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夜中でも目に優しい、心地よい灯り。インテリアデザイナーがこだわった多機能LEDランタン「38灯(MIYABI)」

2026/01/29

今回、編集長のアッキーが注目したのは、寝室での使用や夜中の授乳に最適な多機能LEDランタンです。インテリアデザイナーとしての視点で設計されたこのランタンン「38灯 38-kT (MIYABI)」は、光源が直接目に入らない柔らかな光と、インテリアに溶け込むシンプルなデザインが特徴。
その背景には、「自分が本当に欲しいものを作る」ために全財産を賭けた、夫婦のドラマがありました。取材スタッフが、茨城県に本社を構える、株式会社38研究所の代表取締役、宮﨑秀仁氏にお話を伺いました。

株式会社38研究所 代表取締役の宮﨑秀仁氏

株式会社38研究所 代表取締役の宮﨑秀仁氏

―まずは、御社の歩みとブランドの成り立ちについてお聞かせください。

宮﨑 もともとはフリーランスのインテリアデザイナーとして、店舗内装の設計や施工などを手がけていました。その傍ら、趣味のアウトドアで使うギアをリメイクしたり、自分で開発したりしていたのが、ブランド「38explore」の始まりです。
「38研究所」という社名は少し堅苦しいかもしれませんが、実は妻や娘にも手伝ってもらっているアットホームな家族経営なんですよ。建築のデザインスキルを活かし、単なる装飾ではなく、必要な機能を組み立てることで美しさを生み出す「本質の実現」を追求してものづくりをしています。

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インテリアデザイナーが立ち上げた、独創的なアウトドアブランド。
LEDランタンをはじめとして、機能性とデザイン性を兼ね備えた商品を多く展開。

―建築など、現場の経験が非常に豊富だと伺いました。

宮﨑 そうですね。私のアウトドア好きのルーツは、小学校5年生の時に始めた登山にあります。その後、建築家の元での修業に加え、電気工事士や大工として現場で8年間ほど汗を流した経験もあります。建物の構造から内装まで熟知しているからこそ、「自分で説明できない線は書きたくない」という建築家由来のこだわりが染み付いているんです。この考え方が、無駄のないプロダクトデザインの根幹になっていますね。

―今回ご紹介する「38灯」の開発には、人生を賭けた大きな決断があったそうですね。

宮﨑 はい。友人の紹介でLEDランタンを作れるメーカーと出会ったのですが、開発には1,000万円もの資金が必要だと言われました。当時、ステッカー販売などでコツコツ貯めたその1,000万円が手元にあったのですが、それは私たち家族のほぼ全財産であり、家の購入資金でもあったんです。そのため、その1,000万円をLEDランタン開発のために使うか否か迷っていた際、妻が背中を押してくれたのです。「今ならいけるんちゃうか」と(笑)。その言葉で覚悟を決めて全額を支払い、一時的に一文無しになりましたが、この投資がブランドを大きく飛躍させる転機となりました。

また、製造過程でどうしても出てしまう傷などが付いた「B品」を廃棄せず商品化するために、「ステッカーを貼る」ことを前提としたデザインを考案しました。この苦肉の策が、結果的にユーザーさんが自分好みにカスタマイズを楽しむ「ステッカーチューン」という新たな文化を生むことになったんです。

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傷を隠す発想から生まれたステッカーチューン。
今や自分だけの一台を作る楽しみとして定着した。

―建築家の視点で設計された「38灯」の、こだわりや独自性について教えてください。

宮﨑 開発コンセプトは「現代版キャンドルランタン」です。実は、開発当時は業界全体で「明るさ(ルーメン)」や「バッテリー容量」を競うスペック競争が起きていましたが、私はあえてそこから降りました。真っ暗なキャンプ場では、過度な明るさは雰囲気を壊してしまいますし、本当に必要なのは「心地よい灯り」だと考えたからです。

だからこそ、点灯スイッチを入れた瞬間に「Low(弱)」モードから始まるように設計し、暗闇でつけても「眩しいっ!」とならないよう配慮しました。光源が直接目に入らない構造にしているので、柔らかく落ち着いた光になります。また、「自分が欲しいものを作る」という基準で、余計な機能は徹底的に削ぎ落としました。例えば、SOS点滅モードや急速充電機能は搭載していませんし、スイッチも凹凸のないタッチセンサーにしています。地味な点ですが、持ち運ぶ際にカチャカチャと音が鳴らないようフックの形状を工夫したり、バッテリーを交換可能にして長く使えるようにしたりと、細部まで徹底的にこだわっています。

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光源を隠す設計により、直視しても眩しさを感じにくい。

―日常生活では、どのような使い方がおすすめでしょうか。

宮﨑 シンプルなホワイト(WH)モデルは、どんなインテリアにも馴染むので、普段はリビングやベッドサイドの照明として楽しんでいただければと思います。そして、停電や災害時には、そのまま持ち出せる頼もしい「防災ライト」に早変わりします。いわゆるフェーズフリーなアイテムですね。上下にカメラの三脚ネジがついているため、スタンドに取り付けたり、フックで吊るしたりと、自由な使い方が可能です。好みのステッカーを貼って自分だけの一つを作れば、より愛着が湧き、日常的に目につく場所に置いておきたくなると思いますよ。

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ホワイト(WH)、ブラック(BK)、ブラウン(FDE)などカラー展開も豊富。
三脚用ネジ穴を備え、スタンドやフックなど自由な設置が可能。

―多くのユーザーや企業から支持されているそうですね。

宮﨑 ありがたいことに、その機能美と配慮が評価され、「おもてなしセレクション2025」を受賞しました。シンプルでカスタムしやすいデザインから、アパレルやアウトドアブランドなど400種類以上のコラボモデルが誕生しています。コレクターの方も多く、「38灯ナイト」というファンイベントを開催した際には3,000台ものランタンが集まるなど、本当に多くの方々に支えられていることを実感しています。

―最後に、今後のビジョンについてお聞かせください。

宮﨑 私が掲げているテーマは「100年耐え、100年を作る」です。一過性のブームで終わらないものづくりを目指しています。アウトドアの世界にあるシェラカップや、ジーンズのリーバイス501のように、時代が変わっても愛され続ける「ド定番」を作りたいんです。壊れたら捨てるのではなく、修理しながら長く使い続けられる道具として、次の世代へ受け継がれる未来を描いています。

―素晴らしいお話をありがとうございました!

38灯 38-kT (MIYABI) [WH]

「38灯 38-kT (MIYABI) [WH]」
価格:¥6,930(税込)
店名:38explore
電話:029-879-9130
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.38explore.com/items/65302077
オンラインショップ:https://www.38explore.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

宮﨑秀仁(株式会社38研究所 代表取締役)
1973年生まれ、愛知県名古屋市出身のデザイナー。小学生から登山を始め、幼い頃から絵に親しみ、建築家を志して高校ではデザイン科へ進学。著名な建築家のもとで経験を積んだ後、電気工事店と大工店で8年間修行し、職人としての技術を習得。これらの経験を活かし、アウトドアギアブランド「38explore」を立ち上げる。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/38研究所>

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