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濃厚な旨みに驚く黄金の一服。狭山茶の老舗が贈る「天の露」と「お茶屋の生サブレ」

2026/05/21

慌ただしい日常の中で、ふと立ち止まり、温かいお茶を淹れる。そんな一呼吸置く時間が、私たちに本当の豊かさを思い出させてくれます。今回、編集長のアッキーが注目したのは、天皇杯受賞の代々の技が息づく至福の一滴、高級煎茶「天の露」と、抹茶の風味豊かな「お茶屋の生サブレ」です。澄み切った黄金色の煎茶は、とろみのある濃厚な旨みが広がり、お茶の概念を覆す感動を与えてくれます。また、しっとりやわらかなサブレは、お茶との相性も抜群の逸品です。取材スタッフが、埼玉県に本社を構える、株式会社新井園本店 取締役の新井真一郎氏にお話を伺いました。

株式会社新井園本店 取締役の新井真一郎氏

株式会社新井園本店 取締役の新井真一郎氏

まずは、御社の歩みについて教えてください。

新井 私たちの茶園は1924年に創業し、2024年で100周年を迎えました。大きな転機となったのは祖父の代です。当時は養蚕(ようさん)が主力でしたが、祖父は「これからはお茶の時代だ」と予見し、桑畑をすべて茶畑に変えるという大胆な転換を行いました。以来、土づくりから栽培、製造、販売までを一貫して行う「自園自製自販」のスタイルを100年守り続けています。その品質は世界でも認められ、2012年にはローマ法王へ緑茶パウダーを献上する機会にも恵まれました。

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養蚕からお茶へと転換し、地域の風土を活かした茶づくりを続けている。
2012年にはローマ法王に金粉入り粉末茶「天照(あまてらす)」を献上した。

ご自身は、最初から家業を継ぐつもりだったのですか?

新井 実は、幼少期からお茶屋の多忙さを目の当たりにしていたので、当初は継ぐという考えはありませんでした。大学卒業後、静岡県にある農研機構果樹茶業研究部門金谷茶業研究拠点や京都の問屋での研修をしたのですが、そこで出会った志の高い同世代の仲間たちに大きな刺激を受けたのです。親元を離れて本気でお茶づくりを学ぶ彼らの姿を見て、「自分たちの代で、狭山茶の価値をもっと高めたい」という使命感が芽生えました。伝統を受け継ぎつつ、新たな視点を加えて家業を継承する決意をしました。

今回ご紹介いただく高級煎茶「天の露」は、どのようにして生まれたのでしょうか。

新井 「至高の一杯」を追求したいという思いから、熟練の摘み子さんたちが一芯三葉で丁寧に手摘みした希少な茶葉のみを厳選しました。1年でわずか数日という限られた好機を逃さず、4月下旬から5月上旬の最良の新芽のみを摘採しています。

通常の機械製造では4時間ほどの工程を、専用の小型機械で7時間以上かけてじっくりと仕上げます。地域の交流の場でもあった手摘みの文化を守りつつ、人々のぬくもりを茶葉に込めています。

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高級感のある金色の缶入りの「天の露」。
自社茶園で育て、一芯三葉で手摘みした茶葉のみを贅沢に使用している。

「天の露」ならではのこだわりや、味の特徴を教えてください。

新井 最大の特徴は、お茶の色が深い緑ではなく、澄み渡った淡い黄金色であることです。選別工程では、一番いい部分だけを残すという徹底した管理を行っています。自社茶園で有機質肥料をふんだんに使い、土からこだわり抜いたからこそ生まれる、だしのような濃厚な旨みと、力強い生命力を感じる味わいを実現しています。

おすすめの楽しみ方はありますか?

新井 週末の特別な時間に、ぜひワイングラスを用意して「氷出し(しずく茶)」を体験していただきたいです。グラスに茶葉と氷を入れ、氷が溶けるのをゆっくりと待ちます。低い温度でじっくりとお茶の成分を浸出させることにより、お茶本来の甘みと香りの凝縮を五感で楽しめます。大切なお客さまをお迎えした際に、ワイングラスでお出しするサプライズも、会話に彩りを添えてくれるのでおすすめです。

―「天皇杯」を受賞されていることも、大きな信頼に繋がっていますね。

新井 ありがとうございます。狭山茶産地として初めて、農林水産祭における最高賞である天皇杯を受賞することができました。埼玉県内で、茶業としてこの賞をいただいているのは弊社のみということもあり、非常に大きな社会的信頼を寄せていただいています。大切な方への贈り物として、自信を持って選べるという声も多く、ギフト需要でも高い満足度をいただいています。

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埼玉県で唯一、茶業として天皇杯を受賞。
この信頼が、贈り物として選ばれる理由のひとつにもなっている。

もう一つの商品「お茶屋の生サブレ」についてもお聞かせください。

新井 「お茶を淹れる時間に、もっと笑顔を届けたい」という思いから開発した、お茶屋ならではのスイーツです。自社オリジナルの抹茶「武蔵のみどり」の鮮やかな風味を、一番いい状態で味わっていただくための試行錯誤から誕生しました。一般的なサブレのイメージを覆す、驚くほどしっとりとやわらかなソフト食感が特徴です。抹茶のほろ苦さと、中にサンドされたホワイトチョコの優しい甘さが絶妙なバランスで、どなたにも喜ばれる「優しさ」をテーマにした味わいに仕上げています。

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中にサンドされたホワイトチョコレートが、抹茶の香りを引き立てる。

贈り物としても大変人気だそうですね。

新井 7枚入りという手頃なサイズと高級感のあるパッケージは、友人宅への手みやげや季節のご挨拶に最適です。所沢ブランド特産品にも選定されており、地域の顔として愛され続けている信頼の味でもあります。一度食べたら忘れられないとリピートしてくださる方も多く、「やはり新井園本店がいい」と選んでくださるリピーターの方々に支えられています。

―最後に、これからの展望についてお聞かせください。

新井 お茶を飲む習慣が変わりゆく中でも、煎茶の品質という軸は決してぶらしません。一方で、若い世代の方々にもお茶の魅力を伝えるため、カジュアルな楽しみ方なども広めていきたいと考えています。日本の素晴らしい茶文化を次の100年へ繋ぐため、地域の生産者とも手を取り合い、持続可能な茶業を目指して進化を続けていきます。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

天の露 金一缶

「天の露 金一缶」
価格:¥11,880(税込)
店名:新井園本店三ケ島工場直売店 / ネットショップ
電話:04-2941-3356(09:30~15:00 木曜日除く)
商品URL:https://araienhonten.com/item-detail/980259
オンラインショップ:https://araienhonten.com/

お茶屋の生サブレ(7枚入り)

「お茶屋の生サブレ(7枚入り)」
価格:¥1,296(税込)
店名:新井園本店三ケ島工場直売店 / ネットショップ
電話:04-2941-3356(09:30~15:00 木曜日除く)
商品URL:https://araienhonten.com/item-detail/980281
オンラインショップ:https://araienhonten.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

新井真一郎(株式会社新井園本店 取締役)
大学卒業後、静岡や京都の茶業研究所・茶問屋にて4年間の研鑽を積む。2013年に家業である株式会社新井園本店に入社。2025年、創業100周年の節目に取締役に就任。「自園自製自販」の伝統を守りつつ、SNSでの発信やカジュアルなお茶の楽しみ方の提案を通じ、狭山茶の価値向上と次世代への文化継承に尽力している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/新井園本店>

 

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