和歌山の旬をお届け!防腐剤不使用・手選別で安心を届ける農家直送の「フルーツ詰め合わせ」

2026/03/13

今回、編集長のアッキーが注目したのは、和歌山の旬を凝縮した、樹上完熟の濃厚な甘みが楽しめる「フルーツ詰め合わせ」です。防腐剤やワックスを一切使わず、職人の見極めによって最高の熟成度合いで収穫された果実は、まさに宝石のような輝きを放っています。
その背景には、元県庁職員という経歴を持つ9代目社長が、日本の農業を現場から元気にしたいと飛び込んだ情熱の物語がありました。取材スタッフが、和歌山県に本社を構える有限会社柑香園 代表取締役の児玉芳典氏にお話を伺いました。

有限会社柑香園 代表取締役の児玉芳典氏

―御社のこれまでの歩みについて教えてください。江戸時代から続いているそうですね。

児玉 もともとうちの農園は、1911年(明治44年)に和歌山県の観音山で開墾したのが始まりだと公表していました。ところが、2025年の秋に祖母が亡くなった際、仏壇の過去帳を巡る中で新たな事実が判明したのです。そこには1834年(天保5年)、つまり江戸時代の頃からの記録が残されており、遡れるところまで遡った結果、私が9代目にあたることが分かりました。紀州の里山で100年以上、土を慈しみ、果実の声を聞き続けてきた一族の歩みは、私にとっても大きな誇りとなっています。地域に深く根ざし、自然の恵みを最大限に引き出してきた先人たちの思いを、今の時代に合った形でお客さまへつないでいくことが、9代目としての務めだと強く感じているのです。

観音山は、日当たりと紀ノ川の水源に恵まれ、1年を通してさまざまな果実が栽培できる珍しい地域。

記録を遡れば1834年(天保5年)、江戸時代から続く農園の歩み。
地域に深く根ざし、代々の先人が土を慈しみ育ててきた。

―どのような経緯で、農業の世界へ足を踏み入れることになったのでしょうか。

児玉 大学卒業後は和歌山県庁に農学職として入り、行政の立場から農業を支えていました。しかし、現場では高齢化が深刻で、平均年齢が70歳近い状況でした。フィールドで戦うプレイヤーが疲弊している中で、若い自分が外から応援しているだけではいけない、という思いが強くなったのです。自分がプレイヤーとなって、和歌山の農業を元気にしたいと決意したのが29歳のときでした。公務員という安定した道を捨てて家業を継ぐことに覚悟が必要でしたが、行政の視点と農家の視点の両方を持ち合わせているからこそ、新しい農業の形が実現できると信じて現場に飛び込みました。

―「農家直送」という販売スタイルを確立されるまでには、どのような挑戦があったのですか。

児玉 私が入った頃は、大阪のスーパーへ卸すのが主流でしたが、価格も高くはなく、何よりお客さまの感想が直接聞こえないことに不安を感じていました。そこで、20年ほど前、インターネット通販がまだ珍しかった時代に、自らITを駆使して販路を切り拓き始めました。昼間は農作業、夜は深夜まで1件1件お客さまへ心を込めて返信メールを送る日々を、10年ほど続けました。自動返信では心がこもらないと感じたので、一言ずつコメントを添えて、時には深夜1時を過ぎることもありましたね。この地道なやり取りで培った、お客さまが何を求めているのかという深い理解が、今の農家直送スタイルの原点になっています。

―農園全体として、栽培や選別にはどのようなこだわりをお持ちなのでしょうか。

児玉 「わが孫にも丸かじりさせられるものを」という信念から、農薬は必要最小限に抑え、防腐剤、防カビ剤、ワックス処理は一切行いません。土作りには特に重きを置いており、2年前からは近隣の畜産農家と協力して、地域内での資源循環を目指した自家製堆肥の製造も行っています。ミミズや微生物が豊かに育つ完熟堆肥を、おいしい果実を育ててくれた木々へのお礼としてふんだんに返しているのです。また、収穫した果実はすべて人の手で一つひとつ重さを量る「手選別」を徹底しています。柑橘でこれを行う農家は全国的にも稀ですが、機械による衝撃を与えないことで、果実の劣化や腐敗を防ぎ、もぎたてそのままのおいしさをお届けできるのです。ご注文の翌日発送を基本としているのも、個人農家だからこそできる業だと自負しています。

機械による衝撃を与えない『手選別』を徹底。
一つひとつの重さを人の手で量ることで、果実の劣化を防ぎ、もぎたてのおいしさをそのまま届けている。

―春頃に届くセットの内容や、おすすめの楽しみ方を教えてください。

児玉 春の詰め合わせは、まさに「柑橘パラダイス」です。上品な甘さと独特のほろ苦さがクセになる「はっさく」や、濃厚な甘みと香水のような香りで「柑橘の大トロ」と称される「せとか」、そして完熟した「しらぬい」など、常時10種類ほどある旬の果実の中から、その日最高の5種を厳選して詰め合わせています。はっさくは内皮を剥いてぷりぷりの食感を楽しみ、せとかは内皮ごと召し上がってください。箱を開けた瞬間に広がるもぎたてのフレッシュな香りは、何が届くか分からないワクワク感とともに、日常を彩る特別なご褒美になるはずです。

3月から4月にかけて届く商品の一例。
はっさく、しらぬい、せとか、レモンなど、常時10種類ほどある旬の果実の中からその日最高の5種を厳選。

―お客さまからは、どのような声が届いていますか。

児玉 食べた子どもたちが自発的に絵を描いて送ってくれることがあり、それが何よりの励みになっています。ハガキや手紙に添えられた純粋な喜びの声は、私たちにとってお金では買えない「心の貯金」をいただいているような感覚です。また、贈り物として受け取った方がそのおいしさに感動し、今度はご自身が大切な方へ贈るという「喜びの循環」も生まれています。数々のメディアでもご紹介いただいていますが、子どもは正直ですから、その笑顔こそが私たちの品質を証明してくれているのだと信じています。

―これからの和歌山の農業を、どのように描いていきたいですか。

児玉 20年以上前から、全国の小学校へ「夏みかん」を無償寄贈する活動を続けています。国語の教科書に出てくる「白い帽子」の授業に合わせ、本物の果実に触れてもらうことで食育を支援したいという思いからです。また、今後はフルーツ狩りなども強化し、生産現場に多くの方を招きたいと考えています。都市と農村の情報格差を埋め、農業を「関わる人すべてが幸せになれる場所」にすることが私の夢です。江戸時代から続くこの里山の風景と伝統の技を、次世代へとしっかりと繋いでいきたいです。

江戸時代から続く里山の風景を守りながら、フルーツ狩りやカフェ運営を通じて、
生産現場と消費者が直接つながる新しい農業の形を追求している。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「フルーツ詰め合わせ」
価格:¥4,590(税込)
店名:観音山フルーツガーデン
電話:0120-593-262(8:00~18:00 日曜祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.kannonyama.com/view/item/036000000001?category_page_id=ct59
オンラインショップ:https://www.kannonyama.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

児玉芳典(こだま よしのり)(有限会社柑香園 代表取締役)
1976年、和歌山県生まれ。神戸大学農学部で農業経済を学ぶ。卒業後、和歌山県庁に農学職として入庁し、7年間行政の立場から農業振興に携わる。2005年、29歳で家業である農園を継ぎ、プレイヤーとして現場に転身。ITを駆使した直販体制の構築や、六次産業化、観光農園事業、フルーツパーラー運営など、革新的な手法で和歌山の農業の魅力発信に尽力している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/柑香園>

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