日光東照宮400年式年を祝すために開発した贅沢なカステラ。金箔の輝きと極限まで高めた卵黄の比率が織りなす「金箔入り特撰日光カステラ」

2026/03/05

封を開けた瞬間に目に飛び込んでくる、一面に散りばめられた煌びやかな金箔の輝き。そして、驚くほど濃厚な卵のコクとしっとりとした口溶け。今回、編集長のアッキーが注目したのは、「金箔入り特撰日光カステラ」です。日光観光の定番として多くの人を虜にするこの逸品は、地元・栃木県産のブランド卵を贅沢に使用。通常のカステラよりも黄身の量を3割も増やした「特撰」仕様で、保存料を一切使わず丁寧に焼き上げられています。
日光東照宮の豪華絢爛な「陽明門(ようめいもん)」をイメージした華やかさの背景には、地域の歴史を大切に思い、100年先まで続く「栃木の味」を育てようとする情熱的な物語がありました。取材スタッフが、栃木県に本社を構える昇友物産有限会社の代表取締役、小黒弘征氏にお話を伺いました。

―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。八百屋からスタートされたと伺い、意外な歴史に驚きました。

小黒 そうなんです。もともとは私の祖父が八百屋を営んでいたのですが、高度経済成長期のレジャーブームに合わせ、ドライブイン事業に将来性を見出して業態を転換したのがこの会社の始まりです。その後、福島や静岡、宮城と各地に店舗を広げるなかで、1991年頃に日光へ進出することになりました。その際、「日光を代表する看板おみやげを」という強い決意で開発したのが「日光カステラ」だったのです。
なぜ日光でカステラなのかと思われるかもしれませんが、実は歴史的に非常に深い繋がりがあります。江戸時代、オランダ商館長が将軍に献上したカステラは、日光東照宮への灯籠奉納に際して神前にも供えられた、という歴史があるのです。その歴史的ロマンを現代に蘇らせ、日光を訪れる方々に喜んでいただきたいという願いを込めて、看板商品に据えました。

多くの観光客を魅了する世界遺産の街・日光。
この地を代表する看板おみやげとして、「日光カステラ」の歩みは始まった。

―異業種から3代目として家業に戻られたそうですが、これまでのご経験はどのように活かされていますか?

小黒 大学卒業後は、玩具小売大手に入社して働いていました。家業はいずれ継ぐつもりでしたが、まずは外の世界で「商売の基本」を学びたかったのです。2006年に家業に入りましたが、異業種での経験は非常に大きな糧となっています。特にお客様をおもてなしする精神や、どうすれば「また来たい」と思っていただけるかという視点は、今の接客サービスや商品開発の根底にあります。
伝統を守ることはもちろん大切ですが、新しい視点を取り入れる柔軟さも忘れたくないと考えています。時代の変化に合わせ、常にお客様に寄り添った提案ができるよう、柔軟な組織づくりを心がけています。

―今回ご紹介する「金箔入り特撰日光カステラ」は、どのようにして生まれたのでしょうか。

小黒 日光東照宮400年式年祭という大きな節目を迎える際、その記念すべき年を祝う特別な商品として開発したのがきっかけです。400年という記念すべき年にふさわしい商品になるよう、今までにない満足感と驚きをお届けしたいと考えました。そこで、通常のカステラとは一線を画す濃厚なコクを追求し、卵の黄身の量を3割増やすという大胆な配合に挑戦したのです。
しかし、黄身を増やすと生地のバランスが崩れやすく、納得のいくしっとり感を出すまでには何度も試作を繰り返しました。ようやく完成したこの濃厚な味わいが「ひと口で幸せになれる」と大変好評をいただきまして。もともとは記念品でしたが、あまりのおいしさに「ぜひ定番にしてほしい」という熱烈なご要望を数多くいただき、今では不動の人気NO.1商品へと成長しました。

封を開けた瞬間、目に飛び込んでくるのは金箔の輝き。
「ひと口で幸せになれる」と評される濃厚な味わいが特徴。

―一面に彩られた金箔の輝きも、まさに日光らしさが詰まっていますね。素材や製法のこだわりを詳しく教えてください。

小黒 日光の象徴である「陽明門」の豪華絢爛なイメージを形にするため、日光の裏山で採れた竹を使い、金箔を散りばめています。素材にも妥協はなく、卵は栃木県産のブランド卵を100%使用。蜂蜜も、上品な香りで癖のないアカシア蜂蜜を厳選することで、しっとりとした質感と上品な甘さを引き出しています。

栃木県産のブランド卵に、こだわりのアカシア蜂蜜を使用。

熟練の職人が、その日の気温や湿度に合わせて微調整を行う真剣勝負。製造工程では、ISO14001を取得した衛生管理の行き届いた自社工場で、熟練の職人がその日の気温や湿度に合わせて微調整を行いながら焼き上げます。保存料に頼らず、卵の力だけでこれほど豊かな風味を生み出すのは職人技の賜物です。また、カステラの底に敷いた大粒のザラメも、しっとりした生地の中でいいアクセントになっています。私たちのこだわりは、口にした瞬間の「喜び」そのものにあると考えています。

―食べる人への配慮として、最初からカットされている点も、うれしいポイントです。

小黒 そうですね。お茶の時間になって美しく切り分けるのはハードルが高いので、スマートに楽しんでいただきたいという思いから、あらかじめ10切れにカットした状態でお届けしています。少しでも手軽に贅沢な時間を味わっていただきたいですからね。
この商品は、自分へのご褒美として、また大切なご家族との団らんの時間に、お気に入りのコーヒーや緑茶を淹れて楽しんでいただくのにぴったりです。リッチな味わいは、小さなお子様からご年配の方まで、どなたにでも喜んでいただけます。親戚が集まる席や、お世話になった方への贈り物としても、「失敗しないお取り寄せ」として自信を持っておすすめできます。

あらかじめ10切れにカットされているため、包丁いらず。
サイズは小(左)と大(右)の2種類から選べる。

―日光東照宮への奉納品という点でも、高い信頼を感じます。お客様からはどのような声が届いていますか。

小黒 日光東照宮へ奉納させていただいていることは、私たちにとって最大の誇りであり、同時に品質を維持し続けるための強い責任感の源でもあります。「プロが選ぶ観光・食事、おみやげ施設100選」の部門で全国5位に選んでいただけたことも、地道な努力が認められた結果だと感じています。
特に心に残っているのは、「お正月に実家へ帰る時は、必ず日光カステラを買って家族みんなで食べるのが、わが家の恒例行事なんです」というお客様の言葉です。世代を超えて愛され、家庭の温かな思い出の一部になれていることは、作り手としてこれ以上の喜びはありません。格調高さは保ちつつも、どこかホッとする「家庭の団らんの味」であり続けたいと切に願っています。

―最後に、今後の展望をお聞かせください。新しい挑戦も始まっているそうですね。

小黒 日光カステラが誕生して約40年。私たちの目標は、100年、200年先まで「栃木銘菓」として愛され続け、日光の食文化そのものを支える存在になることです。その挑戦の一環として、2025年3月には抹茶専門店「日光茶壺(にっこうちゃつぼ)」をオープンしました。伝統的なカステラという軸は守りつつ、抹茶のクレープや新しい和のスイーツを通じて、若い世代の方々にも日光の魅力を多角的に伝えていきたいと考えています。
観光で訪れる方はもちろん、地元・栃木の方々にも誇りに思っていただけるような、日光の歴史と未来を繋ぐお菓子作りを続けていきます。私たちの商品を通じて日光の豊かな物語に触れ、この土地を訪れる楽しみが次世代へと引き継がれていく。その一助になれるよう、これからも真心を込めて精進してまいります。

2025年3月オープンの「MATCHA CAFE 日光茶壺(ちゃつぼ)」。
カステラで培った「素材へのこだわり」は、新しい和スイーツにも息づいている。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「金箔入り特撰日光カステラ(小) 10切れ」
価格:¥1,620(税込)
店名:日光カステラ本舗オンラインショップ
電話:0288-53-6171(9:00~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://online-nikko-castella.jp/?pid=182371595
オンラインショップ:https://online-nikko-castella.jp/

「金箔入り特撰日光カステラ(大) 10切れ」
価格:¥3,200(税込)
店名:日光カステラ本舗オンラインショップ
電話:0288-53-6171(9:00~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://online-nikko-castella.jp/?pid=182370169
オンラインショップ:https://online-nikko-castella.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

小黒 弘征 (昇友物産有限会社 代表取締役)
1982年栃木県生まれ。大学卒業後、玩具小売大手「トイザらス」にて接客や流通の最前線を経験。2006年に3代目として家業の昇友物産有限会社に入社。2019年に代表取締役に就任。日光東照宮の歴史を背景とした「日光カステラ」の品質向上に努めるとともに、2025年には抹茶専門店「日光茶壺」を展開するなど、伝統と革新を融合させた地域活性化に尽力している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/昇友物産>

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