もっちり瑞々しい「加賀百万石名代 蒸しきんつば」と、二度焼きでカリッと香ばしい「北陸焦がしバターワッフルクッキー」

2026/07/14

今回、編集長のアッキーが注目したのは、もっちり瑞々しい質感で和菓子の常識を塗り替える「加賀百万石名代 蒸しきんつば」と、二度焼きの香ばしさがたまらない「北陸焦がしバターワッフルクッキー」です。

石川県加賀市で70年以上の歴史を刻む背景には、温泉街の旅館を支える「黒子」として培ってきた、妥協のないモノづくりの精神がありました。職人の手で丁寧に仕上げられる餡の優しさと、独自の製法が生み出す驚きの食感。伝統を大切にしながらも、新しいおいしさを追求し続ける姿には、力強い情熱が宿っています。取材スタッフが、石川県に本社を構える、竹内製菓株式会社 代表取締役の竹内裕貴氏にお話を伺いました。

竹内製菓株式会社 代表取締役の竹内裕貴氏

―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

竹内 私たちの原点は、1949年に私の祖母が始めた小さな八百屋にあります。当時は戦後間もない時期でしたが、地元の温泉街である山代温泉や山中温泉の旅館さんから「おいしいお茶菓子はないか」というご要望をいただくようになったのが、お菓子との出会いでした。そこからお菓子の販売代理店、そして問屋へと姿を変え、最終的には自ら製造を手がけるメーカーへと進化を遂げてきました。1959年に会社としてスタートしてから、約70年にわたり、地域のニーズに徹底的に応え続けるという「商人の心」を大切にしてきたのです。加賀の観光文化を陰で支え続けてきた歴史があります。

「おいしいお茶菓子」を通して、加賀の観光文化を支えてきた。
現在はきんつばやクッキーなどの自社商品を多数展開している。

―家業に戻られたきっかけは何だったのでしょうか。

竹内 私は長男ということもあり、いつかは家業を継ぐという意識が心のどこかにありましたが、社会人としてのキャリアは全く異なる業界からスタートしました。外の世界を経験したからこそ、 戻ってきたときに、当たり前のようにそこにある職人たちの高い技術力に改めて驚かされたのです。
2023年の春に代表に就任しましたが、コロナ禍という大きな転機を経て、「自分たちが本当にいいと思うものを、直接お客さまに届けたい」という思いが強くなりました。現在は従業員140名と共に、風通しのいい組織作りを目指しながら、私たちが培ってきた価値を新しい形で発信していくための挑戦を続けています。

―「加賀百万石名代 蒸しきんつば」は、どのようなきっかけで開発されたのでしょうか。

竹内 「きんつばといえば、表面を焼いたもの」という固定観念があるとおもいますが、私たちは、より多くの方に愛されるために「もっと柔らかく、もっと優しい」口当たりを追求したいと考えました。伝統的な和菓子の製法を再解釈し、あえて「蒸す」という選択をしたのは、素材本来の香りと瑞々しさを閉じ込めるためです。何度も試行錯誤を繰り返して、独自の配合と蒸し時間に辿り着きました。

しっとりとした口当たりが特徴の「蒸しきんつば」。
通常のきんつばとは異なり、表面を焼かずに蒸して作られる。

―素材や製法へのこだわりについて教えてください。

竹内 熟練の職人がその日の気温や湿度に合わせて、絶妙な蒸し加減を調整しています。中には、あっさりとした小豆餡と、柔らかいお餅が隠れていて、ひと口食べれば「もっちり、しっとり」と口の中でほどけていく、唯一無二の質感を感じていただけるはずです。職人の手で一粒一粒の個性を活かして仕上げる餡と、柔らかいお餅の存在感が、ふっくらと蒸し上げることで一体となります。

―どのようなシーンで楽しんでいただきたいですか。

竹内 おかげさまで、金沢の表玄関や関西方面の主要な拠点でも「新しい金沢の味」として選んでいただけるようになりました。一般的なきんつばとは全く違う食感に、驚かれるお客さまも多くいらっしゃいます。この優しい甘さは、慌ただしい一日の終わりに、温かい日本茶を丁寧に淹れて、自分を労うための贅沢なひとときにぴったりです。蒸し菓子ならではの温かみのある食感が、きっと心を解きほぐしてくれると思います。

―「北陸焦がしバターワッフルクッキー」の開発には、どのような背景があったのでしょうか。

竹内 観光需要が止まってしまったコロナ禍を、私たちは「最高の準備期間」と捉えました。製造ラインを徹底的に見直し、北陸に活気が戻ったときに最高のおいしさを届けられるよう、技術を磨き直したことで誕生したのがこのクッキーです。「北陸の味を絶やさない」という職人たちの熱い思いが、この一枚に結実しています。

「北陸の味を絶やさない」という思いから誕生した「ロイヤルワッフルクッキー」。

―独自の製法や、おすすめの楽しみ方についてお聞かせください。

竹内 最大の特徴は、薄焼きのワッフルにバターとキャンディの粉末をのせ、二度焼きすることで生まれるキャラメリゼの層です。袋を開けた瞬間に広がる焦がしバターの芳醇な香りと、カリッとした心地よい歯ざわりは、一度食べたら止まらないおいしさと自負しています。
また、ちょっとしたプレゼントとしてもちょうどいいサイズ感だと喜んでいただくこともあります。華やかなオレンジ色のパッケージは、テーブルにあるだけで場が明るくなりますし、週末の午後のティータイムを彩る存在として、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです。

―最後に、今後の展望についてお聞かせください。

竹内 これまでの「黒子」として積み重ねてきた力を礎に、これからは「竹内製菓にしか作れないブランド価値」を世界へ届けていきたいと考えています。従業員一人ひとりが自由な発想で、誇りを持って働ける環境を整えることが、結果的にお客さまに幸せを届けることにつながると信じています。北陸のおいしいお菓子を通じて、人々の日常に小さな幸せを添え続けられるよう、一歩ずつ進化を続けてまいります。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「加賀百万石名代 蒸しきんつば(8個入)」
価格:¥750(税別) ※2026年9月1日から記載の価格に改定
店名:竹内製菓株式会社
電話:0761-73-2133(9:00~16:00※定休日を除く)
定休日:土曜・日曜・祝日
商品URL:https://www.komatsu-airport.jp/products/detail.php?product_id=1262

「北陸焦がしバターワッフルクッキー」
価格:¥800 (税別) ※2026年9月1日から記載の価格に改定
店名:竹内製菓株式会社
電話:0761-73-2133(9:00~16:00※定休日を除く)
定休日:土曜・日曜・祝日
※ご購入の際はお問い合わせください。

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

竹内裕貴(竹内製菓株式会社 代表取締役)
石川県加賀市生まれ。大学卒業後、菓子業界とは異なる異業種での社会人経験を経て家業へ入る。客観的な視点から自社の技術力を見つめ直し、2023年春に三代目の代表取締役に就任。「ブランド価値の創出」を掲げ、伝統の継承と自社ブランドの確立に情熱を注ぐ。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/竹内製菓>

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