
成田山表参道で愛され続ける、国産鰻のふっくら蒲焼と白焼、きゅうりのピリ辛古漬けのセット
2026/02/12
今回、編集長のアッキーが注目したのは、「国産鰻蒲白焼セット+きゅうり古漬ピリ辛」です。千葉県成田山新勝寺の参道に店を構える老舗「菊屋」が手がけるこの商品は、熟練の職人が一尾ずつ丁寧に手焼きした国産鰻の香ばしさと、お店で大人気のピリ辛古漬けが一度に楽しめる贅沢なセット。その背景には、300年の伝統を守りながらも、「老舗はいつも新しい」という信念で時代に合わせた進化を続ける12代目の熱い思いがありました。取材スタッフが、千葉県に本社を構える、有限会社菊屋 代表取締役の石橋幸太郎氏にお話を伺いました。

有限会社菊屋 代表取締役の石橋幸太郎氏
―まずは、御社の歩みについて教えてください。
石橋 正確な創業年は不明ですが、成田山新勝寺の門前で約300年、代々飲食業を営んできました。歌舞伎の初代市川團十郎が子宝祈願で新勝寺を訪れ、ご利益を授かったことで成田詣でが大変な人気となりました。それが元禄の頃(1688年から1704年頃)の話で、当店はその頃からこの場所で営業していると聞いています。「菊屋」という屋号は、新勝寺より拝領した菊の御紋に由来するものです。
かつては参拝客が中心でしたが、空港が開港してからは、空港建設に関わる方々やエアラインのクルーなど、海外のお客様も増えました。時代の変化とともに、お客様の層も変わってきましたが、参道でお客様をお迎えし、おもてなしをするという基本は今も変わりません。


老舗としての誇りを象徴した菊の御紋。
成田参道にて、今も伝統の暖簾を守り続けている。
―社長ご自身の経歴や、お仕事に対する思いをお聞かせください。
石橋 私で12代目になります。大学卒業後、都内のホテルにある日本料理店で修業をし、その後、祖父と父、私の3代で厨房に立ちました。
私は、自分の役割を「駅伝の区間走者」のようなものだと思っています。自分一人であれば手を抜いてしまうかもしれませんが、前の走者から襷(たすき)を受け取り、次の走者に渡さなければならないと思うと、一生懸命走れます。もし私がここで頑張れば、次に襷を受け取る人が少し楽になるかもしれません。先代たちと同じことをただ繰り返すのではなく、「老舗はいつも新しい」という言葉通り、変えるべきものと残すべきものを見極めながら、次世代へバトンを繋いでいきたいと考えています。
―今回ご紹介いただく「国産鰻蒲白焼セット+きゅうり古漬ピリ辛」は、どのような経緯で誕生したのでしょうか?
石橋 実はお店では、鰻と一緒にお出ししている「きゅうりの古漬」が大変人気なんです。ご来店いただいたお客様から、「このお漬物はおみやげにできないの?」「鰻と一緒に買って帰りたい」というお声をたくさんいただいていました。
それなら、ご自宅でもお店と同じように鰻とお漬物を一緒に楽しんでいただきたいと思い、このセットをご用意しました。お漬物は信頼できる専門の業者にお願いして作っているものですが、唐辛子が効いたピリ辛の味が、脂の乗った鰻によく合うと好評です。お客様の「家でも食べたい」というリクエストから生まれた、いわばお客様の声に育てていただいた商品ですね。

熟練の職人が焼き上げた蒲焼と白焼に、
店舗で人気の「きゅうりの古漬」を合わせた贅沢なセット。
内容:国産鰻蒲焼白焼セット、きゅうり古漬葉唐辛子入。
―商品のこだわりや、おいしさの秘密について教えてください。
石橋 何より大切にしているのは、確かな品質の国産鰻を、熟練の職人が一尾ずつ丁寧に手焼きすることです。作り置きをして在庫から発送するのではなく、ご注文をいただいてから、お店で提供するものと同じように私たちが焼いています。
味の決め手となる蒲焼のタレには、地元・千葉県の醤油を使用しています。今の東京の一般的な鰻屋さんよりも「濃いめ」で「甘め」なのが特徴なのですが、これは砂糖がまだ貴重で高価だった戦後の時代に、甘くて濃い味付けがお客様へのご馳走として大変喜ばれた名残なんです。創業当時から注ぎ足してきたこの秘伝のタレに、鰻を3度ほどくぐらせて焼き上げることで、ふっくらとした身に味がしっかりと染み込みます。
千葉はお醤油どころですし、おいしいお米や地酒もあります。昔から地元の食材を使うことで、料理全体のバランスも自然と取れてくるのだと思います。白焼は何もつけずに焼きますので、そうした鰻本来のおいしさと、職人の焼きの技術をダイレクトに感じていただけるはずです。

注文を受けてから熟練の職人が一尾ずつ手焼きする。
炭火の香ばしさと、ふっくらとした身の食感は手作業ならでは。
―おすすめの食べ方や、菊屋さんならではの楽しみ方はありますか?
石橋 湯煎などで温めて、まずはそのまま召し上がってください。蒲焼(かばやき)と白焼(しらやき)が1尾ずつ入っていますので、半分はそのまま、残りの半分は刻んで「お茶漬け」にしたり、卵で巻いて「うまき」にしたりと、アレンジも楽しんでいただけます。商品には、使い回しのきくレシピも同封しています。セットの古漬は、お茶漬けやおにぎりの具としても相性抜群ですよ。
また、少し意外かもしれませんが、当店では「アイリッシュコーヒー」も人気です。寒い時期に参拝されるお客様や海外のクルーを温めたいという思いから、母が作り始めた裏メニューだったのですが、これが鰻ともよく合うんです。ご自宅でも、自由な発想で楽しんでいただければ嬉しいですね。


湯煎で温めるだけで、ふっくらとした焼き立てのおいしさが蘇る。
意外な組み合わせだが、クリーミーなアイリッシュコーヒーともよく合う。
―お客様からの反響や、評価はいかがですか?
石橋 おかげさまで、2代、3代と長く通ってくださる「おなじみさん」が多くいらっしゃいます。「落ち着くね」「また来るよ」と言っていただけるのが何よりの励みです。
このセットも、お店の味を知るお客様からのリピートが多いですし、ギフトとして選んでいただくことも増えました。最近では、読売新聞の地域版でも当店の取り組みを取り上げていただくなど、地元での評価もいただいています。長く続けてきた味とおもてなしが、こうして世代を超えて愛されていることを大変ありがたく思っています。
―最後に、今後の展望やビジョンをお聞かせください。
石橋 食を通じて世界中の方と草の根の交流を続けていきたいですね。日本料理や鰻を通じて日本を好きになってもらい、笑顔で帰っていただく。そうした小さな交流の連鎖が、世界中の人々が平和に過ごすことに繋がっていくのかなと思っています。
店を大きく増やすことは考えていませんが、成田という場所で、世界中のお客様をお迎えし、「ここに来てよかった」と思っていただけるような、居心地のいい場所を守り続けていきたいです。
―素敵なお話をありがとうございました!

「国産鰻蒲白焼セット+きゅうり古漬ピリ辛」
価格:¥11,200(税込)
店名:成田 鰻 菊屋
電話:0476-22-0236(10:00~18:00※土日、祝日を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://naritakikuya.stores.jp/items/61f8a1a872c5de39be029c38
オンラインショップ:https://naritakikuya.stores.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
石橋幸太郎(有限会社菊屋 代表取締役)
1977年生まれ。大学卒業後、都内ホテルの日本料理店で修業。その後、家業である有限会社菊屋に入社。12代目として、伝統の味を守りながらも、時代の変化に合わせた店づくりに取り組んでいる。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/菊屋>




























