
顔、髪、全身のお手入れに!モロッコから届くクレイマスク「ガスール固形」と希少な美容オイル「ナイアード アルガンオイル」
2026/02/20
今回、編集長のアッキーが注目したのは、水に溶かすと滑らかなクリームに変わるクレイマスク「ガスール固形」と希少な美容オイル「ナイアード アルガンオイル」です。
モロッコから届くこれらのアイテムには、肌に天然のいいものを、そして地球環境への配慮や社会への貢献を大切にするるために、現地・モロッコに自社工房を構え、採算度外視で純粋さを追求する、真摯なものづくりがありました。取材スタッフが、東京都に本社を構える、株式会社ナイアードの代表取締役社長、久保 良之氏にお話を伺いました。

株式会社ナイアード 瑞穂工場。
―まずは、御社の歩みと化粧品事業を始められたきっかけについて教えてください。
久保 私たちの始まりは、製薬会社やオーガニック店の商品を小口にパックして消費者に届ける配送会社だったのです。いわば裏方の仕事ですね。設立メンバーの一人が大変な旅行好きだったのですが、彼が世界中を飛び回る中で、インドで見つけてきた「ヘナ」が大きな転機となりました。天然の髪染めとして使われていたヘナを日本でも紹介できないかと考え、自ら販売をスタートしたのが、今の事業の原点です。自分たちが本当にいいと思ったものだけを、確かな品質で届けたい。配送業で培った「確実なものを届ける」という誠実さが、現在の徹底した品質管理の礎となっています。



設立メンバーがインドで見つけた「ヘナ」がきっかけで始まった化粧品事業。
―社長ご自身は、当初からこの業界に関心をお持ちだったのでしょうか。
久保 実を言うと、私は全くの異業種から1992年に入社しました。弊社は当時すでにモロッコでの事業を本格化させていましたが、当初はモロッコへ行くことさえ不安を感じていたほどで、初めて現地に降り立ったときは期待よりも戸惑いの方が大きかったですね。しかし、現地のスタッフや生産者たちと接する中で、彼らの嘘のないものづくりと、温かな人柄に深く感銘を受けたのです。彼らが大切に守ってきた文化や素材を、そのまま日本に紹介したい。そう強く思うようになりました。今では現地のスタッフを家族のように大切に思い、人との絆を何よりも重視して事業を考えています。
―はじめにクレイマスク「ガスール固形」について教えてください。
久保 「ガスール固形」は、モロッコで古くから石鹸のように使われてきたクレイ(粘土)「ガスール」の泥パックになります。クレイの吸着力が肌、毛穴の汚れを取り除きます。またマグネシウム、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれていて、パックだけでなく、洗顔や洗髪、全身の洗浄にも使え、しっとりなめらかに洗い上げます。

水を吸い込んでふっくらと膨らむ泥。その瑞々しく滑らかな肌触りは、一度知ると忘れられない心地よさ。

モロッコで古くから石鹸のように親しまれてきたクレイ「ガスール」。
固形タイプと粉末タイプの2タイプ。
―モロッコの自社工房で製造されているのですね。
久保 かつては加工済みの原料を仕入れて販売していたのですが、品質をさらに極めるために、2004年にモロッコに自社工房を設立しました。きっかけは、現地スタッフのお母さんが、家族のためのクレイを、家庭で粘土を水で溶かしては丁寧に不純物を取り除く姿を目にしたことです。その泥があまりにも滑らかで、これこそが本物だと確信しました。その深い愛情と手間を惜しまない製法を、そのまま製品化しようと決意したのです。伝統的な現地の知恵を、手間を惜しまず再現するための挑戦。モロッコの大地が育んだ、100%天然のクレイとしての誇りを持って商品づくりに取り組んでいます。使う人の肌だけでなく、現地の文化を守ることにも繋がると考えています。
―不純物を取り除く工程には、並々ならぬこだわりがあるとお聞きしました。
久保 地下深くから採掘された原石を現地の地下水で溶かし、特注のフィルターで何度もろ過を繰り返します。驚かれるかもしれませんが、最終的に製品として残るのは、元の原料のわずか「2割」程度。残りの8割を捨ててでも、肌に触れる瞬間の極上の滑らかさを優先する。これこそが私たちの「引き算のこだわり」です。洗浄料や防腐剤などの添加物を一切使わず、太陽と風の力だけで乾かして仕上げることで、肌を傷つけない清らかな泥が生まれます。日本の厳しい品質基準と現地の伝統製法が融合した、唯一無二のクオリティだと考えています。

不純物をろ過し、太陽と風の力で乾かして仕上げる。
―使い方を教えてください。
久保 固形のガスールに2倍の水を加え、静かに待つ2分間。この時間を、ぜひ静寂に包まれるような、穏やかな時間として楽しんでいただきたいですね。泥がゆっくりと水を抱き込み、ふっくらとしたペーストに変わる様子を眺めるのは、至福のひとときです。フェイスパックとしてはもちろん、洗髪や全身の洗浄にもお使いいただけます。日々の生活を一度リセットし、自分自身を丁寧にケアする「週末の儀式」として取り入れていただければ、心まで潤いで満たされるはずですよ。



「ガスール」を2倍の水で溶かしてなめらかなペーストにして使う。
―長年愛用されているファンも多いと伺っています。
久保 四半世紀近くにわたり、口コミだけで大切に育てていただいた商品です。「新商品のペーストタイプも便利だけれど、やっぱりこの固形が落ち着く」と戻ってこられるリピーターの方もいらっしゃいます。流行に流されず、20年後の自分にも使い続けたいと思わせる普遍的な価値があると信じています。初めて手に取る方にとっても、この長く愛されているという事実は、何よりの安心材料になるのではないでしょうか。
―続いて「ナイアード アルガンオイル」について伺います。この一滴には、どのような思いが込められているのでしょうか。
久保 モロッコの限られた地域にしか自生しないアルガンの実は、砂漠の過酷な環境を生き抜く強い生命力を持っています。その希少な恵みを製品化したのが、2014年のことです。私たちは単なる美容オイルとしてだけでなく、現地の女性たちの自立支援という願いを込めて、彼女たちと協力し合いながら製品化を実現しました。この黄金のオイルが、作る人と使う人を繋ぐ架け橋になればと考えています。



「モロッコの黄金」と称されるアルガンオイル。
―品質を守るために現地で守っているルールや、使い心地の特徴について教えてください。
久保 アルガンの実は完熟して自然に木から落ちたものにこそ豊かな栄養が蓄えられます。そのため、高い品質を守る目的で、枝から直接未熟な実をもぎ取ることは禁止されており、自然に落ちた完熟の実だけを収穫します。さらに、一度動物が口にしたアルガンの種子は不快な臭いの原因になるため一切使えません。そのため、現地の収穫に関わる生産者同士がルールを守っているかを確認し合うなど、現地独自の厳しいルールを徹底しています。
非常に硬いアルガンの種の中から、石を使って手作業で「仁(じん=種子の中にある核)」を取り出す工程は、気が遠くなるほどの手間がかかります。この希少な素材を熱伝導による酸化を防ぐ『低温圧搾』で抽出することで、成分を壊さず100%ピュアな状態を維持しているのです。こうして抽出したオイルは角質層への浸透が非常に早く、さらりとした触感で肌をふっくら整えてくれます。搾油を行う女性たちの手が、驚くほど美しく整っていることが、その効果の何よりの証明ですね。


枝から直接もぎ取らず、自然に落下した完熟の実だけを使う。
気が遠くなるような手作業を経て生まれる希少なオイル。
―「モロッコの黄金」と称されるその実力は、成分的にも裏付けがあるのですね。
久保 オリーブオイルを凌ぐ豊富なビタミンE(トコフェロール)を含んでおり、スキンケアにこだわる方々からは、ブースター(導入液)としても高い支持をいただいています。化粧水の後に一塗りするだけで、翌朝の肌の柔らかさが変わる喜びを感じていただけるはずです。また、地球環境への配慮や社会への貢献を大切にする方々からも、深い共感をいただいています。
―最後に、これからの展望についてお聞かせください。
久保 2025年秋、東京・瑞穂町に自社設計の新しい工房を設立しました。これにより製造のクオリティをさらに高め、日本と現地の技術を融合させる新たな挑戦が始まります。今後もモロッコやネパールの生産者と共に歩み、彼らの暮らしと日本の皆さんの美しさを同時に支えていきたいですね。作る人、使う人、その間に立つ自分たちという三方の幸せを追求し続けることが、私たちの使命だと考えています。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「ガスール固形(150g)」
価格:¥770(税込)
店名:naiad ONLINE SHOP
電話:042-552-8960(9:00~17:00※土日祝日を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.naiad.co.jp/products/ghassoul/index.html
オンラインショップURL:https://www.naiad-onlineshop.com/

「ナイアード アルガンオイル(30ml)」
価格:¥3,740(税込)
店名:naiad ONLINE SHOP
電話:042-552-8960(9:00~17:00※土日祝日を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.naiad.co.jp/products/arganoil/index.html
オンラインショップURL:https://www.naiad-onlineshop.com/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
久保 良之 (株式会社ナイアード 代表取締役社長)
1992年に入社。2010年に同社代表取締役社長に就任。 世界各地の伝統素材に光を当て、現地の人々と共に汗を流すものづくりを実践。海外(モロッコ、ネパール)の女性自立就労支援活動にも注力し、素材の力と現地の文化を日本へ届ける活動を続けている。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中 香花 画像協力/ナイアード>




























