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本醸造醤油と一番だしが響き合う。創業120年の老舗が届ける「芳醇天然かけ醤油」とおやつにぴったり甘じょっぱい「みたらしろっぷ」

2026/05/21

今回、編集長のアッキーが注目したのは、素材の旨みが引き立つ「芳醇天然かけ醤油」と、醤油の新しい楽しみ方を提案する「みたらしろっぷ」です。じっくり熟成させた本醸造濃口醤油に、自社で丁寧に引いた鰹の一番だしと昆布のうま味を配合。このかけ醤油は、驚くほどまろやかで、かけるだけから、料理にも重宝。そして、バニラアイスなどにかけるだけで手軽に和スイーツを楽しめる醤油のシロップは、おやつやデザート向きの一品です。
その背景には、伝統を守りながら「大手には真似できない本物の味」を追求し続ける3代目と4代目の情熱がありました。取材スタッフが、広島県に本社を構える、川中醤油株式会社 代表取締役社長の川中康三氏にお話を伺いました。

川中醤油株式会社 代表取締役社長の川中康三氏

川中醤油株式会社 代表取締役社長の川中康三氏

まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

川中 弊社の創業は1906年(明治39年)、日露戦争が終わって間もない頃に、初代の川中力三が広島で醤油と味噌の製造を開始したのが始まりです。当時は一軒一軒、地域の方々に喜んでもらえるようにと醤油を配って回ることから始まり、少しずつその歩みを進めてきました。戦後、2代目の俊三が跡を継ぎ、地元の佃煮店や漬物店へと販路を広げたことで、より多くの方の食卓に弊社の味が並ぶようになったのです。私たちが大切にしてきたのは、「地域の方々に喜んでいただける醤油造り」という姿勢です。120年という長い歳月、広島の食卓を支え続けてきたという自負と地域との絆は、今も変わることのない私たちの財産だと考えています。

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創業から120年、地域の人々に寄り添った醤油造りを続けている。

家業を継ぐことへの思いや、これまでの苦労について教えていただけますか。

川中 幼い頃から家業を継ぐのは当たり前という環境で育ち、東京農業大学の醸造学科で、醸造についてや醤油について学びました。札幌の醤油メーカーでの修業を経て入社しましたが、醸造という仕事に強い誇りと責任を感じています。

そんな私の支えになっているのは、過去に直面したリコールという大きな困難の際にお客様からいただいた言葉です。当時は本当に苦しい状況でしたが、多くのお客様から「川中さんの醤油がないと料理ができない」「頑張ってくれ」という温かい励ましのお手紙やお電話をいただきました。そのお声に救われ、品質への責任をより強く再認識することができたのです。お客様との強い信頼関係こそが、妥協のないものづくりを続けていくための、何よりの支柱になっています。

看板商品の「芳醇天然かけ醤油」が誕生した背景には、どのようなドラマがあったのでしょうか。

川中 「芳醇天然かけ醤油」は1985年、私の父である3代目の敬三が「どんな大手メーカーにも真似できない、本物のおいしい醤油を造りたい」という思いで開発したものです。実は当時、「醤油に動物性のだし(鰹節など)を合わせる」という手法は、業界ではタブー視されていました。しかし3代目は「旨みの相乗効果」に着目し、周囲の反対や常識を押し切って挑戦したのです。

自社抽出のだしを合わせるために試行錯誤を繰り返し、高品質・高付加価値な商品へと大きく舵を切ったことは、老舗としての重大な決断でした。発売当初から百貨店の進物用として注目され、口コミで全国へとその評判が広がっていきました。

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鰹節などの動物性のだしを加えた、累計販売数720万本を超える看板商品。

製造におけるこだわりを詳しくお聞かせください。

川中 一番のこだわりは、自社工場で「鰹の一番だし」を抽出していることです。大手メーカーでは手間がかかりすぎて真似できない手法ですが、私たちは抽出しただしの中でも特に香りと旨みに優れた「上澄み」だけを厳選して使用しています。

この丁寧に引いた一番だしと、じっくり熟成させた本醸造濃口醤油を合わせることで、圧倒的な「旨みの相乗効果」が生まれます。だしの力が非常に強いため、薄めてつゆとして使用できるほど、旨みが豊かで物足りなさを一切感じさせない独自のバランスを実現できました。1985年の発売から40年以上、この手間暇のかかる製法を一度も変えずに守り続けています。大量生産では決して再現できない、奥行きのある香りとまろやかな口当たりこそが、弊社の職人魂の結晶なのです。

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職人が抽出した一番だしのうち、
最も香りが高いとされる「上澄み」のみを使用している。

日々の食卓で、この「芳醇天然かけ醤油」をよりおいしく楽しむための、おすすめを教えていただけますか。

川中 特におすすめなのは卵かけご飯です。炊きたての白いご飯に生卵を落とし、この醤油をひと回ししてみてください。だしの香りがごちそうに変えてくれます。

また、焼きなすや冷奴などのシンプルな素材にかけていただくと、素材本来の甘みがぐっと引き立つことを実感いただけるはずです。私は夏野菜の揚げ浸しにかけて食べるのもお気に入りなのですよ。さらに、煮物や炒め物に使えば、これ一本でプロのような味が決まります。調味料をいくつも用意する手間が省けるため、本物の味を手軽に楽しみたいという現代の方々のニーズにも寄り添える一本だと考えています。

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卵かけご飯や冷ややっこにかけるのはもちろん、料理の味付けにも。

お客様からはどのような反響が寄せられていますか。

川中 ありがたいことに、「40年以上使い続けている」という根強いファンの方や、親子三代で愛用してくださる広島のご家庭が数多くいらっしゃいます。中でも「娘が一人暮らしする際に実家の味として持たせた」というエピソードを伺って、私たちも胸が熱くなりました。その方にとって、弊社の醤油は単なる調味料ではなく、家族を繋ぐ役割も担っているのだと実感します。

何より嬉しいのは「この味がないと料理が完成しない」というお客様からいただく声です。これからも、皆様の「おうちの味」を支え続ける責任を果たしていきたいと考えています。広島の特産品の中から、特に優れたものとして認定される「ザ・広島ブランド」に選ばれていることも、品質への信頼を支える大きな後押しになっています。

―次に、「みたらしろっぷ」について伺います。「醤油をシロップに」という斬新な発想は、どのようにして生まれたのでしょうか。

川中 「みたらしろっぷ」は、ライフスタイルの変化の中で「醤油の可能性をもっと広げたい」という若手スタッフの発想から生まれました。実は3代目の時代にも「アイスにかける醤油」という先駆的な商品があったのですが、当時は少し時代を先取りしすぎていたのか、なかなかうまくいきませんでした。しかし、その「醤油の素晴らしさを新しい形で伝えたい」という精神は、社内にしっかりと受け継がれています。和食離れやパン食の増加が進む中で、醤油をスイーツとしても楽しんでいただきたいという老舗の遊び心が形になったのです。一度の挫折を乗り越えて、「醤油のシロップ」として再構築したこの商品には、伝統ある醤油屋だからこそ提案できる、新しいおいしさへの挑戦が込められています。

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「醤油をスイーツに」という若手スタッフの発想から誕生した「みたらしろっぷ」。

その味わいと、おすすめの楽しみ方について教えてください。

川中 本醸造濃口醤油をベースに、黒糖のコクとりんご果汁の爽やかな甘みを加えた、絶妙な黄金比のブレンドにこだわりました。醤油の香ばしさを活かしつつ、後味はすっきりと仕上げた「甘じょっぱさ」のバランスが、多くのお客様に驚きと満足を届けています。

焼き餅にかけてみたらしだんご風はもちろんですが、ぜひ試していただきたいのが、バニラアイスクリームです。とろりと垂らせば、まるで濃厚なプリンのような味わいに変わるのですよ。また、バタートーストやヨーグルト、さらにはフレンチトーストにひとさじ添えるだけで、自宅がたちまちお洒落な和カフェのような空間に変わります。SNSでも「追いみたらし最高」といった楽しげな投稿が広がっており、意外な組み合わせを楽しんでくださっていることが何より嬉しいことです。

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テレビでも紹介された、バタートーストにひとかけする食べ方。
バターの塩気とシロップの甘じょっぱさが混ざり合う。

最後に、これからの展望をお聞かせください。

川中 私たちは創業者の精神である「醤油を通じて健康な生活を送っていただく」という思いを、これからも大切に受け継いでいきます。醤油屋としての長い歴史の中で磨いてきた「技術」と「一番だし」という武器を活かしながら、山の幸や海の幸といった新しい素材との融合にも積極的に挑んでいきたいと考えています。

時代がどんなに変化しても、食卓において醤油は決して主役ではありません。しかし、素材の良さを何倍にも引き立てる「最大の引き立て役」であり続けること。それが私たちの使命です。次の100年も、広島から全国へ、皆様の健やかな食生活を支える誠実なおいしさと、思わず笑顔になるような驚きを届け続けてまいります。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

芳醇天然かけ醤油 500ml

「芳醇天然かけ醤油 500ml」
価格:¥626(税込)
店名:川中醤油株式会社
電話:0120-911-630(9:00~17:00 ※土日祝日を除く)
商品URL:https://kawanaka-shouyu.net/view/item/000000000008
オンラインショップ:https://kawanaka-shouyu.net/

みたらしろっぷ 150ml

「みたらしろっぷ 150ml」
価格:¥540(税込)
店名:川中醤油株式会社
電話:0120-911-630(9:00~17:00 ※土日祝日を除く)
商品URL:https://kawanaka-shouyu.net/view/item/000000000239
オンラインショップ:https://kawanaka-shouyu.net/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

川中康三(川中醤油株式会社 代表取締役社長)
1978年広島市生まれ。東京農業大学醸造学科を卒業後、札幌の福山醸造で2年間、醤油・味噌造りの現場で研鑽を積む。2004年に川中醤油株式会社に入社。2017年に4代目として代表取締役社長に就任。伝統の技を継承しつつ、現代のニーズに合わせた商品開発やデジタルを活用した情報発信にも力を注いでいる。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/川中醤油>

 

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