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使うほどに、ふっくら育つ。今治の老舗が技術を注いだ、新感覚タオル「MOFFLE(モッフル)」

2025/12/01

毎日使うタオル。「洗うたびにゴワゴワしてくる」「顔を拭くと繊維が残る」…。そんな小さなストレスを感じていませんか。今回、編集長のアッキーが注目したのは、新感覚タオル「MOFFLE(モッフル)」です。このタオル、なんと「洗うほどにボリュームが出る」特殊な糸を使い、驚くほど柔らかく、毛羽立ちにくいのが特徴なんです。その背景には、伝統産地・今治の常識にとらわれず、デザインや技術の革新に挑み続ける企業の姿がありました。取材スタッフが、愛媛県今治市に本社を構える、村上パイル株式会社 取締役社長の村上政嘉氏に話を伺いました。

まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

村上  1960年(昭和35年)に、先代である私の父が創業しました。父は当時25歳の若さで独立し、愛媛県今治市にある自宅の土地に工場を設立。昭和40年代、日本で普及し始めた「タオルケット」にいち早く着目し、主力商品として事業を軌道に乗せました。創業時から「時代のニーズ」を読み解き、新しい市場に挑戦する姿勢が息づいています。

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1960年の創業以来、タオルの可能性を追求し続ける。

村上社長ご自身は、家業を継ぐ前に銀行にお勤めだったそうですね。

村上  はい。大学から就職まで東京で過ごし、銀行に勤務していました。当初は家業を継ぐことは全く考えていませんでしたが、自分の力がそのまま結果として現れる仕事に魅力を感じ、家業を継ぐことを決意します。家業に入る直前、「今しかない」と思い、1年間アメリカへ短期留学し、英語を習得しました。この銀行勤務や留学で培った「外の視点」と「語学力」が、後のグローバルな取引や、革新的な商品開発にもつながっています。

御社の商品は、今治タオルの伝統的なイメージとは一線を画す、デザイン性の高いものが多い印象です。どのような点を大切にされていますか?

村上  今治タオルというと、「白くて柔らかく、ボリュームがある」というイメージが強いですよね。もちろんそれは素晴らしい今治の強みなのですが、弊社ではあえてデザイン性を多く取り入れることで差別化を図っています。

弊社の人気ブランドである「MiRT(ミルト)」は、「北欧のインテリアに合うようなタオルを提案したい」というコンセプトで立ち上げました。単に柄をつけるのではなく、コンセプトやストーリーから考えることを大切にしています。例えば、北欧の特産であるベリー類や、特徴的な葉の形を持つオーク(ナラ)の木をモチーフにするなど、そのデザインが生まれた背景まで含めて楽しんでいただけるよう工夫しています。

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北欧のインテリアに着想を得たブランド「MiRT(ミルト)」。
「白く柔らかい」だけではない、今治タオルの新たな可能性を示す。

タオル業界は、新しい商品を生み出すのが難しいというイメージもありますが、そうした新しいデザインや商品は、どのように生まれるのでしょうか。

村上  おっしゃる通り、タオルは新しいものを作り出すのが難しいという印象があると思います。弊社では、その停滞感を打破するために、企画や営業のメンバーが7~8人集まり、毎月、企画会議をしています。今治の本社と大阪の営業所をTV会議でつなぎ、立場に関係なくお互いに意見を出し合うのです。そこで「面白いアイデア」が出れば、それをどんどん進めていく。そうした継続的な取り組みと企業文化が、新しい商品を生み出す土壌になっていますね。

そうした流れから生まれた「MOFFLE(モッフル)」ならではの、こだわりや独自性について教えてください。

村上  「MOFFLE(モッフル)」のこだわりは、まず何といっても「糸」ですね。この糸は特殊な構造をしていて、「柔らかく、毛羽が立ちにくい」のが大きな特徴です。タオルを使った後、顔に繊維が残るあの小さなストレスから解放されます。さらに、洗うとどんどんボリュームが出てくる構造になっているので、タオルは使うほど痩せていくもの、という常識が覆るかもしれません。使うたびにふっくら育っていく楽しみがあります。そのうえ、この商品は普通のタオルに使われる糸の半分ぐらいの細い糸を使って織っているんです。だからこそ、肌に触れた瞬間のとろけるような、柔らかい風合いが生まれました。

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通常の半分の細さの糸を使用。
毛羽立ちが少なく、小さなストレスから解放してくれる。

村上 織り方にも工夫があり、「市松(いちまつ)模様」のように、パイルがポコポコと凹凸になるように織っています。この凹凸のおかげで、肌にベタッと張り付かず、夏場でもサラッとした拭き心地を実感いただけます。デザインとしてもアクセントになるので、バスルームに掛けてあるだけで空間がおしゃれになると思いますよ。

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この凹凸が、肌に張り付かないサラリとした感触を生み出す。
カラーバリエーションは、グレー、ホワイト、ベージュ、ネイビー、ブラックの5種類。

そのこだわり、お客様の反応も大きいのではないでしょうか。

村上  この「MOFFLE」は1年ほど前に発表したのですが、今治タオル組合が運営しているオフィシャルショップで、好調な売れ行きを見せているんです。今治本店や、流行に敏感な方が集まる東京・南青山のお店など、いわば今治タオルの「目利き」が集まる場所で選ばれているというのは、非常に嬉しいですね。デザインと品質の両方を認めていただけている証だと感じています。

最後に、未来へのビジョンについてお聞かせください。

村上  今治のタオル業界全体が苦戦する中でも、村上パイルは、「インバウンド」や「輸出」といった、今まさに伸びている分野への挑戦も続けます。かつて留学で培った「外の視点」が、今まさに会社の未来を切り開いています。同時に、メーカーの立場から一歩進み、今まで以上に消費者により近いところで商売をしていきたいですね。

―貴重なお話をありがとうございました!

MOFFLE(モッフル)

「MOFFLE(モッフル)」
価格:¥2,200(税込)
店名:Murakami PILE
電話:0898-53-3322(土日、祝日を除く)
商品URL:https://www.murakamipile.com/view/item/000000000106?category_page_id=premium
オンラインショップ:https://www.murakamipile.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

村上政嘉(村上パイル株式会社 取締役社長)
1967年愛媛県生まれ。1989年大和銀行に入行し、3年勤務後村上パイル株式会社に入社。2005年10月、取締役社長に就任。現在今治タオル工業組合の副理事長を務めている。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/村上パイル>

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