
機能美を備えた「URBAN」シリーズで“フレンチシック”な世界観を日本の住まいへ
2026/01/30
雑誌に出てくるようなフレンチスタイルの部屋に憧れても、日本の住宅に置くとサイズが合わなかったり、浮いてしまったりしないかと躊躇する方にご紹介したい家具があります。今回、編集長のアッキーが注目したのは、甘すぎないフレンチシックなデザインが人気の家具「URBAN(アーバン)」シリーズの「ダイニングテーブル」と「ドレッサー」。日本の住環境に完璧にフィットするサイズ感と機能性を兼ね備え、洗練された心地よさを叶える、まさに大人のための家具です。
その背景には、輸入雑貨のセレクトから始まり、自ら「日本の暮らしに合う家具」を作るに至った社長の決断がありました。取材スタッフが、神奈川県に本社を構える株式会社サラグレース 取締役社長の黒川早織氏に、商品誕生の経緯とこだわりについてお話をお伺いしました。

株式会社サラグレース 取締役社長 黒川早織氏
―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。
黒川 もともとは通訳の仕事をしながら、好きなインテリア雑貨を扱うオンラインショップを自宅で副業として始めたのがスタートなんです。当時は、自宅の押し入れに商品を保管して、仕事から帰宅した夜に注文を確認して発送するという、本当に小さなお店でした。
それが2006年頃のことですね。ある日、出張中の新幹線の中で、当時注文確認に使っていたモバイル端末を開いてみたら、午前中だけで5件も注文が入っていたんです。「もしかしたら、これで食べていけるかもしれない」と直感しました。その瞬間に、通訳を辞めてこの仕事を本業にする決意を固めたんです。その後、2008年に主人も合流し、正式に法人化しました。


自宅の押し入れ在庫からスタートしたサラグレースは、今や多くのファンを持つブランドに。
実店舗には、洗練された世界観が広がっている。
―通訳のお仕事からインテリアの世界へ転身された背景には、どのような思いがあったのでしょうか?
黒川 私たちの世代はバブル期を経験していて、若い頃は「高級ブランド品を持つことがステータス」という価値観の中にいました。ですが学生時代にカナダへ留学した際、現地の文化に触れて考え方が大きく変わったんです。カナダの人たちは、身につけるものよりも、家の中や家族と過ごす時間をとても大切にしていました。
素敵なインテリアに囲まれた豊かな暮らしを目の当たりにして、「外見よりも内面の暮らしを豊かにしたい」と痛感したんです。その時の気づきが、今のサラグレースが提案する「日々の暮らしを大切にする」というコンセプトの原点になっています。
私自身、生まれつきセンスがあるわけではないんですよ。たくさんの素敵なものを見て、真似をして、試行錯誤を繰り返してきた結果、今のスタイルができました。だからこそ、誰でも暮らしは変えられるとお伝えしたいですね。
―今回ご紹介する「URBAN」シリーズは、国産の家具とお聞きしました。フレンチスタイルでありながら、なぜ、輸入家具ではなく国内生産を選ばれたのですか?
黒川 以前は、塗装が剥げたようなアンティーク加工の「シャビーシック」な家具がブームで、私たちも輸入販売をしていました。でも、そういった古びた加工の家具は、現代の洗練された日本のマンション、いわゆるタワマンのような空間にはどうしても馴染まないことがあったんです。
また、海外生産では品質管理の難しさや、近年の円安による価格高騰といった課題もありました。そこで、「日本の住宅事情に合う、洗練されたフレンチスタイル」を作るために、思い切って国内生産に舵を切ることにしたんです。洋風家具の製造技術に定評がある北海道・旭川の工場にお願いして、この「URBAN(アーバン)」シリーズが生まれました。

日本の住環境に合わせて開発された、サラグレース初の国産家具「URBAN」シリーズ。
甘すぎない、大人のフレンチスタイルが特徴。
―旭川家具の技術と、サラグレースのデザインが融合しているのですね。こだわりのポイントを教えてください。
黒川 旭川はもともと北海道民芸家具などの歴史があり、洋家具を作るための機械や技術が非常に高いレベルで揃っている産地です。今回は良質なタモ材(木材の一種)を使い、職人さんに丁寧に作り上げてもらいました。
デザイン面では、脚の部分に少し緩やかな曲線の装飾を入れることで、サラグレースらしいフレンチな可愛らしさを残しています。でも、甘くなりすぎないよう、全体的なフォルムは直線的でシンプルに、「シュッ」とさせることにこだわりました。
また、私たちのテーマカラーである「グレーと白」を意識して、木目の塗装も絶妙なグレイッシュな色味に仕上げています。日本の白い壁紙やフローリングに置いたとき、一番美しく調和するバランスを目指しました。

クラシックな可愛らしさを残しつつ、全体は「シュッ」とシンプルに仕上げたデザイン。
ダイニングテーブルには、カトラリーをしまう引き出しもついている。
―ダイニングテーブルには引き出しが付いていますね。これは実際に使ううえでとても便利そうです。
黒川 そうなんです。テーブルの幕板部分に引き出しを付けて、お箸やナイフ、フォーク、ナプキンなどを収納できるようにしました。
食事のたびにキッチンまでカトラリーを取りに行かなくても、テーブルの引き出しからさっと取り出せたらスマートですよね。生活感が出がちな食卓周りもすっきり片付きますし、日常の食事の時間に少し優雅な余白が生まれるような、そんな使い勝手の良さを大切にしました。
―お客様からの反響はいかがですか?
黒川 おかげさまで、「URBAN」シリーズの中でも特に人気の高いアイテムになっています。輸入家具のデザインには憧れるけれど、サイズが大きすぎたり高すぎたりして諦めていたというお客様から、「ちょうどいいサイズ」「日本の家に合う」と大変ご好評をいただいています。サイズオーダーも可能なので、ご自宅に合わせて選んでいただける点も喜ばれていますね。

カラーはグレイッシュナチュラル、ホワイト、ブラック、グレージュの4種類。
―続いて、もう一つのご紹介商品「URBANドレッサー」について伺います。開発にはお客様の声があったそうですね。
黒川 実は今、三面鏡のドレッサーって、探してもなかなか売っていないんです。「欲しいけれど見つからない」というお客様からの切実な声がたくさん届いていました。
昔ながらの婚礼家具のような重厚なものではなく、現代のインテリアに馴染むおしゃれな三面鏡が欲しいというご要望に応える形で作りました。


三面鏡の前で自分と向き合う優雅なひとときが、忙しい日々に心の余白をもたらしてくれる。
カラーは4種類(グレイッシュナチュラル、ホワイト、ブラック、グレージュ)。
―鏡のフォルムが素敵です。使い勝手についても工夫されているのでしょうか?
黒川 鏡の形を少しクラシックな曲線にして、脚にもデザインを加えることで、座ったときに自然と背筋が伸びるような、優雅でエレガントな佇まいを演出しました。もちろん実用性も重視していて、4杯ある引き出しのうち1つは深さを出し、化粧水のボトルなどを立てて収納できるようにしています。
また、家具の組み立てが不安という女性も多いのですが、配送時には専門業者が設置から組み立て、梱包材の回収まで行うサービス(家財便)を利用していますので、ご自身で重い作業をする必要はありません。安心して選んでいただければと思います。
忙しい毎日の中でも、三面鏡の前に座ってゆっくり自分と向き合う時間を持つことで、一日を前向きな気持ちで始めていただけたら嬉しいですね。こちらも非常に人気が高く、やはり潜在的なニーズがあったのだなと実感しています。「やっと出会えた」と言ってくださるお客様も多く、作ってよかったなと思います。

高さのある化粧瓶も収まる深い引き出しや、ガラスの天板を備え、実用性とエレガントなデザインを両立させている。
―最後に、今後の展望について教えてください。
黒川 今回の「URBAN」シリーズのように、日本の住環境に合わせたオリジナル家具の開発に、今後はさらに力を入れていきたいと考えています。
大量生産品ではなく、お客様一人ひとりの今の暮らしや日本の住宅事情に合わせて丁寧に作られたものを届けていく。輸入一辺倒ではなく、日本という国の良さも含めた「サラグレーススタイル」を、これからも提案し続けていきたいと思います。
―素敵なお話をありがとうございました!

「URBANダイニングテーブル 150cm」
価格:¥217,800(税込)
店名:サラグレース
電話:045-479-8899(10:00~17:00 土日、祝日を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.zakka-sara.com/shopdetail/000000024662/sg78/page1/brandname/
オンラインショップ:https://www.zakka-sara.com/

「URBANドレッサー」
価格:¥233,200(税込)
店名:サラグレース
電話:045-479-8899(10:00~17:00 土日、祝日を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.zakka-sara.com/shopdetail/000000024668/sg78/page1/brandname/
オンラインショップ:https://www.zakka-sara.com/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
黒川早織(株式会社サラグレース 取締役社長)
岡山県生まれ。10代後半から20代をカナダ、香港で暮らし、30代で帰国。通訳・翻訳の仕事を経て、フレンチスタイルのインテリア雑貨を販売するオンラインショップを始める。のちに、東京、神戸、名古屋など、実店舗をオープン。長い海外生活と、15年以上にわたるヨーロッパへの買い付けの経験をもとに培った独特のセンスと世界観が人気。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/サラグレース>




























