日本初!陸上養殖海藻での有機JAS認証。芳醇な香りの「あおさ」と驚きの鉄分量を誇る「海しそ」で日々の食生活に健康をプラス!

2026/03/26

今回、編集長のアッキーが注目したのは、陸上養殖海藻として日本初の有機JAS認証を取得した乾燥タイプ「有機栽培 あおさ」と「有機栽培 海しそ」です。封を開けた瞬間に広がる香りと鮮やかな色彩、そして現代女性に不足しがちな鉄分をたっぷり含んだ「本物」の味わい。そこには、これまでの海藻の常識を覆す革新的な技術が詰まっています。

背景には、看板商品を守るための切実な思いと、海の未来を救おうとする一人の社長の大きな挑戦がありました。取材スタッフが、兵庫県に本社を構える、ブンセン株式会社 代表取締役社長の田中智樹氏にお話を伺いました。

ブンセン株式会社 代表取締役社長の田中智樹氏

―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

田中 私共は、1934年(昭和9年)に醤油発祥の地である兵庫県たつの市で醤油醸造業として創業いたしました。戦後の食糧難を経て、自社の醤油で炊き上げる海苔の佃煮「アラ!」や、塩ふき昆布の「塩っぺ」といった商品が生まれ、今日まで地域の皆様に愛される看板商品となっています。昭和40年代からは「家庭の台所代行業」という考えのもと、おそうざい分野へも進出しました。90年以上の歴史の中で、醤油、佃煮、おそうざいと、時代とともに形を変えながら、常に家庭の食卓に寄り添い続けてきたのです。

看板商品「塩っぺ」や「アラ!」の発売当時の写真と創業当初の工場。
家庭の台所に寄り添い、昔懐かしい味を守り続けてきた物語は、未来の海を守る挑戦へと繋がっている。

―社長ご自身のこれまでの経歴や、社風についても教えていただけますか。

田中 大学卒業後は小売業で4年ほど勤め、その後は自ら試験と面接を受けてこの会社に入社いたしました。家業だからという理由で入社したわけではないこともあり、社内は非常にフラットな雰囲気です。役職名ではなく、私自身のことも「智樹さん」と名前で呼び合う文化があるのです。一人ひとりの個人を尊重し、現場の声を大切にする姿勢は、製品開発にも活かされています。

―「有機栽培 あおさ」の誕生には、どのような背景があったのでしょうか。

田中 きっかけは、看板商品である海苔の佃煮「アラ!」が作れなくなるかもしれないという、メーカーとしての強い危機感でした。海水温の上昇などの影響により、原料となる「あおさ(ヒトエグサ)」の生産量が1980年代のピーク時から激減し、このままでは「アラ!」の味を守れない。そう確信した私は、安定供給と品質確保のため、海ではなく「陸上」で海藻を育てるという未知の領域に挑むことを決めました。徳島文理大学の山本教授と連携し、世界初となる陸上養殖システムを実装するため「海藻ラボ」を設立したのです。成功例の少ない陸上養殖において、試行錯誤を繰り返しながらも、海の環境と特定の品種を絶やさないための「種の保存」を守り抜く決意でした。

自然の力強さをそのまま閉じ込めた、海の宝物のような一品。

「海藻ラボ」では、激減する海の資源を守るため、陸上で海藻を育てている。

―商品のこだわりや、独自の製法について詳しく教えてください。

田中 最大の特徴は、陸上養殖の海藻として日本で初めて「有機藻類JAS認証」を取得したという圧倒的な信頼性です。太平洋に面した徳島県海陽町の豊かな環境を活かし、栄養豊富な黒潮海水をろ過して使用しています。徹底した衛生管理のもと、メッシュで囲われたハウス内で育てるため、異物混入の心配がほとんどありません。また、未利用の海産物から作られた独自の発酵液肥を使い、自然環境に近い形で栄養を与えています。特にこだわっているのが「香り」です。あおさは40度近い温度で香りが飛んでしまうため、一般的な熱風乾燥ではなく「冷風」でじっくりと乾燥させる独自製法を採用しました。科学的なデータに基づき、最も香りと色が引き立つタイミングで収穫することで、農薬や化学肥料を一切使わずに海藻本来の力強さを届けているのです。

農薬や化学肥料を一切使わず、独自の発酵液肥で育つあおさ。

―おすすめの楽しみ方や、取り入れるコツはありますか。

田中 一番のおすすめは、出来立てのお味噌汁を器に入れた後、最後にパラリと加える贅沢な楽しみ方です。お椀の中でふわっと広がる磯の香りは、天然ものに勝るとも劣らない芳醇さがあります。ポイントは「お鍋でグツグツ煮込まない」ことです。熱に弱い繊細な香りを最大限に引き立てるため、ぜひ仕上げにひと振りしてみてください。このひと手間で食卓がパッと華やぎ、心まで満たされる豊かな時間を過ごしていただけるはずです。

磯の香りがふわりと広がる。
彩りの美しさと心地いい食感が、何気ない日常を少しだけ特別にしてくれる。

―実際にお客さまからはどのような声が寄せられていますか。

田中 「日本初」という客観的な認証があることで、特に、健康や環境維持を大切にされる方々から強い支持をいただいています。実際に使用された方からは「今までのあおさと香りの強さが全く違う」という驚きの声が多く届いており、私共も大きな励みになっています。また、確かな品質が認められ、百貨店やこだわりを持つレストランのプロの方々にも採用していただいております。

―もう一つの商品「有機栽培 海しそ」についても詳しく教えてください。

田中 「あおさ」が冬に育つのに対し、夏場の高水温で育つ「あかねそう」に着目して生まれたのが「海しそ」です。一つの施設で夏と冬に異なる海藻を育てる「二毛作」を実現することで、事業としての持続可能性を追求しました。日本人にはなじみの薄い「あかねそう」ですが、研究を進める中で驚くべき栄養価が隠されていることを発見したのです。現代女性に不足しがちな栄養素を、「日々の食事」で自然に届けることを目指して開発いたしました。

豚レバーやひじきを上回る鉄分を含んだ、まさに「海のスーパーフード」。
日々の食事で自然に栄養を補いたい女性の心強い味方。

―「海しそ」の栄養価や、おいしく食べるための工夫は何でしょうか。

田中 「海しそ」は、鉄分含有量が豚レバーやひじきを大きく上回る、まさに「海のスーパーフード」なのです。黒潮の恵みである地下海水だけで育て、鮮やかな赤紫色の美しさと、コリコリとした食感が特徴です。加工の段階で天然の塩味が適度に残るように工夫しており、調味料いらずで召し上がっていただけます。おすすめは、炊きたてのご飯にそのまま混ぜ込むだけの「海しそ混ぜご飯」です。お弁当の彩りにも最適で、冷めてもおいしさが引き立ちます。サプリメントではなく普段の食事から自然に栄養を摂りたいという方に、「食べる健康習慣」として提案しています。

―「海しそ」に対する反響はいかがでしょうか。

田中 日々の健康維持を意識される女性の方々から、喜びと感謝の声を数多くいただいております。私自身が食べると少し鉄分特有の風味を感じるのですが、鉄分が不足している女性の方はその癖を全く感じず、おいしく食べられるという不思議な現象も起きています。素材本来の味わいを、その時々の体調に合わせて楽しんでいただけているのかもしれませんね。「これなら子どもも喜んで食べてくれる」というお声もあり、家庭の食卓を預かる世代の皆様から厚い信頼を寄せていただいています。

―最後に、今後の展望をお聞かせください。

田中 私共の経営理念である「おいしい顔、私たちの喜びです。」という思いを、海藻という新たな分野でも体現し続けていきたいと考えています。激減する海の資源を守りながら、安定した生産体制を築くことで、日本の食文化と健康を支えるインフラを目指します。90年の歴史を背負いながら、次の100年を見据えて「海の未来」を切り拓く挑戦を、これからも止めることはありません。

―素晴らしいお話をありがとうございました!

「有機栽培 あおさ 12g / 乾燥」
価格:¥888(税込)
店名:海藻ラボ オンラインショップ
電話:0120-392-393(受付時間 10:00~17:00)
定休日:土・日・祝日
商品URL:https://kaisoulab.official.ec/items/59313200
オンラインショップ:https://kaisoulab.official.ec/

「有機栽培 海しそ 24g / 乾燥」
価格:¥888(税込)
店名:海藻ラボ オンラインショップ
電話:0120-392-393(受付時間 10:00~17:00)
定休日:土・日・祝日
商品URL:https://kaisoulab.official.ec/items/59314046
オンラインショップ:https://kaisoulab.official.ec/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

田中智樹(ブンセン株式会社 代表取締役社長)
1972年兵庫県生まれ。2014年同社代表取締役社長に就任。2018年海藻ラボ株式会社を設立。不可能と考えられてきたあおさのりの大規模陸上養殖に成功し、2023年陸上養殖では日本初となる有機藻類JAS認証を取得。持続可能な養殖システムが高く評価され、社会課題解決の優良事例として大阪・関西万博2025「ベストプラクティス」に選出される。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/ブンセン>

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