
油分控えめでサクッと軽い!米粒成形のオリジナル製法の「おこげ揚げ餅」と「七宝あられ」
2026/02/05
今回、編集長のアッキーが注目したのは、米粒の形をそのまま残したサクサクと軽い「おこげ揚げ餅 醤油」と、一つひとつ手作業で詰められた「七宝あられ」です。
ずっと食べ続けても飽きがこない、軽やかな食感のおせんべい、そのおいしさの背景には、大手有名ブランドの商品開発も手掛ける確かな技術力と、「安売りはしない」という品質への強いこだわりがありました。取材スタッフが、製造元の東京都に本社を構える、株式会社カマキューの専務取締役、上原広貴氏にお話を伺いました。

株式会社カマキュー 専務取締役の上原広貴氏
―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。
上原 創業は1927年(昭和2年)です。せんべい・あられ一筋に歩み、もうすぐ100周年を迎えます。「まさご」というロングセラー商品があり、それが会社の成長を支えてきました。戦後の混乱期や時代の変化を乗り越え、現在は父が社長として製造部門を、私が専務として販売部門を見るという形で、効率的かつ専門的な体制で米菓作りを続けています。約100年という長い歴史の中で培われた技術が、現在の「おこげ」をはじめとする商品作りの土台となっていますね。



飯能工場、越生工場の直売店では、選りすぐりのせんべいやあられを購入できる。
―専務ご自身は、一度他社で修業されてから家業に戻られたそうですね。
上原 はい。大学卒業後、新卒で日用雑貨の卸売会社に入社し、3年間修業しました。そこでメーカーから小売店への流通や、お店の棚割りの仕組みなどを徹底的に学びました。
ここでは、激しい価格競争や、売れない商品は淘汰される厳しい現実を目の当たりにしました。その経験から、商品の価値そのものを下げないよう「安売りはしない」という強い信念を持つようになったんです。2016年に家業へ戻ってからは、製造と販売のバランスを取りながら、品質を落とさずにコストを抑える工夫を日々重ねています。
―今回ご紹介する「おこげ揚げ餅」の特徴は?
上原 実は、一般的なあられ作りとは少し異なる製法で開発した商品なんです。通常、あられやせんべいは、もち米を蒸して餅にし、それを冷やし固めてから切って乾燥させるという工程を踏みます。しかし、この「おこげ」は、もち米を潰さずに丸粒のまま成形するという、非常に難しい技術に挑戦しました。この特殊な製法は、全国でも数社しか扱っていないと聞いています。私たちだけのオリジナリティあふれる商品だと自負しています。

米粒をそのまま成形、「ザクッ、ホロッ」と崩れる独特の口当たりが特徴。
通常の揚げ餅に比べて油分を抑えている。
―「おこげ揚げ餅」ならではの、おいしさの秘密を教えてください。
上原 最大の特徴は、もち米を潰さず丸粒のまま成形することで生まれる、米と米の間の「隙間」ですね。揚げ餅でありながら、この隙間から油が抜けるため、一般的な商品に比べて油分を抑えることができ、これが「油もたれしない軽さ」の理由です。
ただ、この絶妙な隙間を保ったまま、形を整えるのは至難の業なんです、凝固剤などを使わずにお米本来の粘着力だけで固めるというこだわりがあるからこそ、もち米選びは非常に重要です。粘りやコシが強すぎても弱すぎても、理想の形には仕上がりません。そうして厳選した結果、現在使用しているもち米にたどり着きました。
味付けには、濃口醤油とたまり醤油をブレンドした秘伝のタレを使い、揚げたての熱々の生地に「ジュッ」とかけることで、香ばしさを際立たせています。
「サクッ」というよりは、「ザクッ、ホロッ」と口の中で崩れるような、お米本来の粒感と余計なものが混ざっていない素材そのもののおいしさを感じていただけると思います。

原料のもち米。

もち米を餅にせず、丸粒のまま成形する製法は、全国でも数社しか実現できない。
―お客様からはどのような反響がありますか?
上原 「油っこくないので、一袋をあっという間に食べてしまう」という嬉しいお声をよくいただきます。揚げ菓子特有の重さがないので、お子様からご年配の方まで、つい手が止まらなくなってしまうようです。おやつとしてはもちろんですが、お酒のおつまみとしても相性がいいですし、ちょっとした集まりで配っても喜ばれる商品だと思います。
―御社は、有名ブランドの商品開発も手掛けていらっしゃると伺いました。
上原 はい。プライベートブランド商品の製造も数多く手掛けています。名だたる各社にお声がけいただけるのは、私たちのモノづくりを信じてくださっているからこそ。大変光栄であると同時に、身の引き締まる思いです。中には、OEM商品で味を知り、その味が忘れられずにわざわざ遠方から工場の直売店まで「カマキューの味」を求めて買いに来てくださるファンの方もいらっしゃいます。
―もう一つのご紹介商品、「七宝あられ」についても教えてください。
上原 こちらは、贈答用や手みやげとしてのニーズに応えるために開発された、弊社の人気ギフトシリーズです。「七つの宝」という名の通り、一袋で7種類の異なる味わいが楽しめる贅沢な構成になっています。海苔巻き、エビ、ザラメ、黒ごまといった、バラエティ豊かなあられを詰め合わせているので、どれから食べようか迷う楽しさがあると思います。


一袋でさまざまな味わいが楽しめる贅沢な構成。
手みやげとして配りやすいサイズ感も魅力。
内容:焼きおにぎりせん、ざらめおかき、海苔巻き、角黒胡麻、おかき小落花、えび桜、小菊の7種類。
―こちらの商品のこだわりや、おすすめの味を教えてください。
上原 実は、7種類のあられをトレイに並べる工程は、機械ではなくすべて手作業で行っているんです。ギフト商品ですから、少しでも割れていたり欠けていたりするものは入れたくありません。機械では判別できない細かな欠けも、人の目で厳しくチェックし、きれいなものだけを詰めることで、贈り物としての品格を守っています。私のおすすめは「焼きおにぎり風味(醤油味)」ですね。個包装で見栄えもよいため、お中元やお歳暮、帰省の手みやげなど、失敗したくない大切なギフトシーンに最適だと思います。

一袋ずつ丁寧に詰められたあられには、作り手の心が宿る。
―長年愛され続けている理由がわかります。
上原 おかげさまで、どの世代にも受け入れられやすい味と品質で、ロングセラーギフトとして定着しています。いただいた方が「おいしかったから」と、今度はご自身で買い求めに来られることも多いんです。
―最後に、もうすぐ創業100周年を迎えるにあたり、今後の展望をお聞かせください。
上原 常にこだわり続けてきた製法や味を守りながら次の世代へしっかりとバトンをつないでいきたいという思いがあります。私たちは、無理に規模を拡大するつもりはありません。むしろ、大手メーカーにはできないような手間のかかる仕事や、ニッチな分野であっても「知る人ぞ知る名メーカー」として、長く愛される存在であり続けたいと考えています。独自性のある商品作りを通して、これからも日本の食文化に貢献していきたいですね。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「おこげ揚げ餅 醤油味」
価格:¥432(税込)
店名:こだわり米菓 釜久
電話:03-5375-9011(09:00 ~ 16:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/kamakyu/100000021/
オンラインショップ:https://www.rakuten.ne.jp/gold/kamakyu/

「七宝あられ 27袋」
価格:¥3,999(税込)
店名:こだわり米菓 釜久
電話:03-5375-9011(09:00 ~ 16:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/kamakyu/100000030/
オンラインショップ:https://www.rakuten.ne.jp/gold/kamakyu/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
上原広貴(株式会社カマキュー 専務取締役)
1991年東京生まれ。株式会社PALTACに入社し、3年の修業期間を経て2017年に株式会社カマキューへ入社。2023年に同社専務取締役に就任。営業、新商品開発、ネット通販事業活動にも注力している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井 ちあき 画像協力/カマキュー>




























