マミーズの手作りキット「おうちでアップルパイ」、焼き立てのサクサクのパイに手作りカスタードクリームとぎっしりの信州りんごに感激!

2026/03/31

今回、編集長のアッキーが注目したのは、信州りんごがぎっしりと詰まった焼き立て「アップルパイ」を自宅で味わえるキット「おうちでアップルパイ」です。サクサクのパイにあふれんばかりのりんごと、素朴で優しいカスタードの甘みが口いっぱいに広がります。
その背景には、一人の主婦の情熱と、その思いを必死に守り抜いてきた家族の深い絆がありました。「お母さんの味」を掲げるこのアップルパイの物語を紐解きます。東京都に本社を構える、有限会社マミーズ 代表取締役の小松麻梨子氏に取材スタッフがお話を伺いました。

有限会社マミーズ 代表取締役の小松麻梨子氏

有限会社マミーズ 代表取締役の小松麻梨子氏

―まずは、マミーズの歩みと創業のきっかけについて教えてください。

小松 もともとは私の母が始めた会社です。母は4人の子どもを育てる主婦でしたが、昔からお菓子作りが得意で、中でもアップルパイは私たち兄弟が大好きな一品でした。近所の方々にも好評で、母自身も自分の作ったアップルパイのおいしさに自信があったのでしょう。私が18歳の時、母が突然「脱サラしてアップルパイ屋さんを始める」と言い出したときは、家族全員で驚きました。とにかくこの味を皆さんに食べてもらいたい、笑顔にしたいという一心だったようです。最初はお店も持てず、小さな工房を借りて作ったアップルパイを、母が自ら車で売ってまわるところから始まりました。

―現在の形になるまでには、どのような道のりがあったのでしょうか。

小松 最初は認知度もなく、本当に大変な日々でした。1995年に文京区内の自宅近くに小さな店舗を借りてからは、母の料理の腕を活かしてお弁当の注文も受けていたのです。そのお弁当に添えたカットアップルパイが評判を呼び、徐々に知っていただけるようになりました。大きな転機となったのは、有名百貨店で行われたお客さまアンケートです。「百貨店にどこのケーキがあったら嬉しいか」という問いに対して、「マミーズのアップルパイ」という声を多くいただいたそうなのです。それをきっかけに、百貨店での販売が始まり、30年にわたって全国のお客さまに「お母さんの味」を届けてきました。お店の名前も「mammies an sourire(マミーズ・アン・スリール)」で、sourireとはフランス語で「笑顔」という意味。自慢の“お母さんの味”で、ひとりでも多くのお客様を笑顔にできたら、との思いを込めました。

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母が4人の子どもたちのために焼いた、家庭の味が原点。
台東区の谷中本店、大丸東京店で販売している。

―2022年に代表を継承された際の思いをお聞かせください。

小松 母が高齢になったこともあり、2022年代表に就任しました。実質的な運営はすでに担っていましたが、就任の際は、想像をはるかに超える重圧を感じました。70名近い従業員の皆さんの生活を守り、母が築き上げてきたブランドを引き継いでいく責任の重さに「自分に務まるのだろうか」と葛藤しました。それでも私の背中を押してくれたのは、お客さまの声だったのです。「小さい頃からこの味が大好きで買いに来た」というお言葉をいただくたび、この場所をなくしてはいけない、続けていくべきだと強く思いました。社長就任の日、母にはこれまでの感謝を伝えました。今は82歳になった母も現役として夜から朝方までパイを焼き続けています。

―看板商品である「アップルパイ」は、どのようにして生まれたのですか。

小松 この商品は、まさにマミーズの歴史そのものです。始まりは、アップルパイが大好物だった私たち子どもたちを喜ばせるために、母が自宅のオーブンで焼き始めた「究極の家庭料理」でした。売るための商品として開発されたのではなく、ただ「わが子に喜んでほしい」という純粋な愛情から生まれたレシピなのです。そのため、30年経った今でもレシピの根幹は一切変えていません。特別な日の贅沢品ではなく、毎日でも食べたくなるような、素朴で安心感のある味。その「変えない勇気」こそが、多くの方に愛していただける理由だと考えています。

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直径約15cmの中ホールサイズ。世代を問わず愛される看板商品。

―材料へのこだわりについて詳しく教えてください。

小松 母がこの道を選んだのも、実は長野県産の信州りんごのおいしさに惚れ込んだからなのです。そんな信州りんごの食感をしっかり残すために、あえて大きくカット。1つの中ホールの中に1kg以上詰め込んでおり、驚くほどのボリューム感です。また、創業以来、合成着色料や保存料は一切使用していません。子どもに安心して食べさせられるものだけを使うという誓いは、今も固く守っています。以前、原材料費が高騰した時期があり、コスト削減のために質を落としてはどうかというアドバイスもいただきました。しかし、味を落としたらマミーズではなくなってしまいます。私たちは逆にりんごの量を増やし、パイ自体を大きくすることで、お客さまの満足度と品質を維持する道を選びました。

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旬のりんごを、贅沢に1kg以上も使用している。
手にのせるとずっしりとした重量感がある。

―製造工程も、手作りを貫いていらっしゃるそうですね

小松 生地の編み込みからカスタード作りまで、すべてが手作業です。既製品や機械に頼らず、人の手で丁寧に仕上げることで、家庭のキッチンで作ったような素朴で優しい温もりを大切にしています。
焼き上げも職人技で、その日の気温や湿度に合わせて1時間かけてじっくりと温度を調整しているのです。季節ごとに最もおいしいりんごの品種を使い分けるなど、一年中「旬の味」を楽しんでいただけるよう、誠実に向き合い続けています。

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カスタードクリームも自社で一から手作り。
その日の気温や湿度に合わせて職人が火加減を調整し、約1時間かけてじっくりと焼き上げていく。

―ご自身のご家庭でも、このアップルパイを楽しまれているのでしょうか。

小松 実は、私の子どもたちもマミーズのアップルパイが大好きで、今でも週に2回ほどは食べています私が時間の取れない朝に「今日はアップルパイでいい?」と出すこともあるのですが、子どもたちは喜んで囲んでくれますね。流行りのスイーツも勉強のために買って帰りますが、何度も繰り返し食べたくなるのは、やはりこの素朴な味なのだそうです。特別な日のごちそうとしてだけでなく、日常の中で心とお腹を満たしてくれる。そんな「日常の風景に溶け込む幸せ」を、多くのお客さまにも体験していただきたいですね。

―お客さまからは、どのような反響が届いていますか。

小松 「子どもの頃にお母さんが買ってきてくれた思い出の味。大人になった今もファンです」というお手紙をいただいたときは、本当に胸が熱くなりました。また、興味深いことに「もともとアップルパイは苦手だったけれど、マミーズのものだけは食べられるようになった」というお声もよくいただきます。酸味と甘みのバランスを大切にし、信州りんご本来の旨みを引き出しているからこそ、苦手意識のある方にも受け入れていただけているのかもしれません。世代を超えて愛され、食の好みを越えて笑顔を広げられることに、大きな喜びを感じています。

―その思いを込めて、取り寄せられるのが、「手作りキット」なのですね?

小松 そうです。「子どもには安全でおいしいお菓子を食べさせたい」そんなシンプルな願いを込めた、マミーズのアップルパイをもっと、全国にお届けしたいと考えたのが、ご家庭で焼き上げるためのキットです。解凍して、おうちのオーブンで焼くだけで、お店と同じ焼き立ての味が楽しめます。少し作るのは難しいけど、ご家族皆様でチャレンジしていただいても楽しめる、おうちでパイの形成から作るタイプもありますが、今回はそのまま解凍してオーブンに入れるだけの「おうちで焼くだけ版」のキットをご紹介します。

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焼く前に解凍し、卵黄を塗って、オーブンで焼くだけ!マミーズの焼き立てパイを楽しめる。

―今後のビジョンや、新しく挑戦したいことについてお聞かせください。

小松 規模を拡大することよりも、まずは今いるお客さまを裏切らない品質を維持し、従業員が誇りを持って働ける環境を整えることを最優先にしています。そのうえで、焼きたての香りをその場で楽しめるイートインスペースをより充実させていきたいという夢があります。うれしいことに、現在22歳になる私の長男が入社し、3代目を目指して修業を始めています。本人の希望で「社長の息子」であることを隠し、一従業員として現場の最前線で学んでいる最中ですが、その誠実な姿勢はとても心強く感じています。母から私、そして息子へ。時代が変わっても変わらない「お母さんの味」を、これからも守り続けてまいります。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

おうちでアップルパイ焼くだけ版・中ホール(直径約15cm)

「おうちでアップルパイ焼くだけ版・中ホール」(直径約15cm)
価格:¥2,190(税込)
店名:マミーズ・アン・スリール
電話:03-6807-6798
商品URL:https://mammies.base.shop/items/49371812
オンラインショップ:https://mammies.base.shop/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

小松麻梨子(有限会社マミーズ 代表取締役)
1975年東京都生まれ。1995年の創業時に入社し、母である創業者と共にブランドを育てる。2022年に代表取締役に就任。従業員70名を抱える組織のリーダーとして、また4人の子どもの母として、「お母さんの味」を次世代へ繋ぐべく奔走している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/マミーズ>

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