東地中海の美しい国・モンテネグロから届く「ナマケモノワイン」
その日の気分や料理に合わせてワインを選ぶとき、手かがりとなるのが産地。同じ品種のブドウでも気候や土壌などで異なる味わいが生まれ、グラスを傾けながら、ボルドー産なら石造りのシャトー、カリフォルニア産なら青空の下に広がるブドウ畑、と情景が思い浮ぶのも楽しいものです。
そんなワインの楽しみ方にぜひ加えたいのが、モンテネグロ産のワイン。バルカン半島の西側、アドリア海をはさんでイタリアの対岸に位置するこの小国は、知る人ぞ知るワインの一大産地。歴史ある街並みとリゾートで知られ、“地中海の宝石”と称されるモンテネグロから届く「ナマケモノワイン」(販売:クリーンテクノ、輸入:エネ・グローブ)をご紹介します。


チャーミングでちょっととぼけた語感の「ナマケモノワイン」。一生のほとんどを樹にぶらさがって過ごすナマケモノは、モンテネグロの人にそっくり?
ワインづくりの歴史は2000年以上。原産の品種を使った逸品をラインナップ
「モンテネグロのワインって、初めて聞いた!」という人も多いのではないでしょうか。実は、モンテネグロでは、2000年以上も昔からワインがつくられており、フランスやイタリアより長い歴史があるといわれています。温暖で日照時間が長い気候は、ブドウの栽培に最適。肉厚で糖度の高いブドウが育つことから、極上のワインが醸成され、ヨーロッパを中心に愛飲されています。
「ナマケモノワイン」は、そんなモンテネグロワインの魅力を日本でも知ってもらいたい、との想いを込めて名づけられました。モチーフのナマケモノは、のんびりとしたモンテネグロの国民性にちなんだもの。あくせく働くのではなく、おいしい料理とワインで人生を謳歌しているモンテネグロの人たち。その姿を想像するだけで豊かな気持ちになりますね。
「ナマケモノワイン」を手がけるのは、モンテネグロ最大のワイナリー・プランタージュ社。面積2,310haとヨーロッパ一広いブドウ畑に、1,150万本以上のブドウの木を保有し、南東ヨーロッパを代表するワインの数々を製造しています。なかでも、モンテネグロ原産品種で、国内でも一部でしか栽培されない「ヴラナッツ」を使用した赤ワインが有名。濃いルビー色が美しい、この赤ワインの逸品と、同じく土着品種の「クリスタッチ」を使用した白ワインが「ナマケモノワイン」にラインナップされています。

プランタージュ社は1960年代創業の地域最大のワイナリー。ピーチブランデーの製造でも知られる

2,310haのブドウ畑が圧巻! 長野県とほぼ同じ国土面積に、ヨーロッパ最大のワイン畑が広がる
赤は、醤油ベースの肉料理とも好相性。白は、アドリア海風に白身魚と
赤ワインの「ヴラナッツ」は、グラスに注ぐと香しい果実のかおりが立ち上がり、口に含めば、心地よい渋みと果実味が広がります。同じ気候のイタリアワインと似た風味をもちながら、カリフォルニアワインのような重みも、と評されているとおり、スーッと飲めるのに、風味が長く残り、印象的な余韻。肉料理は何でも合いますが、醤油ベースのタレとの相性もよく、焼き鳥や焼肉と合わせるのもおすすめだそう。
白の「クリスタッチ」は、黄金色が美しく、果物の甘さを感じさせる香り。酸味がありながらふくよかな味わいが口の中に長くとどまり、辛口が得意ではない人にもおすすめの飲み口です。白身魚が豊富なアドリア海にならい、白身のソテーやカルパッチョはもちろん、これからの季節なら白子やひらめの刺身など和の料理と味わっても。あっさりした昆布だし仕立ての鍋などにも合いそうです。
和紙のラッピングは、手土産はもちろん、自宅パーティのときに、前菜とともにセッティングすれば、おしゃれな演出に。ナマケモノからモンテネグロの話題をひとしきり楽しめ、会話に花も添えてくれそう。年始のパーティーに、バレンタインの贈り物に、ぜひお取り寄せしてみませんか。
