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食卓が笑顔になる! 人気のキムチ専門店が誇る 「ペチュキムチ」「水キムチ」 「オモニの食卓」シリーズ

2022/03/18

東京・東上野のキムチ横丁で三代続くキムチの専門店「第一物産」。守り続けられる伝統の味と新商品について、編集長アッキ―が気になった株式会社第一物産代表取締役で、キムチソムリエでもある姜恵蘭氏に取材陣がうかがいました。

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株式会社第一物産 代表取締役の姜恵蘭(カン ヘラン)氏

-創業のきっかけについて教えてください。

 もともとは1960年に祖父母が始めたお店です。祖母は韓国で下宿屋を営んでおりましたが、朝鮮戦争の後、日本にやってきて、在日コリアンに故郷の味を食べてもらいたいとキムチをはじめ、韓国食品の専門店を始めました。祖母が亡くなった後は、私の母が2代目となり、全国各地の百貨店・スーパーなどで韓国食品・キムチの催事事業を開始し、レストランもオープンしました。しかし母は57歳のときに脳幹出血で急逝し、2005年私が30歳のときに三代目として店を継ぐことになりました。

-昔から家業を継ごうと決めていたのでしょうか?

 いえいえ。母は毎日忙しくて構ってもらえませんでしたし、母は面倒見がいいから、いつも家に誰かが泊まっているような家庭で(笑)。もう家から出たくてしょうがなくて、イギリスに5年間留学していました。でも、家から離れたことで、健康にとって食事がいかに大切か、キムチをはじめ発酵食品がいかにすぐれた健康食であるのかがよくわかりました。

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代々伝わる厳選した素材から抽出した出汁と
厳選した素材で作る薬念(ヤンニョム)で漬けた
「ペチュ(白菜)キムチ」。

-若くして三代目となられて大変なことは?

 とにかく失敗をたくさんしました。「匂いのないキムチ」を作ってみたり、新しいことにも挑戦しましたが、うまくいかないんです。やっぱり伝統のキムチをちゃんと作らないとダメだと基本に立ち返り、OEMも断って、自社の製品を信念を持ってやっていくという路線に変更しました。大事なのは、利益だけを追求することではなく、私たちが作った商品でお客様が笑顔になってくださることです。母の時代に比べると、売上も規模も1/3に減りましたが、キムチ専門店として伝統の味を守っています。

-おいしいキムチが完成するまでの過程を教えてください。

 原料の白菜は国産ですが、季節で味が違うので、塩分を調整しています。1株1株 塩をふって、塩漬けにしたあと、今度は水洗いをして、水を抜きます。その後、白菜の葉、1枚1枚に薬念を塗り、すべて機械を使わずに手作業で行っています。また、創業から続く、秘伝の薬念の製法を守るため、限られた職人のみ作ることができるのです。

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年間を通して新鮮な白菜を使用するため、
季節によって産地を変更。
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キムチの味を決める「唐辛子」。韓国産唐辛子を使用し、
中粗と粉末状の唐辛子を使い分けています。

-伝統へのこだわりと手間暇をかけた作業がおいしさの秘密なんですね。

 以前、年末に慌ててキムチを買いに来られた方が「孫がお正月に帰ってくるんだけど、ここのキムチがないなら帰らないなんて言うのよ」と笑顔でおっしゃっていました。私たちのキムチがお客様の食卓を笑顔にする、この使命のためにも、伝統的なこだわりのある作り方を変えることはできません。

-キムチのおすすめの食べ方は?

 ゆっくりと冷蔵庫で発酵させて食べるのがキムチの醍醐味です。そのままでもおいしいですが、一本漬けで発酵が進んだ酸味の強いキムチを豚のブロックと一緒に煮込む「キムチチム」もおすすめです。水を豚のブロックがかぶるくらい入れ、弱火で20分くらい煮込むと、おいしい豚肉のキムチチムが完成します。

※「チム」とは韓国語で煮込み料理を意味します。
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おすすめ料理の豚肉のキムチチム。

-チゲの「オモニの食卓」シリーズが新発売となりましたが、こちらの発売のきっかけは?

 私が幼いころから食べてきたのが私のオモニ(母)の愛情たっぷりなキムチチゲです。今は、私が全員の健康を願い、繁忙期や季節の変わり目など社員の健康のためにまかないでキムチチゲを作るのですが、みんなが「社長のチゲ食べると元気いっぱいになる!」と笑顔で言ってくれます。
コロナ禍で家で食事することが増え、健康や食への関心も高まり、私たちにできることは「お客様の食卓を笑顔に健康に元気にすること!」でした。
「私たちが普段から食べている、キムチチゲをもっと手軽に食べられるよう、お届けしたい!」という声が社内で自然と増え、「冷凍がいい!」「社長のまかないのようにキムチたっぷりで!」など、愛情と心をこめて考えた「お客様の健康のために私たちにできること」から生まれた商品です。
低温発酵した白菜キムチと、こだわりのスープが自慢の昔ながらのキムチチゲです。

-唐辛子を使わない「水キムチ」もおいしかったです。

 こちらは創業60周年で作った記念キムチで、酸味のあるスープが特徴です。
汁ごと飲む、昔ながらのキムチです。乳酸菌がたくさん含まれているので、腸が整い、肌が整うと言われています。冷麺の具やスープとして使っていただくのもおすすめですが、まずはぜひそのままスプーンで汁ごと具と一緒にお楽しみいただきたいです。

キムチ_6
スープも楽しめる水キムチ。

-最後にメッセージをお願いします。

 ひとりでも家族でも、食べるときには、食卓に物語が生まれます。手作りの伝統製法や、おいしいのは当たり前で、お客様が笑顔になれる食卓のために作っているという気持ちはいつも忘れていません。キムチは発酵食品として栄養価が高いのはもちろん、私たちの想いのすべてが入っているので、ぜひ一度ご賞味ください。
キムチは薬味こそ、素晴らしい栄養素や乳酸菌が含まれています。発酵食であり保存食として継がれてきた韓国の伝統の味をぜひご賞味ください。
母から娘へ継がれてきた伝統発酵のキムチ、そして第一物産の新しい食の提案を楽しみにしていただけたらうれしいです。

-ありがとうございました!

キムチ_商品1ss

「ペチュキムチ(カット)※白菜キムチ 500g」

▶価格 ¥850(税込)
▶店名 第一物産
▶電話 03-3836-0284(土日祝を除く10:00~16:00)
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品URL https://shop.d1b.jp/view/item/000000000455?category_page_id=ct2
▶オンラインショップ https://shop.d1b.jp/

キムチ_商品2

「水キムチ 400g」

▶価格 ¥570(税込)
▶店名 第一物産
▶電話 03-3836-0284(土日祝を除く10:00~16:00)
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品URL https://shop.d1b.jp/view/item/000000000563
▶オンラインショップ https://shop.d1b.jp/

キムチ_商品3

「オモニの食卓 海鮮スンドゥブチゲセット1人前」

▶価格 ¥600(税込)
▶店名 第一物産
▶電話 03-3836-0284(土日祝を除く10:00~16:00)
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品URL https://shop.d1b.jp/view/item/000000000564?category_page_id=ct295
▶オンラインショップ https://shop.d1b.jp/

キムチ_商品4

「オモニの食卓 キムチチゲセット1人前」

▶価格 ¥398(税込)
▶店名 第一物産
▶電話 03-3836-0284(土日祝を除く10:00~16:00)
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品URL https://shop.d1b.jp/view/item/000000000561?category_page_id=ct295
▶オンラインショップ https://shop.d1b.jp/

キムチ_商品5

「オモニの食卓 牡蠣キムチチゲセット1人前」

▶価格 ¥900(税込)
▶店名 第一物産
▶電話 03-3836-0284(土日祝を除く10:00~16:00)
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品URL https://shop.d1b.jp/view/item/000000000575?category_page_id=ct295
▶オンラインショップ https://shop.d1b.jp/

<Guest’s profile>
姜恵蘭氏(株式会社第一物産 代表取締役)

祖父母から代々続く第一物産の三代目として、経営のほかに自社商品の開発やレシピ提案、そしてキムチソムリエとしてキムチや発酵食を伝える活動を行う。中医薬膳指導員の資格も持つ。

<文/垣内栄 MC/菅野真央 画像協力/第一物産>

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