと、伝統技法で素材をいかしたすっきりした甘みの贅沢フルーツジャム

2026/06/12

今回、編集長のアッキーが注目したのは、果実含有量80%を誇る「ココロ実ジャム/いちご」と、国産果実のおいしさを追求した「日本の果実 フルーツジャム – いちご」です。瓶の中に形を残した果肉がゴロゴロと詰まったココロ実ジャムは、まさに「果実を食べる」ような新感覚の逸品。また、農林水産大臣賞を受賞した「日本の果実」は、国産素材の良さを引き出し、家族全員で毎日安心して楽しめるすっきりとした味わいが魅力です。
その背景には、信州長野の地で地域の農業を守り、素材本来の味わいを届けたいという熱い思いがありました。取材スタッフが、長野県に本社を構える、有限会社はなのみ 代表取締役の小宮準也氏にお話を伺いました。

有限会社はなのみ 代表取締役の小宮準也氏

―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

小宮 もともと、父が長野県のスキー場近くでペンションを経営していました。朝食にお出ししていた手作りジャムがお客様の間で評判になり、「売ってほしい」と言っていただけるようになったことが始まりです。自分たちの作ったものが人を笑顔にする喜びを知り、父がジャム専門店「はなのみ」を立ち上げました。
会社を立ち上げた約40年前は、果物とお砂糖を一対一の割合で煮詰めて作るような、糖度60度ほどある甘みの強いジャムが主流でした。しかし私たちは、素材の味を活かすため、当時としては珍しい糖度40度程度の低糖度タイプを追求したのです。この果実そのものを食べているかのようなフレッシュ感が、次第に多くのお客様に認めていただけるようになりました。

創業以来、長野県でジャムや蜂蜜の製造を手掛けている。
素材の味を活かした低糖度ジャムなどを数多く展開。

―ご自身は、どのようなキャリアを歩んでこられたのでしょうか。

小宮 長野で生まれ育ち、2004年に弊社へ入社しました。アイデアマンの父と、それを支える母の姿を見て育ち、ものづくりの楽しさと苦労、そのすべてを間近で見て育ちました。入社後は製造現場で10年ほど職人として腕を磨き、全工程を体に叩き込みました。その後、商品開発や営業を経て2022年に代表に就任し、現在は家族で協力しながら味を守り続けています。周りの支えがあってこそ今があるのだと、感謝する日々です。

―看板商品である「ココロ実ジャム/いちご」のこだわりを教えてください。

小宮 「ココロ実ジャム/いちご」は、まさに「ジャムは砂糖で煮詰めるもの」というイメージを覆したいという挑戦から生まれました。

いちご本来の形と香りを活かした、フルーツジャムの「ココロ実ジャム/いちご」。

一般的なジャムは、果実を煮詰めることで濃度を高めますが、どうしても果実の食感が失われ、フレッシュな香りも飛んでしまいます。対して「ココロ実」は、果実を煮込まずに糖分を浸透させることで、果実の割合が80%という、市場では類を見ない贅沢な配合とフレッシュな果実感を両立させました。商品名の「ココロ実」には、作り手の「心(ハート)」と、「コロコロ」とした果実感をお届けしたいという思いを込めています。
また、開発の背景には、一さじのジャムを口にすることで、日常の中で心を満たしてほしいという願いがありました。素材が持つ力を信じ、余計なものを足さない「引き算」の考え方を大切にしています。保存料や着色料、香料を極力使用せず、いちごそのものの組織を壊さないように仕上げることで、生の果実を食べているような弾力のある食感を実現できました。

大きないちごを丸ごといただく感覚の贅沢なジャム。

―1週間も時間をかけるという「常温糖浸透製法」へのこだわりを教えてください。

小宮 果実をお砂糖に漬け込み、じっくりと時間をかけて糖分を果実の中に浸透させる製法です。足掛け1週間ほど、ゆっくりと馴染ませていきます。短時間で煮詰めるのが一般的ですが、それでは果実の組織が崩れ、フレッシュな香りが飛んでしまいます。1週間待つという時間をかけてじっくり行うことで、いちごの鮮やかな色味や形を保ちつつ、中までしっかりと甘みが染み渡るのです。仕上げは職人が火加減を調整し丁寧に火を通し、最後は果実が潰れないよう柄杓で一瓶ずつ手作業で詰めていきます。

じっくりと時間をかけて砂糖をしみ込ませ、煮崩れしないように煮る。

最後は職人が丁寧に火加減の調整や瓶詰めを行う。

―この贅沢なジャムを、どのように楽しむのがおすすめですか?

小宮 まずはスプーンでそのまま一口、果実の弾力をダイレクトに感じていただきたいです。一粒が非常に大きいので、いちごそのものを食べているような贅沢感を味わえるはずです。おすすめは、少し厚めにカットしたトーストに、ジャムをたっぷり乗せる食べ方です。パンの温かさでよりジャムの香りが立ち、幸せな気持ちにしてくれます。
また、ヨーグルトに合わせる際も、ジャムを「ソース」として使うのではなく、ジャムを主役にして、そこにヨーグルトを少し添えるようにして召し上がってみてください。頑張った自分へのご褒美として、このジャムが皆様の日常に小さな彩りを添えられたら、これほど嬉しいことはありません。

ヨーグルトやパンケーキにあわせるのもおすすめ。
素材の風味を活かした贅沢なひとときを楽しめる。ほかにブルーベリー、オレンジアプリコットも。

―もう一つの主力商品「日本の果実 フルーツジャム – いちご」は、どのように誕生したのでしょうか。

小宮 「日本の果実 フルーツジャム – いちご」は、国産果実のみにこだわり、生産者の顔が見える安心を届けたいという思いから誕生しました。毎日口にするものは、楽しみながら安心して食べられるものでありたい。そう考えた私たちは実際に生産者のもとを訪ね、誰がどのように育てた果実なのかを自分たちの目で確かめて厳選しています。長野県産のいちごを中心に、素材本来の甘みと酸味のバランスを絶妙に引き出しました。

国産の果実を使用。「日本の果実 フルーツジャム 」の いちごとりんご。

―こだわりや、これまでの反響についてはいかがですか?

小宮 こちらも糖度40度程度の低糖度仕上げです。果肉感を程よく残しながら、すっきりとした後味に仕立てているため、毎朝のトーストやヨーグルトに添えても飽きがこず、お子様からご年配の方まで家族全員で安心して楽しんでいただけます。おかげさまで、過去3回も農林水産大臣賞をいただくことができました。100を超える出品商品の中から、私たちの国産素材への姿勢を認めていただけたことは、大きな励みになっています。
実際に召し上がったお客様からも「甘すぎず、果実そのものの味がする」といった嬉しいお声を多くいただいております。国産の安心感と、国が認めた確かな品質を日常の中で感じていただけているようです。ご自宅用はもちろん、大切な方への「外さないギフト」としても、自信を持っておすすめしています。

―今後の展望についてお聞かせください。

小宮 私たちのビジョンは、単にジャムを作るだけにとどまりません。信州の豊かな自然環境を次世代へ引き継ぐため、現在は「養蜂事業」や「いちごの自社栽培」にも力を入れ、循環型の経営を目指しています。実は、おいしい果実を育てるためには蜜蜂による受粉が欠かせませんが、地域の養蜂家は減少傾向にあります。そこで私たちが自ら養蜂を手がけることで、果実作りの根幹から地域農業を守っていきたいと考えているのです。
一瓶のジャムを手に取ってくださることが、信州の自然や蜜蜂を守り、持続可能な農業を支える一助になる。そんな未来の形を目指して、これからも一歩ずつ歩み続けます。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「ココロ実ジャム/いちご」185g
価格:¥702(税込)
店名:はなのみ
電話:0120-82-8703 (9:00~17:00 ※土日祝日を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://hananomi.shop-pro.jp/?pid=134472034
オンラインショップ:https://hananomi.co.jp/
※2026年秋以降にリニューアル予定

「日本の果実 フルーツジャム – いちご」160g
価格:¥648(税込)
店名:はなのみ
電話:0120-82-8703 (9:00~17:00 ※土日祝日を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://hananomi.shop-pro.jp/?pid=107146949
オンラインショップ:https://hananomi.co.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

小宮準也(有限会社はなのみ 代表取締役)
1985年長野県生まれ。2004年に有限会社はなのみへ入社。現場の製造部門で10年以上にわたり釜炊きや充填作業などの全工程を習得。その後、商品開発、営業を経て、実務を段階的に引き継ぐ。2022年、父である創業者の後を継ぎ、代表取締役に就任。自社での養蜂事業やいちご栽培事業を推進し、地域の農業と生態系を守る循環型の経営を目指している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/はなのみ>

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