
黄金比の特製タレとやわらかい太麺の「伊勢うどん」と、真珠塩・伊勢海老・あおさにこだわる「かりんとう」
2026/02/25
今回、編集長のアッキーが注目したのは、こだわりの甘じょっぱいタレと太麺の相性が抜群の「ゑびやの伊勢うどん」と三重を象徴する3つの味わいを詰め合わせた「ゑびやのかりんとう」です。お伊勢参りの賑わいを感じる門前町(もんぜんまち)で、100年以上続く老舗が手がける「新しい伊勢の味」。社長自らが理想の味を追求して開発した伊勢うどんは、これまでのイメージを覆すような驚きに満ちた逸品です。また、真珠の塩や伊勢海老など、三重の海の恵みを詰め込んだ彩り豊かなかりんとうは、細部にまで地域の伝統が宿る逸品です。
その背景には、「外からの視点」で伊勢の宝物を再発見し、地域の循環を守ろうとする情熱的なストーリーがあります。取材スタッフが、三重県伊勢市に本社を構える有限会社ゑびや 代表取締役の小田島春樹氏にお話を伺いました。

有限会社ゑびや 代表取締役の小田島春樹氏
―100年以上の歴史を持つ「ゑびや」の歩みについて教えてください。
小田島 私たちの店は「おはらい町」と呼ばれる伊勢神宮・内宮の鳥居前町(とりいまえちょう)にあり、100年以上にわたって食堂を営んできました。
私が家業を引き継ぐ際にルーツを調べたところ、大正7年の文献に「ゑびや」の名前を見つけました。驚いたのは、そこには「西洋料理」と記されていた点です。 当時の最先端を取り入れ、新しい価値を提供していたという歴史は、私たちのアイデンティティになっています。




伊勢神宮・内宮の鳥居前町「おはらい町」で、100年以上の歴史を刻む「ゑびや大食堂」。
松阪牛、伊勢海老、あわびなど、贅沢な食材でおもてなし。隣接する「ゑびや商店」では、三重のおみやげを購入できる。
―社長ご自身は通信系企業から、社長になられた経緯を伺えますか。
小田島 私は北海道出身で、以前は東京の通信系企業に勤めていました。結婚後もしばらくは東京で働いていましたが、妻の実家の家業である店舗にテナントを導入する話が持ち上がり、それを機に三重へ移り住みました。
当初は妻の実家の家業を継ぐこと自体に強いこだわりがあったわけではありませんでした。むしろ、客観的に状況を分析して「廃業」も視野に入れて整理しようと考えていたのが本音でした。
しかし、実際に店に立ってデータを見ていくうちに、伊勢という土地が持つ真の価値や可能性に気づかされました。データの活用と地域の伝統を掛け合わせれば、もっと面白いことができるはずだと。
最初はフラットな視点からのスタートでしたが、だからこそ地域の宝物を再発見できたのだと思います。これまで培ってきた論理的な視点を活かして、今の時代に誇れる店を作ろうと考えました。
―「ゑびやの伊勢うどん」の開発は、どのような思いから始まったのでしょうか。
小田島 実は、初めて伊勢うどんを食べたとき、もっとポテンシャルを引き出せるのではないか、現代の嗜好に合う味を追求できるはずだという、ある種の期待を抱いたのが開発の原点なんです。
伊勢の伝統的な味を大切にしながらも、誰もがおいしいと感動する理想のタレを作りたいと考えたのです。醤油の味わいを軸に、まずは納得のいくお店の味を完成させるべく、自社で徹底した研究を重ねました。
素材本来の旨みを引き出すことで、麺とタレが絶妙に絡み合う「甘じょっぱさの黄金比」を突き詰めたのです。そうして生まれた店舗自慢の味を、お取り寄せでも忠実に再現できるよう、品質管理に細心の注意を払ってお届けしています。
これまでの伊勢うどんに馴染みがなかった方にこそ、ぜひ手に取っていただきたい自信作ですね。

お湯を沸かすだけで、本場・伊勢の老舗の味が自宅で再現できる「ゑびやの伊勢うどん」。
―その究極のタレと麺のこだわりについて、さらに詳しくお聞かせください。
小田島 私たちは、醤油の旨みを最大限に活かすよう、タレの設計に科学的なアプローチを取り入れています。データ分析と職人の勘を融合させることで、何度でも食べたくなる「クセになる味」を再現しました。
この濃厚でまろやかなタレが、ふんわりとした太麺に絡みつく絶妙な一体感を楽しんでいただけます。また、パッケージデザインにもこだわりました。
伊勢の清らかな空気感と端正な美学を表現したデザインは、ギフトとしても喜ばれています。三重の豊かな自然が育んだ原材料を使い、徹底した品質管理のもとでお届けしています。

伊勢の端正な美学を表現したパッケージは、中身のこだわりを象徴するような上品なデザイン。
―おうちでおいしく食べるためのコツや、おすすめのアレンジはありますか?
小田島 一番のコツは、あえて長めに茹でることです。おすすめの茹で時間は2分半~3分間程。お店のような「ふわもち食感」を再現するために、たっぷりのお湯でじっくり茹でてみてください。
定番の楽しみ方は、濃厚なタレをマイルドに味わう「月見伊勢うどん」ですね。生卵を絡めると、贅沢な味わいが広がります。
また、私のおすすめは「焼きうどん」へのアレンジです。ごま油とたっぷりの野菜を加えて炒め、仕上げにこの特製タレを絡めると、香ばしさが引き立ち、驚くほどおいしいですよ。ぜひお好みのお召し上がり方で、伊勢の味に浸っていただきたいですね。

シンプルだからこそアレンジも自在。
―続いて「ゑびやのかりんとう」について伺います。三重の海の恵みを活かした商品ですね。
小田島 「三重の魅力を、もっと手軽に持ち帰ってほしい」という願いから、手のひらサイズの贈り物として開発しました。味わいとしては、真珠塩、伊勢海老、あおさという、三重を象徴する3つのバリエーションを用意しました。
中でも特にこだわったのが「真珠塩」です。真珠の養殖過程で廃棄されるはずだった「クズ玉」と呼ばれる真珠の層を、有効活用できないかと考えました 。そこで、真珠を海水と一緒に焚き上げることでまろやかな塩を作る業者さんと連携し、新たな調味料として形にしたのです。地域の未利用資源に新しい価値を見出す、サステナブルなものづくりを大切にしています。

三重を代表する3つの味をかりんとうに。
中でも「真珠塩」は、真珠と海水を一緒に焚き上げた希少な塩を使い、まろやかで奥深い後味を実現している。
―フレーバーそれぞれの魅力と、こだわりのポイントをさらに詳しく教えてください。
小田島 「伊勢海老かりんとう」は、伊勢海老の殻の粉末を使用することで、海老特有の力強く香ばしい風味を極限まで引き出しています。袋を開けた瞬間に広がる磯の香りは、まさに三重の海そのもの。噛むほどに凝縮された旨みが広がり、甘さの中に感じる絶妙な塩気が後を引きます。
「真珠塩かりんとう」は、真珠の輝きをそのまま閉じ込めたような、まろやかで奥深い塩味が特徴です。角のない優しい塩味がかりんとうの甘みを引き立て、洗練された大人の味わいに仕上がっています。
そして「あおさかりんとう」には、三重県産の良質なあおさを贅沢に練り込みました。鮮やかな緑色は見た目にも美しく、口に含んだ瞬間にふわりと広がるあおさの香りが、お茶の時間をより豊かなものにしてくれます。
パッケージにも地域の伝統を込め、三重の伝統工芸品である「伊賀くみひも」を一つひとつ手作業で結びました。さっぱりと軽い食感で、3種類それぞれに異なる三重の物語が詰まっています。自分へのご褒美はもちろん、大切な方へ地域の文化を贈る手みやげとしても大変好評をいただいています。



甘じょっぱさが癖になる「伊勢海老かりんとう」、洗練された大人の「真珠塩かりんとう」、お茶請けにぴったりな「あおさかりんとう」。
パッケージには、三重の伝統工芸品「伊賀くみひも」が手作業で結ばれている。
―伝統とITを融合させた独自のスタイルに注目が集まっていますが、お客様や周囲の反応はいかがですか。
小田島 ありがたいことに、私たちの取り組みを「世界一ITを駆使した食堂」としてメディアでご紹介いただく機会も増え、店舗には連日多くのお客様が訪れています。 それとともに、伊勢の味を自宅でも楽しみたいという全国のお客様からのオンラインショップへのご注文も増えました。
データ経営によって徹底的に無駄を削ぎ落とし、品質を高めてきたからこそ、お取り寄せでも最高級の味を安定してお届けできていると自負しています。その姿勢が、お客様の信頼に繋がっていれば嬉しいです。
また、地元の皆さんからも「ゑびやの商品なら、自信を持って伊勢のおみやげとして渡せる」という温かいお言葉をたくさんいただいています。お伊勢参りの思い出をご自宅で振り返るきっかけになったり、贈られた方が伊勢に思いを馳せてくださったり。そんな満足度の高い体験をお届けできていることが、私たちにとって何よりの励みになっています。


独自のデータ分析サービスで、売上や客層などを分析。革新的な技術も注目を集め、食堂は連日多くの人で賑わう。
―最後に、これからのビジョンについてお聞かせください。
小田島 私たちは商品を通じて、地域内での経済循環を生み出すサプライチェーンの構築を目指しています。自分たちが儲かるだけでなく、地元の原材料を使い、地域全体が良くなる仕掛けを次々と形にしていきたい。
観光地としての伊勢を、単なる消費の場ではなく、お客様の心の琴線に触れる「アトラクション」のような場所にしたいという夢があります。
私たちの商品を手にしていただくことが、伊勢の未来を支えることにも繋がります。ぜひ、お取り寄せを通じて、伊勢の新しい息吹を感じていただければと思います。
―素敵なお話をありがとうございました!

「ゑびやの伊勢うどん」
価格:¥750(税込)
店名:wyEBIYA
電話:0596-63-5135(9:30~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://ebiyashop.stores.jp/items/5a8f9b673210d553e700814f
オンラインショップ:https://ebiyashop.stores.jp/

「ゑびやのかりんとう(伊勢海老)」
価格:¥450(税込)
店名:wyEBIYA
電話:0596-63-5135(9:30~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://ebiyashop.stores.jp/items/5c3580ae1444486f8b4b5e1d
オンラインショップ:https://ebiyashop.stores.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
小田島春樹(有限会社ゑびや 代表取締役)
1985年、北海道生まれ。大学卒業後、大手通信企業に入社。2012年に妻の実家である「ゑびや」へ入社し、店長、専務を経て代表取締役社長に就任。ITやデータ分析を活用した経営改革を行い、12年間で利益を80倍に成長させた。2018年には株式会社EBILABを設立し、飲食・小売業向けのDX支援も手がける。著書に『仕事を減らせ。 限られた「人・モノ・金・時間」を最大化する戦略書』がある。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/ゑびや>




























