第4回 山形県「おいしい山形プラザ」

こんにちは。
日本全国お取り寄せ手帖Web 編集長の坂口明子です。
この連載では、日本全国のアンテナショップで見つけた
「ぜひ買ってほしい!おすすめ品」や、
ご当地のおいしいものを使った「簡単アレンジレシピ」をご紹介しています。
楽しく読んでいただいて、毎日の食卓をちょっとおいしくする、
そんな情報をお届けしています。

第4回目は、うまいもの偏差値が高い、山形県です。

山形の味といえば、
芋煮、ふうき豆(青えんどう豆の甘煮)、牛肉、山寺の玉こんにゃく……。

ふうき豆は漢字で書くと富貴豆で、
江戸っ子の私にとっては、そら豆の甘露煮のこと、
母がよくおべんとうにちょっと箸休めに甘いものを、とよく入れてくれて、
近所の佃煮屋さんで買うものを思っていました。
それが出版社の新入社員だった頃、山形出身の上司からおみやげとして、
山田屋の「ふうき豆」をいただき、そのおいしさに驚嘆したことを思い出しました。
はるか昔のことですが(笑)。
今もその味は守られていると聞いています。

 

●山形県のアンテナショップ「おいしい山形プラザ」

さて、今回は、銀座1丁目にある山形県アンテナショップ
「おいしい山形」で見つけた6品をご紹介します。
2階には、山形県が誇るイタリアレストラン「アル・ケッチャーノ」奥田正行さんが
プロデュースする「ヤマガタ サン ダンデロ」があります。
店名も「山形産なんでしょう」の方言から命名したとか。
アンテナショップは方言の語呂合わせがお好きですね~。

 

●山形のおすすめ「玉こんにゃく」

松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を山寺は、正しくは宝珠山立石寺。
1012段の階段を上った先にある絶景とともに楽しめるのが、玉こんにゃくの煮もの。
古くは室町時代からの由来とか。

私はこんにゃく好きなので、よく味のしみた歯ごたえのある玉こんにゃくは、たまりません。
「おいしい山形プラザ」ではいろいろ扱っているので、
自分で煮るタイプと味つきの両方を購入してみました。

山形県羽黒山のこんにゃく芋を丸ごと使用した味付け玉こんにゃく。
「化学調味料、着色料、保存料不使用」に魅かれて選びました!
こんにゃくには、保湿成分のセラミドが豊富に含まれているそう、
女性にはそのうるおい効果がありお肌にいいと。うれしいですね!

「羽黒産生芋使用 味付け玉こんにゃく」
▶価格 350円/8個入り(税込)
▶店名 まるい食品
▶URL http://www.marui-g.co.jp/

味付けは濃すぎることはない、甘さのあるだしじょうゆの味。
見た目はゴツゴツした感じのこんにゃくですが、
歯ごたえは優しく、中までじんわり味がしみています。

 

 

おいしい汁がたっぷりなので、ほうれん草などゆでた青菜を入れて、
こんにゃくとお浸しの盛り合わせも撮ればよかったかな~と今、反省。

汁気をきって、おべんとうのおかずにもおすすめです。

もうひとつの玉こんにゃくもご紹介。
「タレと一緒にから炒りすると本当においしい!」と主張する
パッケージの文章に誘われて購入。

「ご家庭用 山形の玉こんにゃく(タレ付き)」
▶価格 370円(税込)
▶店名 住吉屋
▶URL http://tamakon.sumiyosiya.jp/

表示の作り方通り、一度こんにゃくをゆでて、水気をきり、
タレだけを加えて、ころころ回しながら煮きるだけ。
ピリ辛をプラスしたかったので、
赤唐辛子の輪切り1本分を加えて作りました。

簡単でだれでも上手に作れます!
途中、何度もころころ煮ころがすのが、コツ。

 

 

国産原料を使用で、水は霊峰月山の自然湧水を使用しているのが特徴だそう。
こちらはなめらかな玉こんにゃくですが、
食感はプリップリです! 冷めてもおいしいので、
おべんとうにも、おつまみにも、どちらも正解!
こんなふうに串に刺して食卓に出すのも楽しい感じです。

 

●山形のおすすめ「芋煮のたれ」

山形の芋煮。秋に訪れたとき、河原で行われている芋煮会に
アポなし取材をして、ごちそうになった芋煮のおいしさが忘れられません。
牛肉のおいしさも相まって、最高でした!

「おいしい山形プラザ」には、
温めるだけで味わえる、冷凍やレトルトの商品もそろっています。
きっとおいしいだろうな~と心惹かれましたが、
ここは、やっぱり作ってみたい!!!

そこで見つけたのが「芋煮のたれ」です。
手軽に簡単、入れるだけで芋煮の味が決まります!

「やまがた 芋煮のたれ」
▶価格 464円/ 300ml (税込)
▶店名 丸十大屋
▶URL http://item.rakuten.co.jp/marujyu/imoni-300/

きのこが出回っているので、
きのこたっぷりの芋煮を作りました。

【材料】4人分
牛薄切り肉…250g
里いも…200g(中4個)
ごぼう…1本
しめじ…1パック
まいたけ…1パック
長ねぎ…2本
こんにゃく…1枚(または玉こんにゃく4個)
水…1ℓ
芋煮のたれ…80ml
酒…大さじ2
万能ねぎの小口切り…好み
【作り方】
①牛肉は一口大に切る。里芋は皮をむき、2~3等分して水にさらす。こんにゃくは一口大の薄切りにする。ごぼうはささがきにする。しめじは石づきをとり、まいたけと共に小房に分ける。長ねぎは1㎝幅の斜め切りにする。
②鍋に分量の水と里芋を入れ、沸騰したらアクをとりながら煮る。里芋が柔らくなったら、芋煮のたれと酒、こんにゃく、牛肉、ごぼうを入れて煮込む。
③ごぼうが柔らかくなったら、しめじ、まいたけ、長ねぎを入れ、ひと煮立ちさせ、きのこに火が通ればでき上がり。器に盛り、好みで万能ねぎや七味唐辛子をふります。

あつあつのおいしさは格別でした!家族にも大好評、
残りは、煮込みうどんにしたり、卵とじにしたりしました。
たれは、ほどよい甘さでどちらかというと、少し甘いダシ醤油な感じです。
肉じゃがとか、きんぴらにも使えそう。

●山形のおすすめ「つや姫 新米煎餅」

米どころの山形が誇る品種が“つや姫”。
そのつや姫を100%使ったお煎餅がこちらです。

 

手みやげにもかわいいパッケージ。
中に入っているのは、
つや姫極焼き(パリッとしたほんのり醤油味)、
豊年揚げ(サクットサクの塩味)、海苔醤油(海苔の香りと濃いめの醤油味の定番)、
うに揚げ(うにを格子状に塗って揚げた、カル揚げタイプ)
の4種類。

「新米つや姫小包」
▶価格  594円/7枚セット(税込)
新米つや姫の極焼き(きわみやき)2枚
新米つや姫の【海苔醤油】2枚
新米つや姫【豊年揚げ】2枚
新米つや姫【うに焼き】1枚
▶店名 せんべい工房さがえ屋
▶URL http://www.sagaeya.co.jp/SHOP/374475/list.html

それぞれの味の袋入りもあります。
食べごたえがある厚さですが、一度食べはじめると、止まらないタイプ。
お米のおいしさから、人気があるお煎餅です。

 

●山形のおすすめ「とちもち

とちの実って知っていますか?
縄文時代から食べられている木の実です。
山形県鶴岡市が全国でも有数の生産地で、
栗の実に似ているけれど、そのままゆでたのでは
とってもアクが強いそう。
それを丁寧に、時間をかけてアク抜きして作ったのが、「とちもち」。
昔は各家庭で作られていたとか。

もち米のお餅より、さくっとしている噛みごたえ、
ほんのり香ばしさとかすかな苦みがあるとちもちに
甘さ控えめのこしあんの組み合わせが絶妙です。

大福好きにはたまらない、間違いなくおいしい!! 餅菓子です。

「とちもち」
▶価格  180円(税込)
▶店名 出羽菓子処 みのりや

ころんときれいな丸い形。甘過ぎないあんこも魅力です。

もう1品スイーツをご紹介します。

●山形のおすすめ「和みロール」

黒糖を巻き込んだ生地に、小豆やさつま芋、栗を混ぜ込んだ、
しっとりほっこりのデニッシュブレッド。
米処で、パンはどうかな、と思ったのですが、
何だか魅かれて購入しました。
これが大正解!

「和みロール」
▶価格 560円(税込)
▶店名 マルシャン北欧
▶URL http://pan-m.shop-pro.jp/?pid=20858085

パン生地はふわふわで、しかもしっとり。黒糖の甘さと
全体に散りばめられた、お芋や小豆(大納言)、栗が、
一口の中でもランダムに当たり、その度に異なる食感と甘さに出合うので、
飽きずにいただけます。
っていうか、止められないおいしさです。

甘さは控えめなので、
おやつパンとしてだけでなく、朝食にもいただきました!

<アンテナショップ>
おいしい山形プラザ

▶住所 東京都中央区銀座1-5-10 ギンザファーストファイブビル1F
▶TEL 03-5250-1750
▶営業時間 10:00~20:00
▶定休日 年始
▶URL http://oishii-yamagata.jp/

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