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砂糖不使用で驚きのおいしさ!長野発「無添加ドライフルーツ 7種セット」

2024/11/29

今回、編集長アッキーが気になったのは、長野県で作られている無添加ドライフルーツです。商品を開発した丸西産業株式会社・代表取締役社長の山下大輔氏に商品の人気の秘密を取材陣が伺いました。

丸西産業株式会社・代表取締役社長 山下大輔氏

丸西産業株式会社・代表取締役社長 山下大輔氏

―創業の経緯を教えてください。

山下 創業が1877年(明治10年)で、初代・山下祐信が長野の飯田市で和紙問屋を開業しました。明治末期には肥料として菜種粕、大豆粕、魚粕の販売を開始し、二代目・山下荘吉が化学肥料の販売を行うようになりました。ただし戦時中は肥料の販売ができず、竹細工産業を行っていました。戦後、三代目・山下松太郎が肥料の販売を再開。四代目・山下順蔵のときに、水エンジニアリングの新規事業により(現)ダイネックス株式会社を設立しています。父である五代目・山下荘介のときに、農産事業部が設立され、野菜の流通が始まりました。1998年(平成10年)にはフルーツのカット工場を開設し、2002年(平成14年)に六代目として私が社長に就任しました。

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果物のおいしさと栄養がそのままの7種類のドライフルーツ。

―小さい頃から家業を継がれるつもりでしたか。

山下 高校生までは本社のある飯田市に住んでおりましたが、東京の大学に入学して、就職は東京の証券会社に内定をもらっていました。しかし父である五代目社長が脳梗塞で倒れてしまったため、内定を辞退して長野に戻ってきたのです。
丸西産業は5社の小会社を経営しており、まずはダイネックスに入社しました。本社では農業資材の販売を中心に事業を展開していましたが、あまり興味がなかったのです。しかし農産物の流通を始めたことで、私も「農業をもっと発展させたい」という気持ちが強くなり、30歳のときに丸西産業に移籍しました。スーパーやカット野菜の工場にキャベツを売り込みに行ったり、営業を担当していました。35歳のときに父が亡くなり、六代目として経営のほうに移りました。

―通販サイト「山下屋荘介」は先代社長のお名前ですね。

山下 通販サイトをオープンする際、社員からの提案で私や母も父の名前を使うことを了承しました。通販サイトでは、国産の農産物、農産加工物を主に販売しています。当地の特産品である市田柿、ドライフルーツ、国産果物のストレートジュース、シャインマスカットを始めとした長野県内外の産直果物などです。各地の生産者との結びつきが非常に強いので、生産者が作ったものをお客様にダイレクトに提供するのが一番の目的です。

―今回ご紹介する「無添加ドライフルーツ7種セット」の特徴を教えてください。

山下 2018年から発売している、非常に贅沢なドライフルーツです。カット工場の部署が社内にあり、原料の選定から最後の加工まで弊社が責任を持って行っているため、非常に高い品質基準をキープできています。カットフルーツ工場は常時100人が働いており、1日4万パックを出荷しています。社員は朝4時出社、パートさんは朝5時半ごろから出社してきてくれます。パイナップルで言えば年間2,100トン、輸入メロンは1,500トン刻んでいます。今伸びてるのはカットスイカです。カットは機械ではなく、熟練の職人が包丁で切っています。機械だとドリップが出て味に影響がでるので、手切りでジューシーさを逃さないようにしています。それを低温乾燥させて果実本来の旨味が凝縮された味わいを出しています。産地に関しても、これまでのつながりを活かして、生産者から直接仕入れて、無添加ドライフルーツにしているものが多いです。パイナップルとキウイは外国産になるときがありますが、季節ごとに一番おいしいものを選んでドライフルーツにしています。

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みかん、メロン、パイン、りんご、キウイ、プルーン、梨の7種類。

―どういう経緯で今のラインナップになっているのでしょうか。

山下 やっぱり食べておいしいというのが一番です。あとは栄養面や見た目の彩りも考慮します。また、リンゴや梨は長野県が産地なので、地元の新鮮なおいしい果物をドライフルーツにしてお届けしたいという思いもあります。

―商品開発に至るまでのきっかけを教えてください。

山下 生の果物は傷みやすく、消費期限が限られますが、ドライフルーツにすることでヘルシーな果物を手軽に食べていただけるのではと考えました。もともと砂糖をまぶしたドライフルーツも販売していましたが、お客様から「添加物のないドライフルーツはないんですか?」というお問い合わせがありました。そこで無添加のドライフルーツの販売をすることにしたのです。
気候や栽培状況により傷ができたりして、市場に出せない果物がありますが、小さな傷さえ取り除けば十分においしく食べられるものがいっぱいあります。そういった果物の有効活用としてドライフルーツにしているという面もあります。
弊社では、たとえばリンゴひとつにしても、状態のとてもよいものは通販で、普通のものはスーパーで、規格外品はカットフルーツで売るということができます。生産者さんの思いを無駄にしない、サスティナブルな取り組みができています。
生産者さんとコミュニケーションを密にとっているので、こちらの要望した高い品質のものを作ってもらえます。仕入れ先という感じではなく、パートナーとして考え、非常に良い関係を築けています。

―開発でのご苦労はありましたか。

山下 温度が高いほどカリッとしたおいしい無添加のドライフルーツができますが、あまり温度が高いと変色します。そのため温度と見た目、味の調整を何度も試作して行いました。
最初は予算がなかったので、家庭用の1万円ほどのドライフルーツを作る機械でテストをし、その後、納得のいく品質にするためにテスト結果をもとに乾燥機のグレードを上げて、テストを続けました。2年近くかかってようやく販売にこぎつけました。おかげさまで、現在、通販で約2万6,000袋を突破しています。

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ヨーグルトや紅茶との相性は抜群。

―おすすめの食べ方を教えてください。

山下 そのまま食べていただくと果物本来の味がわかります。紅茶やヨーグルト、サラダに入れてもおいしかったという方もいらっしゃいます。シリアルとも相性がいいです。お菓子作りに使っていますといったお声もいただきます。

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サラダに使ったり、ミネラルウォーターに入れても美味しい。

―購入されることが多い年齢層を教えてください。

山下 20代以降の女性が多くご利用されているイメージですが、男性の購入者も増えてきました。化粧箱に入れたギフト商品もあるのですが、それも含めて、母の日ギフトやホワイトデーのお返しなどで購入される男性もいらっしゃいます。おいしい無添加ドライフルーツが、女性だけでなく、男性にも支持が広がっていくのがうれしいです。また、購入者の3割くらいの方がリピーターです。

―お客様からのお声で印象的なものはございますか。

山下 「フルーツの味が本当に凝縮されている」「砂糖不使用がポイントで4回もリピートしました」とったレビューを拝見すると、私たちのこだわりが伝わって評価されているのがわかり非常にありがたいです。お客様の声を大切にして、お客様の要望する商品を作っていくことも重視しています。

―今後のビジョンや展望をお聞かせください。

山下 全国には素晴らしい野菜や果物を作っていらっしゃる生産者がいます。作られた農作物を全国に広めたい、生産者の暮らしを安定させ、農業に誇りを持てるようにしたいという一心で会社を営んできました。社員や生産者、販売先をファミリーだと思い、三方よしとなることが、農業・食品業界を元気にし、永続的な発展につながると思っています。これからもこの輪をさらに大きくしていきたいです。
また、信州の伝統の味として市田柿も大人気です。元祖ドライフルーツともいえる商品で、10カ月かけて完成させ、12月からの発送となります。すぐに売り切れてしまいますが、こちらもぜひお試しいただければと思います。

―貴重なお話をありがとうございました。

無添加ドライフルーツ 7種セット

「無添加ドライフルーツ 7種セット」
価格:¥2,680(税込)
店名:山下屋荘介
電話:0120-954-423(10:00~16:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/sosuke/002062/
オンラインショップ:https://www.rakuten.ne.jp/gold/sosuke/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

山下大輔(丸西産業株式会社・代表取締役社長)
1967年長野県生まれ。第一公害プラント株式会社(現ダイネックス株式会社)での勤務を経て1997年に丸西産業株式会社へ入社。2002年に同社代表取締役社長に就任。全国の生産者と繋がり、農業食品業界を元気にするべく活動中。

<文/垣内栄 MC/伊藤マヤ 画像協力/丸西産業>

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