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多彩な用途と安心の安全性!幅1cm単位で選べるシンプルな「オーダーコンソール」

2024/02/07

家具選びで理想のサイズがないと頭を悩ませた経験がある人は多いのではないでしょうか。今回、編集長アッキーが注目したのはセミオーダーの家具を生産する大洋株式会社。セミオーダー製品を開発した経緯を同社代表取締役 大石賢氏に取材陣が伺いました。

大洋株式会社 代表取締役の大石賢氏
大洋株式会社 代表取締役の大石賢氏

―御社の変革について教えてください。

大石 弊社は1926年に創業しました。当初は建築用資材の製材を行なっていたのですが、1945年に大洋木箱株式会社を設立して梱包用木枠や木箱の生産を始めました。会社のある島田市は静岡県ですのでお茶やみかんの栽培が盛んで、茶箱やみかん箱などの箱屋が多くありました。弊社は牛乳ビン運搬用などの塗装木箱という分野だったのですが、木箱では全国的にも大手といえるほどでした。

1975年に木箱からカラーボックスに転換したのですが当時は私が大学1年生で、春休みには工場で木箱を作っていたのに夏休みに帰省したらカラーボックスに変わっていました。それが何だか面白くて印象に残っています。

その後、1981年から本格的に組立家具を作るようになり、海外へ委託生産も始めて製造する品目をどんどん増やしていきました。1995年以降は低価格の海外製組立家具が多く輸入されるようになった影響で売上が減少していき、1999年に私が社長に就任してからは今までの経営を見直して小売店事業と海外委託生産から完全撤廃しました。そして、国内でオーダー収納やセミオーダー製品を製造してインターネット販売も行うようになったのです。

先々代の社長が製材業を開業してからもうすぐ100年。

―3代目社長に就任してから24年間の中で、深く印象に残っていることは?

大石 2000年前後から海外から廉価な組立家具がどんどん輸入されるようになりました。その流れにより、主要販売先だった大手GMSやホームセンター向けの製品が海外製品に置き換えられるようになってしまい、売上が急減しました。

海外製品に対抗して自社で輸入を始めたのですが品質問題などで採算が悪化し、それを打破するために始めた雑貨店も競合などにより赤字が拡大してしまいました。その当時は本当に大赤字で、これを3年続けたら会社が危ういなと思うぐらい危機的状況でした。

その状況を変えるために、いろいろな人に相談しながら思い切って海外からの輸入を全部やめてしまいました。また、大手であっても採算が取れない取引先への商品の供給も停止しました。毎年何十%と売上が下がっていく状態でしたが、3年でここまで事業を縮小すれば赤字は止まるだろうと想定して事業再生計画に取り組みました。その間にオーダー製品を拡充したり、インターネットの直接販売を始めたり、OEM受託生産を拡大したりと、やれることもどんどん進めていきました。役員報酬も50%カットして、通勤に使っていた自家用車が壊れても買い替えずに「黒字になるまでは!」と歩いて通っていました。あの当時が今までの中で一番真面目にやっていたと思います。

―今回、ご紹介いただく「オーダーコンソール」の開発のきっかけを教えてください。

大石 オーダー製品はラックから始めたのですが、それがちょうど私が社長に就任した年です。オーダーラックの品揃えを順次拡大していったのですが、ラックだけでは売り場が限られてしまうため、他にオーダーを受けられる商品の開発に着手しました。

できるだけ材料や工場設備を共有できてラックではない商品を考えた際に、パネルを組み合わせた構造のデスクがいいのではないかと思いついたのがきっかけです。ただ、デスクやテーブルという商品名だと用途が決まってしまうし他社とも競合してしまうため、「オーダーコンソール」という商品名にしました。

「オーダーコンソール」はオーダーラックと色柄や仕上げが一緒なので、組み合わせて使用するのもおすすめです。また、ソファー用テーブルや一般的なデスク、キッチン作業台など、さまざまな用途で使用できるように幅広くサイズ展開しています。

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「オーダーコンソール」の開発のきっかけとなったオーダーラック。

―オーダー製品なのに短納期で価格をおさえられているのはなぜですか?

大石 弊社はもともと量産の本棚やテレビ台などを作っていて、パネルのような貼り合わせの薄い板をたくさん作るのがとても得意な会社です。フラッシュ構造というのですが、当時はそれを作る単一工場としては日本有数の製造枚数だったと思います。

お客様の注文に応じて切るというのはパネルを作った後の加工ですから、パネル製造が得意であれば加工だけを工夫すればいいだけなのです。弊社はパネルを安価でたくさん作れる工程があるため、短納期かつ価格をおさえてオーダー製品を製造することができます。

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工場には決まったサイズのパネルを大量生産できる工程が整っている。

―「オーダーコンソール」にはどのような工夫がされていますか?

大石 「オーダーコンソール」は用途がさまざまなので、いろいろな物を載せても大丈夫なように、天板は本体部分よりも耐水性・耐摩耗性に優れた表面材を使用しています。また、天板がへこまないように天板の芯材部分にペーパーハニカムコアを封入したり、たわみ防止のため天板下に巾木(はばき)を設置したりしています。他には本体の横揺れ防止にL字金具を追加するなど、強度を高めるために工夫をしています。

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天板部分の強度確保のために使用されているペーパーハニカムコア。

―御社の製品はエフフォースター品質だそうですね!

大石 そうです。建築業法では内装はフォースター基準以上の低ホルムアルデヒド材料を使用することになっています。弊社はOEM製品の供給先が住宅メーカー、建材メーカーでもあるので、工場全体をフォースター化する必要がありました。弊社では2012年からフォースターの素材を全面的に使用しています。

実は弊社が組立家具の業界でフォースターの素材を使い始めたのは結構早くて、日本では一番初めだと思います。フォースター化する前は工場内でフォルマリン臭がして、喉がイガイガしたり、目がチカチカしたりすることが多かったのですが、今はまったくそのようなことがないです。

公共施設や病院などの内装はフォースターが基準になっているため、工場全体をフォースター化したことでそのような場所で使用される製品の受注も増えています。

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エフフォースターは建材におけるホルムアルデヒドの規格。

―最後に、今後の展望についてお聞かせください。

大石 新型コロナの巣ごもり需要で過去2年は家具が非常によく売れました。ですが、現状は非常に厳しく、一般消費者向けの需要が反動で落ち込んでいます。

反対にオフィスや高齢者施設、学童施設などからの業務用注文が増えてきているので、例えば、学童施設ならランドセルラックやシューズボックス、教室のロッカーです。オフィスなら「オーダーコンソール」をもう少しガッチリ作ればデスクやフリーアドレスの作業スペースとして使用できます。

このように、需要が高まっているオフィスや施設に向けてオーダー収納家具の開発を進めていこうと思っています。弊社の製品は海外製の競合品より安くはないですが、フォースター品質で安全なものづくりを行っています。弊社のオーダー製品は大工さんが作る造作家具よりはグッとお安く、しかも安全なものを作れるので、それを知っていただいてもっと販路を広げていきたいです。

―貴重なお話をありがとうございました。

オーダーコンソール

「オーダーコンソール」(奥行29.5cm・幅60~90cm・高さ49.2cm~)
価格:¥15,800~(税込)
店名:オーダー収納スタイル
電話:0120-64-4160(10:00~17:00 土・日・祝を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://order.shunostyle.jp/item/line_up/oc
オンラインショップ:https://order.shunostyle.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
大石賢(大洋株式会社 代表取締役)

1956年静岡県生まれ。早稲田大学卒業後に家具販売店、家具メーカーを経て、1981年に大洋綜合木材株式会社(前社名)入社。1999年に3代目として大洋株式会社の代表取締役に就任。同社は2021年に綿半グループ傘下の綿半パートナーズと資本業務提携し子会社となる。

<文/ウツギナオコ MC/伊藤マヤ 画像協力/大洋>

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