第10回 株式会社Girls, be Ambitious 社長 山田麻樹さん

第10回 Girls, be Ambitious社長・山田麻樹さんのおすすめ「モリンガオイル」

“オーガニック・無添加・フェアトレード”の最高品質のモリンガ。
美と健康をもたらす奇跡の木はフィリピンに在り

 

今回、お話をお聞きしたのは、“オーガニック・無添加・フェアトレード”をテーマに「モリンガ」商品を展開する株式会社Girls, be Ambitiousの山田麻樹さんです。モリンガの原産地であるフィリピンの魅力にとりつかれ、モリンガを通してフィリピンの良さを知ってほしいと活動を始めました。

―― 「モリンガ」は聞きなれない名称なのですが、どのような特徴がある植物ですか。

「モリンガ」健康にも環境にも良いハーブ

山田麻樹さん(以下、山田さん):モリンガは、人間に必要な栄養のほぼ全て90種類以上が含まれているハーブです。二酸化炭素の吸収量は一般の木の20倍もある、健康にも環境にも良い植物なのです。遡ると古代ローマ、ギリシャ、エジプト文明にもモリンガの記録があり、世界三大医学の1つであるインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、奇跡の木と呼ばれ、300種類もの病気を予防すると言われてきました。種からとれるオイルは保湿に優れ、シャネルやランコムといった有名ブランドの化粧品の成分として使われています。

―― 御社のモリンガは、厳しい品質基準の下、栽培・生産されているそうですが。

モリンガ品質基準をパスした「イロコスモリンガ」
フィリピンの在来種を自然農法・無農薬で栽培

山田さん:私たちの商品は、“遺伝子組換えでないフィリピンの在来種を自然農法・無農薬で栽培”、“フェアトレードのもとで生産している”といったフィリピン独自のモリンガ品質基準をパスした「イロコスモリンガ」を使用しています。栄養が豊富に含まれた良質なものなので、その良さを損なわないように、直接契約した農園に隣接した工場で、モリンガが新鮮なうちに乾燥させます。「イロコスモリンガ」と認定されているのは弊社の商品か、弊社が卸したモリンガを使った商品だけです。同程度の基準をクリアした商品は日本国内にほとんどありません。

―― 生産工程で品質を保つために一番実現が難しかった、苦労したのはどの部分ですか。

新鮮な内に加工

山田さん:やはり新鮮な内に加工することだと思います。複数の農家からモリンガを集めて加工する場合は、時間がかかるのでせっかくのきれいな緑色がくすんでしまいます。含まれているビタミン類の含有量も大きく変わってきますね。なので、弊社ではすぐに工場で乾燥させるのです。
技術的なことではありませんが、現地の生産者と意思の疎通がとれなくて、ちょっとしたことで1日議論することもありました。当初は注文と異なる数や量で納品されることがありました。今はなくなりましたが、そんな苦労を積み重ねて、3年かけて現在のような形になりました。

―― 生産工程を維持することと、モリンガ商品を販売すること、どちらが大変でしたか。

山田さん:後者ですね。生産体制を整えることが自身の得意分野だったということもありますが、弊社のモリンガ商品を知ってもらい、購入いただくにあたり、ネックになったのがフィリピンで生産しているということでした。フィリピンと聞くと、どうしても安全性が心配という方が多かったんです。ですが、イベントや催事などでお客様に直接根気強く説明していくことで、段々と弊社の商品が安全安心だと理解してもらえるようになりました。

―― 山田さんおすすめのモリンガ商品の使い方を教えてください。

モリンガオイルを使うときは、ホットタオルがおすすめ

山田さん:モリンガオイルを使うときは、ホットタオルがおすすめです。洗顔後に多めにモリンガオイルを顔に塗って、温めたタオルを乗せてください。乾燥が気になる今の時期、こわばった肌がふっくらしますよ。パウダーは、甘酒に入れると美味しいです。ご飯やパスタなど炭水化物に混ぜると糖の吸収が緩やかになるので、こちらもおすすめです。パウダーの味は本当に抹茶に似ていて、癖が少ないので、いろんな食品に合わせやすいです。栄養豊富で、カフェインも入っていないので、授乳中のお母さんや乳幼児がいらっしゃるお客様には、離乳食の栄養補強としてもお使いいただけます。

―― 企業ミッションに「主に日本とフィリピンをつなぐ」とありますが、フィリピンにはどういった思い入れがあるのでしょうか。

フィリピンに溶け込めて、ものづくりができる仕事をしたいと思っていて、青年海外協力隊に参加

山田さん:フィリピンには大学時代のボランティアで初めて行きました。その時、フィリピンで出会った人々がとても心が豊かで、金銭的な貧困があるのに人のために分け与えていて、人として素晴らしいと尊敬の念を抱きました。この人たちから人として大事なものを学ぼうと思ったのが、いまの仕事につながる最初です。大学を卒業して就職した後もずっと、フィリピンに溶け込めて、ものづくりができる仕事をしたいと思っていて、青年海外協力隊に参加しました。モリンガに出会ったのもその時です。

―― 「Girls, be Ambitious」というブランドを立ち上げた経緯は何だったのでしょうか。

山田さん:大学時代からフェアトレードに興味がありましたが、その頃はNGO団体ばかりでビジネスとしてのフェアトレードの団体・企業をほとんど見かけず、商品を販売しているのに、なぜビジネスにしないのだろうと思っていました。青年海外協力隊でフィリピンに戻った時、ヨーロッパのバイヤーがモリンガのフェアトレードでフィリピンに来ていました。わざわざ現地に買い付けに来る程良いものなのかという印象を受け、そんな良いものなら日本でも普及出来ないかとも思いました。
現地では体調を崩すと、何でもモリンガを食べておけと言われるんですよ(笑)。「なんだ、その万能な食べ物は!」と半信半疑でしたが、低体温の私がモリンガを食べ続けたら本当に基礎体温が上がって、足先の冷えが気にならなくなったんです。これはいける! と直感的に思いました。そして、やるならフェアトレードで、と思ったのです。

―― 御社のモリンガオイルにはフィリピンの国花である「サンパギータ(別名:アラビアジャスミン)」の精油も使われていますが、これはなぜですか。

フィリピンの自然の恵みを堪能できる製品にしたくてサンパギータを選びました
サンパギータにはモリンガオイルと同じく肌のうるおいを保ち、皮膚を柔らかくするエモリエント効果があり、モリンガとサンパギータWでお肌に良いんです

山田さん:弊社のミッションの1つは「フィリピンの本当の魅力を伝える」です。そのために、フィリピンの自然の恵みを堪能できる製品にしたくてサンパギータを選びました。
サンパギータにはモリンガオイルと同じく肌のうるおいを保ち、皮膚を柔らかくするエモリエント効果があります。モリンガとサンパギータWでお肌に良いんです。他にも調べていく内に女性ホルモンの量をコントロールしてくれるといった効果があると知り、これが最高の組み合わせであることがわかりました。

―― 最後に今後の商品展開を教えてください。

山田さん:弊社で販売しているモリンガオイルは、モリンガオイルにサンパギータを加えていますが、100%のモリンガオイルが欲しいというお声があるので、現在、製品化を進めています。また、逆にサンパギータの精油のみが欲しいという方も。こちらに関しては、ほぼ販売の準備が整っているので、早々に販売を開始する予定です。両製品を通して、より一層フィリピンの魅力を知って欲しいです。

山田さんのおすすめ

博多の味本舗の『1歳からの食育だし』
http://hakatanoaji.jp/products/detail.php?product_id=59

「博多の味本舗」社長が、お子さんが生まれたことをきっかけに品質にとことんこだわって作った完全無添加の天然だしです。食育だしと書いてありますが、大人でも普通においしいと感じます。私もこちらの商品を料理に使っています。

山田 麻樹さん

山田 麻樹さん

1985年生まれ。熊本県出身。
卒業後、商社の貿易部門で働いた後、青年海外協力隊でフィリピンへ。2012年10月帰国後、「オーガニック×無添加×フェアトレード」にこだわったフィリピン産の食品や化粧品を販売するブランド「Girls, be Ambitious」を立ち上げ、2014年4月株式会社Girls, be Ambitiousを設立。

株式会社Girls, be Ambitious
http://www.girls-be-ambitious.com/

2014年創業。
“オーガニック・無添加・フェアトレード”にこだわった食品と化粧品を製品化・販売。

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