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すき焼きを通じてお客様に感動を届ける。誰もが知る老舗がこだわりぬいた「黒毛和牛すき焼きセットA」

2024/04/17

1895年(明治28年)、東京本所に創業した牛鍋屋から始まり、1956年(昭和31年)に現在の店舗を構えた、歴史あるすき焼き店「人形町今半」。誰もが知るすき焼きの名店ですが、一流であり続ける裏には、「世界一のすき焼き」を目指し、お客様のことを考え続ける努力がありました。
今回、編集長のアッキーが注目したのは、人形町今半の「黒毛和牛すき焼きセットA」。自宅ですぐに「本物の味わい」を楽しめる秘密を、株式会社人形町今半の代表取締役社長 髙岡哲郎氏に、取材陣が伺いました。

株式会社人形町今半 代表取締役社長 髙岡哲郎氏
株式会社人形町今半 代表取締役社長の髙岡哲郎氏

―人形町今半は長い歴史があるすき焼きの名店。後を継ぐのは、当然のことでしたか?

髙岡 人形町今半のように代々続く会社の子として生まれると、幼いころから「最終的には会社に戻ってくる」という考えが、潜在的に培われるものです。例えるなら刷り込みのようなものでしょうか。

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人形町今半は、3世紀をまたいで「美味一途」という思いを守り続けている。

ただ、その意識は自らの可能性に対してマイナスに働くものではありません。例えば学生の頃を例に挙げると、興味を持ったことには徹底的に取り組んでいましたし、自ら選んだ学問の道に対しても精力的に取り組んでいました。また、それらの学びの中で、自分なりの世の中を幸せにする方法を考えたりもしました。

この考えを実践するためにも、人形町今半は大きな可能性がある存在です。学生時代には、一時別の会社へ行くことも考えましたが、自分の考えをどこで実現することが一番面白いかと考えたとき、最終的な答えになったのも人形町今半でした。

また、以前より私の考えのベースには、「学んだ知識や技術で会社に貢献する人間になる」という潜在的な思いがありました。これは今も同じですが、人形町今半を支えてきた方たちが培ってきたものを、未来へつなげていくことが、私の義務だと思っているのです。

―代々継承されるなか、先代であるお父様はどのような存在ですか?

髙岡 父について一番印象的だったのは、いつも本当に楽しそうに働いていたことです。父のことは、事業を作ってきた先代として強くリスペクトしていますし、父親としても大好きです。ただ、私の事業で父を意識することや、超えたい存在として考えることはありません。

あくまで自分を信じられるのは自分自身です。両親が私を育ててくれたことや、今の環境を与えてくれたことには感謝していますが、そこで努力をするのは私個人です。父から授かった「自分」という存在の可能性を信じ、これからも尽力していきたいと考えています。

―今回ご紹介する「黒毛和牛すき焼きセットA」について教えてください。

髙岡 黒毛和牛すき焼きセットA」は、人形町今半の代名詞であるすき焼きを、自宅でも高い品質で楽しんでいただけるよう、最適な形にした商品です。

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「黒毛和牛すき焼きセットA」は、
お店で食べるすき焼きの感動を通販でも届けるために、
専用の調整を施した一品。

人形町今半が届ける価値の本質は、おいしいすき焼きを通じて感動を届けることです。宅配という特性上、店舗と同じ味を再現するのは難しいですが、同じような感動を宅配で届けるにはどうすればいいのかを考え、こだわりぬいた形で提供しております。

―こだわりぬく、とは?

髙岡 牛肉の「本当のおいしさ」です。よく牛肉はA5ランクのような格付けで評価されることがありますが、あれはあくまで流通規格の一つにすぎません。本当においしい牛肉を見つけるには「目利き」が必要であり、私たちは長く目利きにこだわり続けてきたからこそ、多くのお客様から愛され続けてきたと思っています。

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人形町今半で提供される牛肉は、市場で直接目利きをして仕入れられる。
熟練の技術があるからこそ見分けられる、本当に良い肉だけを買い付けている。

髙岡 「黒毛和牛すき焼きセットA」に使っている肉は、今、日本で特に素晴らしい肉が集まるという芝浦市場のセリで直接目利きをして購入したものです。最上位10頭は必ず購入するようにしており、いつでも本当においしい肉をお届けできるようにしています。

弊社は本当においしい牛肉を見つける目利きに自信と誇りを持っています。そして、「黒毛和牛すき焼きセットA」には、その牛肉を引き立てるための割り下を用意しました。人形町今半がこだわりぬいたこのセットで、自宅でもすき焼きの感動を体験いただければと思います。

―どのようなきっかけから生まれた商品なのでしょうか?

髙岡 すき焼きを「届ける」という発想に至った大きな理由は2つあります。1つは、お客様からの「すき焼きを食べられる状態で届けてほしい」という声があったこと、もう1つは食材を冷蔵のまま届られるようになった、「冷蔵宅配便」の存在です。

特に冷蔵宅配便が48時間以内で配送できるようになったことが大きいです。肉や野菜の品質を保ったまま届けられるようになったので、多くの方にすき焼きの感動をそのまま届けられるようになりました。今では、お歳暮で、北海道や九州といった遠方の方に贈られる方がいるほどです。

―開発するうえで大変だった点を教えてください。

髙岡 特に大変だった点は、到着してすぐにすき焼きが始められる商品にすることです。肉や野菜を加工済みの状態で送る都合上、空気に触れることによる変色や、切り口の変化などが起こります。

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食材はすべてカット済みになっている。
届いてすぐにすき焼きを始められるのは嬉しい心遣いだ。

お客様には目にもおいしい状態でお届けしたいので、これらの変化をどうクリアするかという点について試行錯誤しました。実際に食材がどう変化するのか、品質が保てる状態を導き出すために、繰り返し実験に取り組みました。

―お客様の声で印象深かったものを教えてください。

髙岡 本当に印象深かったと思うのは、コロナ禍で帰省できないご夫婦が、故郷のご両親にすき焼きセットをお送りしたエピソードです。リモートでビデオ通話をしながら一緒に宴会をされたそうで、「すき焼きセットのおかげで、まるで本当に帰省したかのような素晴らしい宴会ができた」というお礼の手紙をいただきました。

皆さんがすき焼きを一緒に楽しんでいただけたことはもちろんですが、すき焼きが家族の絆を紡いでくれたことを本当に誇らしく思いました。

―通販事業を通じて、今後かなえていきたいビジョンを教えてください。

髙岡 繰り返しになりますが、人形町今半のミッションは、すき焼きを通じてお客様に感動を届けることです。通販事業についてもそれは変わるところではありません。

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人形町今半は、昔から変わらず、
上質なすき焼きとサービスでお客様に感動を届け続けている。
通販という提供方法になっても、このミッションは変わらない。

そこで大切になるのが、お客様が求める付加価値の追求です。人形町今半だからこそ実現できる「圧倒的おいしさ」や、すき焼きを楽しんでいただく体験を演出する「サービス」。これらを高い次元で合致させ、それをお客様の手元に届けるという点を突き詰めたいと思っています。

例えば、届いた瞬間すぐにすき焼きが始められて、同封の器や容器で食卓コーディーネートもできる。それが食卓映えするレベルまで高められたら最高です。これからも、人形町今半のすき焼きを通じて、皆様に感動を届け続けたいと思っています。

―本日は、貴重なお話をありがとうございました。

「黒毛和牛すき焼きセットA」

「黒毛和牛すき焼きセットA」
価格:¥10,800(税込)
内容:黒毛和牛すき焼き用(肩・肩ロース)450g、長ねぎ、春菊、花人参2枚、白菜、生しいたけ2枚、白滝、焼豆腐1丁、丁字麩6枚、すき焼割下木樽醤油仕込み(360ml)1本

※野菜類はパック梱包しています。野菜類は季節により変更する場合があります。丁字麩は乾燥麩となります。原材料の一部に大豆、小麦を含みます。

店名:人形町今半 ONLINE STORE
電話:0120-0298-44(10:00~17:00 日曜日、1月1日~1月3日除く)
問い合わせ先メールアドレス:makeshop@imahan.com
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://store.imahan.com/shopdetail/000000000327/ct5/page1/brandname/
オンラインショップ:https://store.imahan.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
髙岡哲郎(株式会社人形町今半 代表取締役社長)

1961年東京生まれ。大学卒業後、株式会社人形町今半へ入社。仕入れ、和食調理、精肉調理、販売を経て株式会社東観荘へ出向し、専務取締役支配人となる。2018年6月に代表取締役副社長兼営業本部長兼経営企画室長就任後、2023年7月現職である代表取締役社長に就任。

<文/森田俊嗣 MC/矢口優衣 画像協力/人形町今半>

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