
ほっこりおいしい「豆政」の豆菓子!彩りと味わい豊かな「京ごのみ 豆づくし」と宇治抹茶が豊かに香る「京の茶だんご」
2026/02/27
今回、編集長のアッキーが注目したのは、豆菓子の詰め合わせ「京ごのみ 豆づくし 9種9袋」と、もっちりとした食感が魅力の「京の茶だんご」です。色とりどりの豆菓子は、一袋ごとに職人の細やかな技が光り、カリッとした心地よい食感とともに素材の風味が口いっぱいに広がります。また、宇治抹茶を贅沢に使用したお団子は、保存料などを使わず、お米の甘みと抹茶の香りを引き出した本格派。どちらも、京都で140年以上愛され続けてきた老舗ならではの、安心感と新しさが共存する逸品です。
その背景には、明治時代から続く「おいしい豆を届けたい」という一途な思いと、時代の変化を柔軟に楽しむ進化の物語がありました。取材スタッフが、京都府に本社を構える、株式会社豆政の代表取締役社長、角田 潤哉氏にお話を伺いました。

株式会社豆政 代表取締役社長の角田 潤哉氏
―まずは、御社の歩みについて教えてください。
角田 私たち豆政(まめまさ)は、1884年(明治17年)に創業し、今年で143年目を迎えます。もともとは和歌山の紀州藩にいたのですが、明治維新を機に知り合いを頼って京都に出てきたのが始まりです。創業当初は、お菓子屋ではなく「雑穀商」として生の小豆やえんどう豆を販売していました。京都の周辺は豆の産地だったこともあり、身近な素材を扱う商売を選んだようです。その傍らで、豆を煎ったり茹でたりした「塩豆」などを売り出したのが、豆菓子としてのルーツですね。
本格的な菓子屋へと転換したのは、明治20年頃のことです。当時、大変貴重だった真っ白なお砂糖が台湾から入ってくるようになりました。その白さを活かして、赤や黄色と色鮮やかに仕上げた「夷川五色豆(えびすがわ ごしきまめ)」を考案したところ、京都名物として多くの方に喜んでいただけるようになったのです。真っ白なお砂糖との出会いが、私たちの歴史を大きく変えるきっかけとなりました。


創業から142年。京都・夷川(えびすがわ)の地で、豆政は伝統の味を守り続けている。


画像(上)は「夷川五色豆」を豆煎りしている様子。
台湾から届いた真っ白なお砂糖との出会いが、名物「夷川五色豆」誕生のきっかけだ。
―社長ご自身は5代目となりますが、家業を継ぐことへの迷いはありませんでしたか。
角田 全くありませんでしたね。昔の商家ですから、家と会社が一体化していて、私は生まれたときからお菓子の甘い香りに包まれて育ちました。職人さんたちが豆を作る姿を身近に見て、自分も「豆政」という場所で一生を過ごすのが当たり前だと思っていました。何より、私自身が無類のお菓子好きなのです。子どもの頃から自社の商品が大好きで、「こんなに楽しい仕事はないな」と自然な気持ちで後を継ぎました。義務感というよりは、お菓子への愛着と、この場所が好きだという思いが強かったですね。その「お菓子好き」という原点が、今の新しい商品開発にもつながっていると感じています。
―今回ご紹介いただく商品の一つ「京ごのみ 豆づくし 9種9袋」は、どのような思いで開発されたのでしょうか。
角田 「家族みんなで食べてほしい」「世界中の方に日本の豆菓子の楽しさを知ってほしい」という願いを込めています。豆菓子というジャンルは、以前はどちらかというと年配の方が好む「地味なお菓子」というイメージが強かったかもしれません。しかし、一箱の中で甘いもの、辛いもの、スパイシーなものとバランスよく9種類のバリエーションを持たせることで、あらゆる世代が楽しめるように工夫しました。おじいちゃんは昔ながらの味を、お父さんはおつまみに、お子様はおやつに、というように、一つの箱を囲んで家族の会話が弾むようなギフトを目指したのです。「次はどれを食べようかな?」と選ぶワクワク感も一緒に届けていきたいと考えています。

甘い味からスパイシーな味まで。
9種類の彩り豊かな豆菓子が、家族団らんの時間を賑やかに演出する。
―9種類それぞれにこだわりがあると思いますが、特に注目してほしいポイントはどこですか。
角田 夷川五色豆、味の旅、万才豆、七味道楽、宴、カレービンズ、わさびピーナッツ、黒糖、豆三昧の計9種類が入っています。最大の特徴は、豆の芯までおいしさを届けるための「3層構造」です。豆に直接味をつけるのではなく、豆の周りに「パフ」のような生地の層を作り、そのパフ自体に味を含ませています。これにより、噛んだ瞬間のカリッとした食感のあとに、奥行きのあるコクが広がるのです。
中でも「七味道楽」は、清水寺参道の老舗「七味家本舗」さんとの特別なコラボレーション商品です。長年のお付き合いから実現したもので、山椒がしっかりと効いた京七味の香りが、後からじわっと追いかけてくる上品な辛さが自慢です。また「カレービーンズ」は、独自のスパイスをブレンドし、子どもから大人まで虜にする味に仕上げました。ピーナッツやそら豆といった豆の種類に合わせて、揚げ方や衣の厚さを微調整するなど、ベストな相性を追求しています。職人が五感を研ぎ澄ませて行う丁寧な選別こそが、140年続く私たちの誇りです。


豆に直接味をつけるのではなく、パフのような生地の層をまとわせるのが豆政流。
手間ひまかけたこの厚みが、後を引くおいしさの理由。



一つひとつ心を込めて作られた豆菓子が詰まった贅沢な商品。
―どのようなシーンで楽しむのがおすすめですか。
角田 多彩な味わいがあるので、その日の気分や時間帯に合わせて楽しめます。例えば、リラックスしたい午後のひとときには、抹茶ピーナッツなどの甘いお豆を温かいお茶と一緒に。一日の終わりの晩酌タイムには、カレービーンズや七味道楽をビールやハイボールのお供にするのが最高ですよ。パッケージは、京都の情緒あふれるモダンなデザインを採用していますので、食卓にそのまま置いても華やかです。個包装になっていますので、少しずついろいろな味を楽しみたい自分へのご褒美や、お友達との集まりでの手みやげとしても、きっと喜んでいただけるはずです。

お茶請けはもちろん、おつまみにも合う多彩な味わい。
―お客様からはどのような反響がありますか。
角田 パッケージをリニューアルしてから、若い世代のお客様が目に見えて増えました。インスタグラムなどのSNSで「可愛くておいしい」と紹介してくださる方も多く、とても励みになっています。「おばあちゃんから聞いていた老舗の味が、こんなにおしゃれになっていて驚いた」というお声もいただきますね。また、最近では外国人観光客の方も、この多様なフレーバーを日本らしいおみやげとして手に取ってくださいます。伝統的な豆菓子が、世代や国境を越えて新しい層に届いていることを実感し、大きな喜びを感じています。
―もう一つの注目商品、「京の茶だんご」の誕生についてもお聞かせください。
角田 「京の茶だんご」が誕生したのは、約30年ほど前のことです。実は、3代目である先々代の妻、つまり私の祖母の実家が、京都市内の茶小売店だったという素敵な「縁」がありました。その繋がりから、良質で香り高い宇治抹茶を優先的に仕入れられるようになったことがきっかけで、「この素晴らしい抹茶を活かして、豆政らしいお団子を作りたい」との思いから開発が始まったのです。お茶屋の娘さんが嫁いできたというルーツがあるからこそ、私たちは抹茶の質には一切妥協をしていません。

鼻に抜ける爽やかなお茶の香り。
お茶屋のルーツを持つ豆政だからこそ作れる、妥協のない味。
―この商品には、どのような特長があるのでしょうか。
角田 最も大きな特長は、独特の「コシ」と「香り」です。通常、お団子は材料を練り上げて作りますが、私たちはさらに一手間を加え、「杵(きね)でつく」という工程を大切にしています。これにより、もっちりとした力強い弾力が生まれるのです。また、香料や着色料、保存料は一切使用していません。宇治抹茶本来の鮮やかな緑色と、鼻に抜ける爽やかな香りをそのまま閉じ込めています。余計なものを入れないため賞味期限は短くなりますが、それこそがお米と抹茶の純粋なおいしさを追求した結果です。

あえて手間のかかる「杵つき」にこだわることで、他にはないもっちりとした力強い弾力が生まれる。
―おすすめの食べ方はありますか。
角田 お手元に届いたら、ぜひその日のうちに召し上がってください。一口噛むごとに広がるお米の甘みと抹茶のほろ苦さは、淹れたての熱い日本茶と相性抜群です。まるで京都の茶店で一休みしているような、贅沢な時間を過ごしていただけると思います。修学旅行で京都に来た学生さんたちが、限られたお小遣いで「これがおいしいんだ」と買ってくれる姿を見ると、本当に嬉しいですね。最近では、かつてお団子の食感が苦手だった外国人の方も、この「もちもち感」の虜になって購入してくださいます。誰にでも愛される、気取らない京都の味として楽しんでいただければ幸いです。
―最後に、これからの展望についてお聞かせください。
角田 私たちは「世界一おいしくて、世界一喜ばれて、世界一有名なお豆とお団子のお店になろう」というスローガンを掲げています。「日本のお菓子は世界一おいしい」という確信があるからこそ、その魅力を世界中に広めていきたいのです。現在、私の娘もデザインに携わっており、若い感性を取り入れた新しい挑戦も始まっています。伝統の製法を頑なに守りながらも、次の100年を見据えて、時代に寄り添う変化を恐れずに進んでいきたいですね。これからも京都の地から、一粒の豆、一本のお団子を通じて、世界中に笑顔と幸せを届けていきたいと考えています。
―素敵なお話をありがとうございました!

「京ごのみ 豆づくし 9種9袋」
価格:¥2,376(税込)
店名:株式会社豆政
電話:075-211-5211(8:00~17:00 日曜除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.mamemasa.co.jp/shopping/?pid=1171272862-219735&ca=2
オンラインショップ:https://www.mamemasa.co.jp/shopping/

「京の茶だんご」
価格:¥648(税込)〜
店名:株式会社豆政
電話:075-211-5211(8:00~17:00 日曜除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.mamemasa.co.jp/shopping/?pid=1661744034-941777&ca=3
オンラインショップ:https://www.mamemasa.co.jp/shopping/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
角田 潤哉(株式会社豆政 代表取締役社長)
1884年(明治17年)創業、京都の豆菓子・和菓子の老舗「豆政」の5代目。家と工場が一体となった環境で、幼少期から菓子作りの現場に親しんで育つ。無類のお菓子好きが高じて家業を継承。看板商品の「夷川五色豆」などの伝統を守りつつ、SNSの活用や新パッケージの開発、他業種とのコラボレーションなど、時代に合わせた革新を推進。娘と共に次世代のデザインを取り入れるなど、家族の絆を大切にしながら、世界一愛されるお菓子屋を目指している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/豆政>




























