
“長焼き・カット・きざみ”で楽しみ方は無限大。お客様の声から生まれた「国産うなぎの3種お楽しみセット」
2025/09/02
今回、編集長のアッキーが注目したのは、食べたい量やシーンに合わせて楽しめる「国産うなぎの3種お楽しみセット」です。うなぎの産地ブランドが確立されていない和歌山県から、全国に多くのファンを持つ川口水産株式会社。その背景にある品質への徹底したこだわりと、お客様に寄り添う商品開発の物語について、代表取締役社長の川口泰史氏に取材スタッフが詳しくお話を伺いました。

川口水産株式会社 代表取締役社長の川口泰史氏
―貴社の沿革についてお聞かせください。
川口 1975年にうなぎ蒲焼き専門の製造業として父が創業しました。元々は養鶏業でしたが、うなぎ事業に専念するため社名を川口水産に変更し、1988年に株式会社化しています。2004年からはECサイトでの販売も開始しました。

本社前に併設されている「うなぎ屋かわすい 飲食店」。その日の朝に捌いたうなぎを冷凍せずに持ち帰りできる。
―川口社長は、どのような経緯で社長に就任されたのでしょうか。
川口 大学卒業後、実はどこにも就職せず、2年近くバックパッカーとして海外を放浪していました。当時はスマートフォンも当然なく、親との連絡は手紙が中心でした。帰国後、父が創業した弊社に入社しましたが、家業を継ぐという考えはまったくありませんでした。むしろ、何か違うことをしたいと思っていたくらいです。しかし、私が入社して数年後、27歳のときに父が急逝しました。そこから右も左もわからないまま、いきなり会社を継ぐことになったのです。
―会社を継いでからは、どのような取り組みをされてきたのでしょうか。
川口 父の急逝により、まったく想定していなかった突然の事業承継でした。当時は、スーパーなどの量販店への卸売がほぼ100%。和歌山にはうなぎの産地ブランドがないため、静岡や浜名湖のようなブランド力を持つ他社とどう戦っていくかが大きな課題でした。
そこで活路を見出したのが、2004年に始めたインターネット通販です。産地ブランドに頼らず、「かわすいのうなぎ」としてお店のブランド力で勝負しようと考えました。一度食べて「ここのうなぎは間違いない」と感じていただき、次も選んでもらえるよう、品質をとことん追求し、「選ばれない理由をなくしていく」という地道な努力を続けています。
―今回ご紹介する「3種お楽しみセット」は、どのようにして生まれたのでしょうか?
川口 「カットうなぎ」は、お客様の声から生まれたものです。もともとうなぎは長いままの「長焼」が主流でしたが、主婦の方から、「1人では1本食べきれない」「冷凍庫から出して少しだけ使いたい」という声をいただきました。それをきっかけに、1食分ずつ真空パックにしたのが始まりです。細かく刻んだ「きざみうなぎ」は、加工中に出てしまう形が崩れてしまったものなどを無駄にせず、おいしく食べていただくために考案しました。タレと一緒にパックすることで、手軽にひつまぶしなどが楽しめます。



丼にしたり、ひつまぶしにしたりと、個性の楽しみ方は様々。
長焼き(上)、蒲焼カット(中央)、きざみうなぎ(下)。
―味の決め手となるタレにも、特徴があるそうですね。
川口 はい。実は、多くのうなぎ加工業者はタレを外部の専門メーカーに製造委託していますが、弊社では自社でタレを作っています。これも先代からの縁で、廃業されるタレメーカーの方を弊社に迎え入れ、タレの製造部門を立ち上げたのが始まりです。何かを狙って始めたわけではなく、偶然の出会いがきっかけでした。しかし、他社にはない独自の味を追求できるこの自家製タレこそが、今では「かわすいの味」の核となり、ブランドを支える大きな存在になっています。
―多くのお客様に支持される「かわすいのうなぎ」。そのおいしさの秘密はどこにあるのでしょうか。
川口 一般的にうなぎへのクレームで多いのが、「皮が硬い」「泥臭い」「骨が多い」という3点です。特に泥臭さは、一度でも経験するとうなぎ自体が嫌いになる原因にもなってしまいます。私達はこの「選ばれない理由」を徹底的になくすことにこだわっています。
そのために、仕入れたうなぎはロットごとに専門の検査員5名が必ず試食し、泥臭さがないか厳しくチェックします。少しでも問題があれば、餌を与えずにきれいな水で数日間泳がせる「立て場」という工程を経て、臭みを抜いてから加工に回します。非常に手間がかかりますが、このひと手間がおいしさの根幹です。

厳しい品質管理がおいしさを支える。

熟練の職人技で焼き上げる。
―御社の強みはなんですか?
川口 弊社では、あえて産地を一つに絞っていません。うなぎの品質は、季節や時期によって産地ごとにばらつきが出ます。私たちはその時々で最もいい状態の国産うなぎを全国から選りすぐって仕入れることで、常に高い品質を維持しています。産地ブランドではなく「かわすいブランド」で勝負すると決めたからこそできる、私たちの強みです。お客様から「うなぎは苦手だったけれど、ここのうなぎなら食べられる」という声をいただくのが、何よりもうれしいです。

タレはすべて自家製!試行錯誤を重ねた、まさに「かわすい秘伝のタレ」。
―ご家庭でいただく際に、よりおいしくなるおすすめの食べ方はありますか?
川口 パッケージの裏にも記載しているのですが、ぜひ試していただきたいのが、湯煎で温めた後に袋から取り出し、オーブントースターで軽く炙る方法です。弊社のタレは粘度が低くサラッとしているので、焦げ付きにくく、香ばしさが際立ちます。湯煎だけや電子レンジで温めるのとは格段に違う、専門店の風味に近い味わいを楽しんでいただけるはずです。このひと手間で、おいしさが何倍にも広がります。
―今後の展望についてお聞かせください。
川口 数年前から、工場の目の前に飲食店をオープンしました。そこでは、工場で加工したうなぎを使い、お店で最終仕上げをして提供しています。ご家庭で召し上がっていただく味と近いものを、最高の状態で味わっていただくのがコンセプトです。また、お客様にうなぎが加工される工程を見ていただける工場見学ツアーも始めました。実際に見て、知って、そして作りたてを味わっていただく。この体験を通じて、より深く弊社のうなぎの魅力を感じてほしいです。飲食店での感動体験が、オンラインショップでのご購入につながっていけば、これほどうれしいことはありません。
―素晴らしいお話をありがとうございました!

「国産うなぎの3種お楽しみセット」うなぎ長焼き150g×1本、うなぎ蒲焼きカット2枚で80g、きざみうなぎの蒲焼き75g
価格:¥5,680(税込)
店名:うなぎ屋かわすい 本店
電話:0120-59-2580(受付時間:平日10:00~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.kawasui.co.jp/c/gr486/gr525/68
オンラインショップ:https://www.kawasui.co.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
川口泰史(川口水産株式会社 代表取締役社長)
大学卒業後、約2年間バックパッカーとして世界を放浪。帰国後、川口水産株式会社に入社する。27歳のとき、創業者である父の急逝に伴い代表取締役社長に就任。業界に先駆けてインターネット通販を開始し、地域ブランドの不利を乗り越え、独自の品質基準と商品開発で全国にファンを拡大。現在は工場見学と連動した飲食店の運営にも力を注ぎ、うなぎの魅力を多角的に発信している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/川口水産>




























