他にはないオリジナルカラーが人気。花瓶のいらない「ソープフラワー スタンディングブーケ」

2025/10/27

大切な人への贈り物、何を贈るか悩むことが多いですよね。 今回、編集長のアッキーが注目したのは、手軽なのに華やかで、長く楽しめる「ソープフラワー スタンディングブーケ」です。楽天で圧倒的な高評価を得るこの商品には、1924年(大正13年)創業の老舗が歩んできた、100年の歴史とお客様への真摯な思いが込められていました。なぜこのブーケが多くの人に選ばれるのか、その秘密の物語を、大阪府に本社を構える株式会社花びし 代表取締役の佐橋 武氏に取材陣が伺いました。

株式会社花びし 代表取締役の佐橋 武氏

はじめに、御社のこれまでの歩みについてお聞かせください。

佐橋 私たちのルーツは、1924年に初代である祖父が大阪で始めた「佐橋造花製作所」にあります。もともと手先が器用な家系で、戦後の混乱期も乗り越え、父である二代目が事業を継ぎました。そして私の代で、それまでの造花作りから、より芸術性の高い「アートフラワー」の製造へと舵を切ったのです。

当時「アートフラワー」は手作業で布を染め上げて作る、1本数千円もするような高級なものでしたが、東京の有名百貨店などで大変な人気を博しました。その後、時代の変化に合わせて、製造だけでなく高品質なシルクフラワーの卸売業を開始。そして現在ではオンラインショップを主力とした小売業へと事業の形を変えてきました。100年の歴史は、決して平坦な道のりではありませんでしたが、その時々でお客様に喜んでいただくために変化を続けてきた、信頼の証だと考えています。

大阪府大阪市に構える「本町本店」。
ドライフラワーや造花など、生活を彩るインテリアフラワーを販売。

社長ご自身は、どのような経緯で家業を継がれたのですか?

佐橋 もともと、サラリーマンでキャリアを終えるのではなく、いつかは自分で事業をしたいという思いを漠然と持っていました。親戚が陶器の会社や貿易業を営んでいた影響もあったかもしれません。本格的に家業へ関わるようになったのは、両親の介護がきっかけです。当時は事業だけに集中するというより、家族を支えることを優先しながら、できる範囲で事業の基盤を固めていきました。大阪の船場に拠点を移してからも、しばらくは事業のペースを調整する時期が続きました。そうした期間を経て、現在は事業に専念できる環境が整い、本格的に事業をスタートさせたという経緯です。この経験は、「人を大切にする」という、今の経営の核になっていると思います。

「ソープフラワー スタンディングブーケ」の開発経緯についてお聞かせください。

佐橋 生花のプレゼントには、アレルギーの問題や水やりといったお世話の手間、また衛生面から病院では持ち込みが制限されることもあります。そうした不都合を解消し、どんなシーンでも気兼ねなく花のギフトを贈れるようにと、私たちはソープフラワーに注目しました。さらに、「もっとお客様の心に響くものを届けたい」という思いから、独自にオリジナルカラーの開発を始めたのです。全16色のうち、半分の8色は、うちでしか手に入らない特別な色です。企画は現場の女性スタッフたちが中心となり、流行の色や、お部屋に馴染むアンティーク風の色合いなど、試行錯誤の末に生み出しています。お客様からも、このオリジナルカラーが大変好評です。

全16色のうち8色は、他では手に入らない花びしだけのオリジナルカラー。
(マザーズルージュ、ショコラボルドー、オパールピンク、イノセントモーヴ、
ドレッシーモーヴ、ダイアモンドピンク、シフォンホワイト、クラシックグリーン)

オリジナルカラーならではのブーケが人気。

多くの方に選ばれる理由として、どのようなこだわりがありますか?

佐橋 まず、贈られた相手の方に手間をかけさせない「利便性」を大切にしています。このブーケは、箱から出してそのまま飾れるスタンディング仕様で、花瓶を用意する必要がありません。また、商品の魅力を最大限に伝えるための「見せ方」にも徹底的にこだわっています。マンションの一室に専用の撮影スタジオを作り、担当者が時間をかけて一枚一枚丁寧に撮影しているんです。お客様が手にした時に「イメージ通り!」と思っていただけるように、誠実に向き合っています。

インテリアになじむラッピング。
イメージに合うよう、写真も一枚一枚こだわって撮影している。

どのようなシーンで贈られることが多いですか?

佐橋 ご購入の7~8割がギフトでのご利用ですね。生花と違ってお世話が不要なので、例えば、生花の持ち込みが難しい病院へのお見舞いに喜ばれます。また、お店の開店祝いにもぴったりです。「ずっと応援しているよ」という気持ちを、美しさが長持ちするお花に託すことができるので、お選びいただけているのだと思います。

カードの種類は取材時から追加し、フリーメッセージ含め現在29種になっている。

楽天では「月間優良ショップ」を受賞されるなど、お客様からの評価が非常に高いですね。

佐橋 ありがとうございます。私たちは特別な対策をしている意識はないのですが、職人気質と申しますか、一つひとつのご注文に対して、とにかく真摯に向き合うことを徹底しています。その積み重ねが、評価に繋がっているのかもしれません。

お客様との印象的なエピソードがあれば教えてください。

佐橋 以前、お客様から厳しいレビューをいただいたことがありました。ですが、そこで担当者が丁寧に状況をご説明したところ、お客様にはご理解をいただき、さらにはお店のファンになってくださいました。また、レビューを最高評価に修正してくださったんです。こうした一つひとつの誠実な対応の積み重ねによって、大切な人への贈り物を安心してお任せいただくことにつながると信じています。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

佐橋 私の夢は、全国に100店舗の「造花ショップ」を展開することです。生花店はあっても、気軽に立ち寄れる造花の専門店はまだ少ない。この文化を日本中に広めるのが私の使命だと思っています。店舗では、ただ商品を売るだけでなく、お客様が自分でアレンジメントを作れるようなワークショップも開催したいですね。このブーケを手に取っていただくことが、日本のフラワーカルチャーを豊かにする、そんな未来への一歩に繋がれば嬉しく思います。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

「ソープフラワー スタンディングブーケ Mサイズ」
価格:¥2,900~(税込)
店名:造花・ドライフラワー専門問屋 花びし
電話:06-6744-1187(10:00~16:00 ※土日・祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/r-hanabishi/smt-bouquetm/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/gold/r-hanabishi/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

佐橋 武(株式会社花びし 代表取締役)
20代前半やりたいことがあり様々迷うが両親の介護をする為家業に入る。
事業は1から作り上げた。スーパーや駅構内の店頭売りから、地方への行商を含め造花に関するあらゆることを経験。アートフラワーの製造では全国の有名百貨店などから人気を得た。50代前半で両親の介護が終わり、本格的に事業をスタートさせる。イオンモールへの出店や、ECでは楽天より評価を得ている。現在上場を目指して悪戦苦闘している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中 香花 画像協力/花びし>

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