今回アッキーが気になったのは、自然素材のぬくもりを大切にした知育玩具を企画・製造する株式会社エド・インター。遊びを通して知能を伸ばし、感受性や想像力を育む幼児教室との共同開発とあって、その知育効果は折り紙つき。成長段階に見合った遊び方、好奇心を惹きつける色づかいなどにもこだわった知育玩具づくりにかける想いを代表取締役社長の楢井貴博氏に伺いました。

株式会社エド・インター 代表取締役社長の楢井貴博氏

―創業の経緯を教えてください。

楢井　1988年、私の父が創業した会社です。父はもともと大学受験のための学習塾を運営していたのですが、早期教育の重要性に気づき、幼児教室を運営するエド・インターを設立しました。知育玩具の取り扱いをはじめたのは、知育における「遊び」の大切さを実感したことがきっかけです。当時、木製玩具はヨーロッパからの輸入品など高価なものしかありませんでしたので、誰でも気軽に購入できるようにと、タイの工場が扱う木製玩具を日本風にアレンジして輸入するところからはじめました。次第に商品開発やデザインも自社で行うようになり、現在は2016年に設立したベトナムの自社工場で商品づくりを行っています。

―商品づくりにおいて、こだわっているのはどんなところですか？

楢井　こだわりはたくさんありますが、1番は何度も検証を繰り返す開発のプロセスです。これまで数え切れないほどのお子さまたちと接してきた幼児教室の先生方に、この年齢でこの遊びは難しいとか、ここの角が危ないよねとか、この重さだと持てないよとか、細やかなご指摘をいただくことで、確かな知育要素と安全性を実現しています。できあがったサンプルは、教室に来られるお子さまに実際に遊んでもらったり、保護者の方々からのご意見をフィードバックしたりして、さらに改良を重ねていきます。

グッド・トイ賞を受賞した「Connectable Chain Cobit」。
ギフトにぴったりなおしゃれなパッケージも◎！

―知育玩具によってどのような能力が育まれるのでしょうか？

楢井　人格形成にとって最も重要だといわれているのは、0歳から3歳までの期間です。その時期に知育玩具で遊んでいただくことで、お子さま1人1人が持つ才能や可能性を将来大きく開花させるための“根”を育むことができると考えています。感性や想像力を刺激し、思考力を養うとともに、コミュニケーション能力や他者を慮る心も培われますので、異なる文化を受け入れられるような柔軟な心、ダイバーシティを持った大人になってほしいという願いも込めて、おもちゃづくりを行っています。

遊び方にルールは無し！
自由な発想で遊びを展開していける新感覚のおもちゃ。

―「Connectable Chain Cobit（コネクタブルチェーン コビット）」は、おもちゃの専門家と協同で開発されたのだとか。

楢井　おもちゃと親子、おもちゃと子どもなどをテーマに講演やワークショップを行う専門家の方に監修をお願いしました。その方の講演を聞くと、子どもたちもすごく楽しそうに遊ぶんですよ。まさに“遊びのプロ”です。そんな方に専門家ならではのアイデアをいただきながらつくりました。コンセプトは、1人でも、みんなでも、親子でも、夢中になって遊べるおもちゃ。自由な発想でどんな風にも遊べる、無限の可能性を持つおもちゃが完成しました。

幼児教室監修のブックレット付き。
遊び方のヒントや知育効果を高めるような声かけのアドバイスも収録。

アルコール除菌もOK！
食品衛生法をクリアした塗料を使用しているので安心して遊べるのも嬉しい。

―このユニークな形状が、自由に遊ぶためのポイントになっているのでしょうか？

楢井　そうですね。さまざまなイメージを膨らませやすいカタチにこだわってデザインしました。面がたくさんあるのでいろいろな置き方で並べたり積み重ねたりもできますし、想像力を働かせて何かに見立てて遊べるようにもしています。複数のピースを繋ぎ合わせることもできますので、長く繋いでクネクネ動かしたり、輪っか状に繋いで回転させたりなど、複雑な動きも可能です。ピース同士を組み合わせるための構造もポイントで、カラーリングされた球の部分を動かさないと繋げられない仕組みになっています。両手を使って球を引っぱったり、スリットに差し込むために腕を上下させたりと、いろいろな動作が求められるので、手指を動かす感覚はもちろん、観察力、構造を考える力も育まれます。

形の異なる7つのブロックを組み合わせて
立方体を完成させる「賢人パズル」。

テキストブックには問題を3段階のレベルに分けて掲載。
6番目までの手順が示されたレベル1からチャレンジできる。

―「賢人パズル」はどんなコンセプトから生まれたおもちゃなんですか？

楢井　同じ3歳児でも1人1人成長段階が違いますので、どんなお子さまでも遊べるように考えてつくったおもちゃです。ゴールがわかりやすいよう、複数のブロックを組み合わせて立方体をつくるというシンプルな形にしたのもこだわりの1つです。
お付けしているテキストブックには、何通りもある組み合わせから全56パターンを掲載しています。レベルが上がるごとにブロックを並べる手順のヒントが少なくなっていくので、段階的に難しい問題に挑戦することができます。3Dでの空間認識が必要なので、知育効果は抜群です。小さなお子さまにとってはヒントの絵の通りに積んでいくこともなかなか難しいですし、上級レベルになると大人でも頭を抱えるほどなんですよ。

最後の1個を置いたときの
「できた！」という達成感が自信にも繋がっていく。

―最後に、今後のビジョンをお聞かせください。

楢井　「知育玩具で笑顔いっぱいの地球へ」という新たなビジョンを掲げています。これには2つの意味があり、知育玩具で遊ぶ子どもたちが笑顔になれば、親御さんも笑顔になるし、その様子を見た周りの人も笑顔になる。そんな笑顔の連鎖を世界中に拡げていきたい、というのが1つ。さらに、子どもたちが大人になる未来の地球が自然豊かで住みやすい場所であるように、という願いも込めています。

―本日は素晴らしいお話をありがとうございました！

「Connectable Chain Cobit -6pieces-」
価格：¥2,970（税込）
店名：エドインター公式オンラインショップ
電話：0120-252-415 / 06-7507-2525【携帯電話からはこちら】（10:00～17:00 土日祝日除く）
定休日：インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL：https://ec.ed-inter.co.jp/c/gr1/PLAY/PLAY04/820063
エドインター公式オンラインショップ：https://ec.ed-inter.co.jp/

「賢人パズル」
価格：¥2,530（税込）
店名：エドインター公式オンラインショップ
電話：0120-252-415 / 06-7507-2525【携帯電話からはこちら】（10:00～17:00 土日祝日除く）
定休日：インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL：https://ec.ed-inter.co.jp/c/gr1/PLAY/PLAY08/802595
エドインター公式オンラインショップ：https://ec.ed-inter.co.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

＜Guest’s profile＞
楢井貴博（株式会社エド・インター 代表取締役社長）

1986年兵庫県生まれ。大学卒業後、アパレルメーカーに就職しバングラデシュ駐在を経て、2013年に株式会社エド・インターへ入社。2016年にベトナムにて同社子会社にあたる海外法人の立ち上げを行い、2017年に代表取締役社長へ就任。

＜文／野村枝里奈　MC・撮影／根井理紗子　画像提供／エド・インター＞