第5回 おいなりさん

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秋になると私の田舎は五穀豊穣を願って近くの神社で秋祭りがあります。
そんなお祭りごとによく作っていたのが「おいなりさん」。縁起がよく、神輿を担いだ休憩の間にもパクっと口にほおばることができたのも理由の一つ。
うちには子供の私がすっぽり隠れてしまいそうな大きな木桶(飯台)があり、椅子にのって大きなしゃもじですし飯を切るのが私の仕事でした。あつあつの湯気が立ち上るごはんに、すし酢がかかると酢のなんとも言えない香りが広がります。
すし飯を桶いっぱいに広げると両手でうちわを持って力いっぱい仰ぎます。全力で仰ぐので私の電池が切れるのもはやい!途中、おばあちゃんに代わってもらってやっぱり自分でやりたいとうちわを奪って仰いでいたのを思い出します。
たっぷりとだしを含ませたお揚げに、ご飯を詰める作業は私にとっては工作のような時間。
おばあちゃんに詰める方法をおそわりながら、スムーズに詰められるようになるととても嬉しかったです。
これからのシーズンお弁当やホームパーティにも最適ですね。きれいに詰めるポイントを押さえながらぜひ試してみてくださいね。

●おいなりさん 20個分

材料
・油揚げ 10枚
・すし飯 350g
・白ごま 小さじ2

A
・だし汁 2カップ
・しょうゆ 70ml
・砂糖 50g

1、油揚げは菜箸でのばす。そうすることで開きやすくなる。
2、1を半分にきり手で中をひらき、沸騰したお湯で1分ほど煮て油抜きをする。ザルにあげて水分をぬく。
3、鍋にAと2を並べて入れ、落し蓋をして中火にかけ汁気がなくなるまで15分ほど煮詰める。火を止めて落し蓋をしたまま冷ます。
4、すし飯に白ごまを混ぜ合わせる。
5、4を12等分にして軽く握っておく。
6、3を両手で挟み、汁を絞る。
7、6に5を詰めて口を閉じて、閉じ目をしたにして並べる。

●基本のすし飯

材料
・炊き立てごはん 2合分(650g~700g程度)
・酢 50ml
・砂糖 大さじ2
・塩小さじ1

①酢、砂糖、塩を合わせよく混ぜておく。(酢が飛んでしまうので加熱しない)
②炊き立てのご飯に①を回しかけしゃもじで切るようにまぜる。
③うちわでよく仰いで冷ます。
④濡れふきんをかけて乾燥を防ぐ。

梶山葉月

梶山 葉月

東京農業大学卒業。大学卒業後、フードコーディネーターのアシスタントを経て独立。主にテレビやCMなど広告関係の料理製作・スタイリング・レシピ提案・ケータリングなど「食」のトータルコーディネートを行っている。不定期でイベントを開催し、旬の食材を味わう場も提供。また、素材を生かしたシンプルな料理には定評があり、見た目の美しさもさることながら美味しく体に良い料理を目指している。

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