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北海道産大豆100%きなこの変わりダネ「白いきなこ」と「初恋きなこ」

やさしい甘みと香ばしい香りをもつ日本の伝統食材、きなこ。北の大地で、北海道産大豆できなこを作り続ける坂口製粉所があります。創業100年を超える老舗ながら、遊び心を感じさせる新商品も発表。和スイーツの材料としてだけでなく、美容や健康への効果でも注目が集まるきなこを、もっと身近に取り入れるには?
今回編集長アッキ―こと坂口明子が気になった株式会社坂口製粉所の代表取締役社長の坂口幸司氏に、取材陣が伺いました。

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株式会社 坂口製粉所 代表取締役社長の坂口幸司氏

―北海道できなこといえば「坂口製粉の焙煎丸大豆きなこ」を指すほどと聞いています。創業100年を超える老舗ならではの知名度ですね。

坂口 実は、100年前からきなこを作っていたわけではないのです(笑)。創業者の祖父が大正11年に精米業を始め、昭和に入って製粉業にも進出し、きなこや上新粉などを和菓子店に納入するようになりました。以後、祖母、父、母と継いで、私は三世代、五代目社長です。きなこを家庭向けに小売りするようになったのは父の代。当時、業務用きなこが主力だったので、思い切った転換だったと思いますが、アイデアマンだった父は新しいことにどんどんチャレンジして業務を拡大しました。「きなこ牛乳」も父が生み出したと聞いています。

―牛乳にきなこを溶かして飲むきなこ牛乳、私も家族も大好きですが、三代目が生みの親だったのですか!?

坂口 長年きなこの健康効果を研究していた医師の提案で初めて飲んで「これはいい!」と直感したそうです。自社で製品化し、広告宣伝にも力を入れました。自社のトラックも「きなこ牛乳で元気、元気」と大きく書いて街を走るものですから、子どものころ、友だちにからかわれたことをよく覚えています。そうやって父の築いたきなこ屋の土壌に感謝をしながら、時代の移り変わりとともに私の使命も変わりつつあることを感じています。

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きなこを牛乳に溶かしたきなこ牛乳は、坂口製粉所発。好みではちみつを足したり温めたりしてもおいしい。

―五代目になられてから、ISO22000認証を取得したり、スイーツメーカーとのコラボ商品を出したり、斬新な新商品を出したりされていますね。

坂口 衛生面はもちろん、アレルギーや原料である大豆の品質など、より安心安全な商品を提供すべきだと考えています。その上で、北海道産大豆を使ったきなこを、もっと多くの方に楽しんでいただきたい。きなこがいつもそばにある生活を提案したい。その思いから、新しいことにチャレンジしたり思いついたことを形にしたり、可能性を探っていきたいと思っています。

―新商品である、低温焙煎の「白いきなこ」と二度焙煎の「初恋きなこ」。原料は同じはずなのに、色も味わいも香りもまったく違うことにとても驚きました。

坂口 「白いきなこ」は、「そういえば、黄色くないきなこもできちゃうよね」というところからスタートしたもの。北海道産大豆の甘みや風味を最大限に引き出しつつ、きなことして成り立つギリギリの炒り具合を低温焙煎で実現し、北海道のイメージ、白い大地を彷彿とさせるなめらかなきなこができ上りました。「初恋きなこ」はその真逆と言えるかもしれません。たまたま飲んでいた麦茶のラベルに「二度焙煎」とあって、うちには2種類の釜があるからやってみよう、と……。大豆の香りを残しながら焙煎する釜と、大豆の芯まで煎る釜、2度焙煎するからこその、濃厚な香りとリッチな味わいになりました。

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左が「初恋きなこ」で右が「白いきなこ」。色の違いは歴然。

―ネーミングもパッケージも斬新ですね。

坂口 きなこの王道商品はすでにありますから、アイデア優先のものや目新しい商品は、遊び心たっぷりでもいいんじゃないか、と。「白いきなこ」は北国、北海道のイメージを全面に押し出しました。「初恋きなこ」は、実はネット公募で商品名を決めました。当社初の二度焙煎の濃い味に、お客様が恋してくだされば……ほろ苦さは初恋の味……「濃い」と「恋」の掛け言葉ですね。

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きなこらしからぬパッケージデザインやネーミングが新鮮。

―タイプの違う2つのきなこ、楽しみ方を教えてください。

坂口 「白いきなこ」は白い見た目と上品な風味が特徴。例えばコーヒー羊羹や黒豆煮のような黒いものとの対比が美しいのではないでしょうか。羊羹の濃厚な甘みを少しさっぱりさせてもくれます。「初恋きなこ」は逆に真っ白いものによく映えます。アイスクリームやヨーグルトなどとの相性は間違いありませんね。

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やさしい味わいの「白いきなこ」は濃厚な甘みをマイルドに。濃い香りの「初恋きなこ」はアイス大福にコクをプラス。

―生まれながらにしてきなこ屋さんである坂口社長。きなこの楽しみ方をたくさんご存じではないでしょうか?

坂口 冷凍バナナと牛乳、きなこを入れたスムージーを毎朝飲んでいます。その時々で野菜や粉末青汁を足しながら。白玉きなこ、わらびもちも大好きです。きなこというと和スイーツのイメージが強いかもしれませんが、料理にも使えますよ。ほうれん草のきなこ和えとか、先日試したきなこ豆乳カルボナーラも、とてもおいしかった。カレーやみそ汁に入れればコクが出るし、天ぷらの衣に使っても風味がよくなります。「チョイ足し」や「味変」に使っていただくのにピッタリですよ。

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ほうれん草のきなこ和えなど料理にも重宝する。

―きなこの可能性は無限ですね。2022年で創業100周年。今後の展望はどのようにお考えですか?

坂口 きなこは昔からある日本の食材で、テレビやSNSの話題から美容や健康効果の点でブームもたびたび起こります。実際に、良質なたんぱく質や食物繊維が豊富で、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが含まれることでも知られています。一時のブームやお餅の季節だけでなく、もっと身近に生活に取り入れていただけるように、注目の新商品や他社とのコラボ商品開発、広報活動に力を入れていきたいと思います。最近の自信作、「きなこ黒豆」もぜひお試しください。うちはきなこ屋ですから、きなこそのもので勝負していきたいという気持ちは変わりません。きなこをキッチンに常備して、調味料のように使うご家庭が増えることを目指しています。

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二度焙煎した北海道産黒豆を、
同じく二度焙煎したたっぷりのきなこで包んだ香ばしいおやつ。
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調味料として、毎日の料理に取り入れたいヘルシー食材きなこ。

―きなこを調味料のように? グッドアイデアですね。早速今日から砂糖の隣にスタンバイさせます。すばらしいお話をありがとうございました!

白いきなこパッケージph_商品1

「白いきなこ」

▶価格 ¥135(税込)
▶店名 北海道のきなこ屋さん 坂口製粉所 ネットショップ
▶電話 011-873-4157
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品URL https://www.kinako.co.jp/commodity_detail.php?cd=30
▶オンラインショップ https://www.kinako.co.jp/commodity.php

初恋きなこパッケージph_商品2

「北海道産 初恋きなこ」

▶価格 ¥195(税込)
▶店名 北海道のきなこ屋さん 坂口製粉所 ネットショップ
▶電話 011-873-4157
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品URL https://www.kinako.co.jp/commodity_detail.php?cd=33
▶オンラインショップ https://www.kinako.co.jp/commodity.php

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「北海道産 きなこ黒豆」

▶価格 ¥302(税込)
▶店名 北海道のきなこ屋さん 坂口製粉所 ネットショップ
▶電話 011-873-4157
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品URL https://www.kinako.co.jp/commodity_detail.php?cd=35
▶オンラインショップ https://www.kinako.co.jp/commodity.php

<Guest’s profile>
坂口幸司氏(株式会社坂口製粉所 代表取締役社長)

1976年 北海道札幌市生まれ。北海学園大学卒業後、江別製粉株式会社へ入社し、修業期間を経て坂口製粉所へ入社。原料仕入、営業活動に携わり常務取締役を経て2014年に代表取締役社長に就任。全国きな粉工業会理事を務める傍ら、HPドメインを「kinako(きなこ)」で取得するなど、きな粉の普及活動に邁進している。

<文・撮影/植松由紀子 MC/吉田茉代 画像協力/坂口製粉所>

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