
まるで愛犬のぬくもりに包まれるような幸せ。広島のふとん店が追求したモフモフのブランケット「mofunuku」
2026/03/31
今回、編集長のアッキーが注目したのは、犬の毛並みを再現したブランケット「mofunuku(もふぬく)」です。指先が吸い込まれるようなモフモフの質感と、布団のプロが追求した確かな暖かさ。
その背景には、コロナ禍で体調を崩した店主の支えとなった愛犬との出会いと、地域に愛され続ける寝具店の新たな挑戦がありました。取材スタッフが、広島県に本社を構える、有限会社浦上ふとん店 代表取締役社長の浦上英士氏にお話を伺いました。

有限会社浦上ふとん店 代表取締役社長の浦上英士氏
mofunukuのアイディアのもととなった愛犬オリーブとのお写真。
―まずは、御社のこれまでの歩みについてお聞かせください。
浦上 私たちの店は1951年、広島県府中市の商店街で産声を上げました。私の祖父母が創業し、父と母の代で規模を大きく成長させてきた、地域密着のふとん専門店です。約20年前に現在の福山市へと拠点を移しましたが、昭和の頃から一貫して大切にしているのは、お客様との温かなコミュニケーションです。私が3代目として店を引き継いでからは、「子どもたちが自ら来たくなるような、明るく開かれた店づくり」を目指してきました。
かつては、寝具業界全体がシニア層をメインターゲットにする傾向にありましたが、私はそこに寂しさを感じたのです。人生の3分の1は睡眠であることを子どもたちにも伝えたい。その思いから、自社のマスコットキャラクターを作ってYouTubeで発信したり、気さくな接客を心がけたりしています。

1951年に広島県府中市で創業。

マスコットキャラクターの「社長」と「なおちゃん」。
―どのような思いで家業を継がれたのでしょうか。
浦上 店と家が一体となった環境で育ちましたから、高校生くらいの頃には自然と「この店を継ぐんだ」という志を持っていました。ただ、幼い頃は埃などが原因で喘息(ぜんそく)に悩まされていたのです。その経験があるからこそ「清潔で心地よい眠り」への思いは人一倍強いのかもしれません。私にとって、ふとん屋という仕事には、お客様の健康や幸せを支える大切な使命があると考えています。
父や母が築き上げてきたものを守りつつ、いつかは「日本を代表する店」にしたい。そんな情熱を胸に、日々店頭でお客様と向き合っています。私は椅子にじっとしていられない性格で、毎日接客で店頭に立っているのですが、お客様との掛け合いの中で新しいアイディアが生まれることも多いのです。
―今回ご紹介する「mofunuku」は、どのようにして誕生したのですか。
浦上 きっかけは、私自身の実体験でした。コロナ禍で体調を崩し、心身ともに疲れ果てていた時期に、何とか状況を変えたいと、犬との暮らしをスタートさせました。そこで出会ったのが、愛犬のオリーブです。犬と触れ合うと「幸せホルモン」が出ると言われますが、本当にその通りでした。オリーブを撫でているときに感じる、何にも代えがたい安心感。この毛並みの心地よさを寝具で再現できれば、きっと多くの人を癒やせるはずだと直感したのです。そこから、実績のあるメーカーさんに協力を依頼し、布団のプロとして犬の毛並みの質感の追求が始まりました。

犬の毛並みを再現したブランケット「mofunuku」。
指先が吸い込まれるような至福の質感。
―開発にあたって、特にこだわったポイントを教えてください。
浦上 最もこだわったのは、やはり「動物の毛並みのようなモフモフ感」です。まるで愛犬のような感触を再現するために、極細の繊維を選定し、何度も検証を重ねました。一方で、ふとん店として絶対に譲れないのは実用性。軽くて暖かく、丈夫で洗えること。見た目の可愛さだけでなく、吸湿発熱機能など先端の技術を取り入れ、羽毛布団の上にかけても重さを感じない驚きの軽さを実現しました。また、ネーミングの「mofunuku」や、色の名前である「キャラメルポメ」「シュナウザーグレー」などは、スタッフたちの感性を尊重して決めています。肌触りを邪魔しないよう、あえて縁取りのヘム(布の端の折り返し部分)を作らないスッキリとしたデザインも、スタッフたちの細やかな視点から生まれました。


一般的な毛布にあるヘム(端の折り返し部分)がなく、
端までモフモフなのも嬉しいポイント。

カラーはビション ミルク、キャラメル ポメ、
シュナウザー グレーの3種類。サイズはシングルのみ。
―「mofunuku」を、どのようなシーンで使ってほしいとお考えですか。
浦上 冬の夜、冷えた布団に入った瞬間の「ひやっと感」を解消し、すぐにやさしいぬくもりに包まれる心地よさをぜひ味わってほしいですね。また、寝室だけでなくリビングでも活躍します。読書や映画鑑賞のお供にひざ掛けとして使えば、まるで膝の上に愛犬が乗っているような安らぎを感じられるはずです。丸洗いできる丈夫さがありますから、汚れることを気にせず毎日気軽に使っていただけます。最近では夏の強冷房対策としての需要も増えてます。タオルケットでは少し冷えすぎてしまうというときに、このブランケットの「やさしく包まれるようなぬくもり」がちょうどいいのだそうです。

寝室はもちろん、リビングで過ごす時間も、格別な癒しのひとときに。
―実際に使用されたお客様からは、どのような声が届いていますか。
浦上 店頭で実際に触れ、「これだ!」と感動して購入される方が多いですね。「こんなに暖かいとは思わなかった」という驚きや、「家族での取り合いが続出している」といった声も届いています。よくあるのが、最初は必要ないと言っていたお父さんが、奥様の使っている様子を見て「自分も欲しい」と後日追加で買いに来られるケースです。お子さんが自らこの毛布を指名したり、シニア世代の方が軽さと暖かさに驚かれたりと、世代を越えて支持をいただいています。家族全員分を揃えてくださるご家庭も多く、それこそが品質への何よりの評価だと嬉しく思っています。ギフトとしても選ばれており、大切な人へ癒やしの時間を贈るお手伝いができるのは、私たちにとっても幸せなことです。
―今後の展望や、未来へのビジョンをお聞かせください。
浦上 今後は敷きパッドの展開や、大型犬をイメージした異なる質感のモデルなど、「mofunuku」シリーズをさらに充実させていく予定です。私たちは、他にはないオンリーワンの価値を提供し続ける「寝具業界に新しい風を吹き込む存在」を目指しています。広島の地から「浦上ふとん店で買ってよかった」と言われるような、信頼と驚きを日本中に届けていきたい。私たちが大切にしている「昭和・平成・令和」がミックスされた独特のスタイルで、これからも新しい眠りの価値を発信し続けます。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「mofunuku(もふぬく)」
価格:¥8,800(税込)
店名:浦上ふとん店
電話:0120-76-5039(9:00~19:00)
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/urakami-futon/mofunuku/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/urakami-futon/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
浦上英士(有限会社浦上ふとん店 代表取締役社長)
広島県福山市を拠点に、創業約75年の歴史を持つ寝具店の3代目。幼少期の喘息経験から「心地よい眠り」の重要性を痛感し、家業を継承。地域密着型の店舗運営で西日本最大級の売り場面積を誇りつつ、独自のコンセプトを持つ寝具開発にも注力。「日本を代表するふとん店」を目指し、誠実かつ挑戦的な経営を続けている。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/浦上ふとん店>




























