
水揚げからわずか30分でゆで上げる驚異の鮮度!ふっくら食感で濃厚な旨み、静岡・用宗の「釜揚げしらす」
2026/03/26
今回、編集長のアッキーが注目したのは、水揚げからわずか30分で茹で上げる、ふっくらとした食感と濃厚な旨みが特長の「釜揚げしらす」です。炊きたてのご飯の上でふんわりと輝くその姿は、静岡・用宗(もちむね)港の豊かな恵みそのもの。
その背景には、失われつつある漁村の風景を守り、次世代へとバトンを繋ごうとする熱い情熱がありました。港町の未来を担う企業の志が、この一皿には凝縮されています。取材スタッフが、静岡県に本社を構える、株式会社マルカイの代表取締役社長、海野 雄介氏にお話を伺いました。

株式会社マルカイ 代表取締役社長の海野 雄介氏
―1951年の創業以来、用宗の地で歩まれてきた貴社のルーツについてお話しください。
海野 私たちの会社は、1951年に祖父である海野一男が「海野一男商店」を創業したことから始まりました。静岡市の用宗港(もちむねこう)という、駿河湾の西側に位置する小さな港が私たちの拠点です。創業当時から、用宗産の釜揚げしらすを主力に、桜えびなどの加工品の製造・販売を手がけてきました。この港で働く人たちには、「用宗のしらすは日本一だ」という、代々受け継がれてきた強い自負があるんです。先人たちが大切に築き上げてきた伝統と信頼を、一つひとつの商品に込めてお届けすることを大切にしています。

駿河湾の西側に位置する、しらす漁が盛んな静岡・用宗港。
―社長ご自身が家業を継ぐことになった経緯をお聞かせください。
海野 1973年に静岡で生まれ育ちましたが、大学卒業後は横浜の水産流通会社に入社し、15年ほどサラリーマンとして外の世界を経験しました。地元を離れて客観的に自分たちの故郷を見たことで、改めて用宗の資源が持つ圧倒的な価値に気づかされたんです。当たり前だと思っていた景色の中に、実は宝石のようなしらすが眠っていたのだと気づき、この豊かな海を誇らしく思いました。そうして2012年にマルカイに入社し、代表へ就任したのは2019年です。
―今回ご紹介する「釜揚げしらす」には、どのような思いが込められているのでしょうか。
海野 日に日に衰退していく沿岸漁業の現状に対し、強い危機感を持ったことが自社ブランド強化のきっかけです。単に「モノ」を売るだけではなく、この「しらすの港町・用宗」という文化そのものを次世代に繋ぐことが、私たちの使命だと考えています。自社の利益追求にとどまらず、地域の活性化を優先し、漁村文化を守り抜くこと。それこそが、日本の食の豊かさを未来へ繋ぐ確実な道だと確信しています。故郷への恩返しとして、この港町の未来を作るために挑戦を続けているんです。

水揚げからわずか30分という速さで茹で上げた「釜揚げしらす」。
ふっくら食感や素材の味をそのまま楽しめる。
―水揚げから30分以内という鮮度へのこだわりについて教えてください。
海野 しらすの品質を決定づける最大の鍵は、何といっても「30分」というスピードです。漁場と工場が極めて近い用宗港ならではの地理的優位性を生かし、水揚げから茹で上げまでをわずか30分以内で完了させます。茹でる際には、海洋深層水から生まれた特別な塩を使用し、素材本来の甘みと旨みを最大限に引き出しています。
また、安全面に関しても一切の妥協はありません。デリケートなしらすを、漁師さんの技術と私たちの加工技術で、一粒一粒のしっかりとした存在感を損なわずに届けることに情熱を注いでいます。


鮮度を逃さないよう、港から運ばれてすぐに行われる釜揚げ作業。
フグ稚魚などの混入を防ぐため、厳格な選別体制を敷いている。
―おすすめの食べ方は?
海野 究極の食べ方は、やはり「しらす丼」ですね。炊きたての白いご飯が見えなくなるほどたっぷりと贅沢にしらすをのせてみてください。ふっくらと茹で上げられたしらす本来の食感と、噛むほどに広がる濃厚な旨みに驚かれるはずです。素材そのものが持つ風味を、まずは存分に味わっていただきたいですね。
―実際にお客様からはどのような反応がありますか。
海野 私たちの売上の8割から9割は卸売で、料理人やバイヤーといったプロの方々に選ばれ続けている実績が信頼の証だと考えています。一方で、直販でお届けした個人のお客様から「おいしかったよ」とわざわざお礼のお声をいただくことも増えており、それが本当に励みになっています。直接お客様のお手元へ届けることは、品質の良さをダイレクトに伝えられる素晴らしい方法だと考えています。
―これからのビジョンについてお聞かせください。
海野 用宗という町を、日本全国だけでなく海外からも人が集まる海洋拠点にしたいという夢を持っています。漁業と観光を掛け合わせることで、地域全体に活気を取り戻したいんです。地方の企業が手を取り合い、行政とも連携しながら未来を切り拓くロールモデルになれればと思っています。将来の主役になる子どもたちのために、先人たちが築き上げたしらすの港町を最高の形で未来に繋いでいく。そのために、私たちはどんなことにも挑戦し続けていきます。
―素晴らしいお話をありがとうございました!

「釜揚げしらす 300g」
価格:¥1,500(税込)
店名:マルカイ
電話:054-259-2329(10:00~16:00 年始除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://marukaishirasu.shop-pro.jp/?pid=55850531
オンラインショップ:https://marukaishirasu.shop-pro.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
海野 雄介(株式会社マルカイ 代表取締役社長)
1973年静岡県生まれ。水産流通会社に入社し、15年の実績を積み2012年に株式会社マルカイへ入社。2019年に同社代表取締役社長に就任した。地元活性化のボランティア活動にも注力しており、先人が築いた「しらすの港町」を次世代へ繋ぐべく、水産業や海業を通じた地域活性化に奔走している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/マルカイ>




























