
瀬戸田産レモンのジャムをたっぷり使用!芳醇な香りと生地のしっとり感で大人気「瀬戸田レモンケーキ 島ごころ」
2026/01/08
「レモンケーキ」と聞いて、どんな味を思い浮かべますか? おそらく、甘酸っぱいアイシングがかかった、懐かしいお菓子をイメージする方が多いのではないでしょうか。今回、編集長のアッキーが注目したのは、そんな固定観念を覆す一品。累計700万個以上を販売し、東京の高級ホテルや銀座の料理人たちをも唸らせる「瀬戸田レモンケーキ 島ごころ」です。袋を開けた瞬間に広がるのは、まるでレモン畑にいるかのような芳醇な香り。口に入れれば、皮の食感とともに爽やかな風味が弾けます。その背景には、日本一のレモン産地・広島県 瀬戸田で、「酸味ではなく、香りを届けること」にとことんこだわった、一人のパティシエの強い思いがありました。取材スタッフが、株式会社島ごころの代表取締役、奥本隆三氏にお話を伺いました。

株式会社島ごころ 代表取締役 奥本隆三氏
―まずは、御社の歩みとして、開業当初のお話からお聞かせください。
奥本 私は神戸の洋菓子店での修業を経て、2008年に故郷である広島県・生口島(いくちじま)に戻り、「パティスリーオクモト」を開業しました。修業時代には、売上が低迷する店と、急成長する人気店の両方に身を置き、経営や素材選びの重要性を学んできました。開業当初はショートケーキやシュークリームなどを並べる、いわゆる「普通のケーキ屋さん」だったんです。ショートケーキやプリンはおいしいと言っていただけましたが、島の人口減少も相まって、次第に売上が伸び悩み、経営の危機に直面することになりました。店の目玉となる商品が必要だと模索する中で、島の特産品である「レモン」に改めて目を向けることになったのです。



日本一のレモン産地・生口島の風景に佇む「島ごころ SETODA」。
地域と共に歩み、島の誇りを世界へ届ける。
―ご自身は、どのような経緯でお菓子の世界を志されたのですか?
奥本 幼いころから母の手作りおやつをよく食べていて、小学校1年生のときに友人を招いてホットケーキパーティーを開いたことが、今の私の原点になっています。自分が作ったお菓子で人が喜んでくれることがうれしかったんですね。高校時代からは「なぜおいしくなるのか?」というお菓子作りの”謎解き”に没頭するようになりました。転機となったのは、単身でイタリアへ渡り、食の哲学「スローフード」や、食を科学的・文化的に捉える「ガストロノミー」を学んだことです。イタリアで目の当たりにした食のあり方が、現在の「島ごころ」の根底にある「地域と共に生きる覚悟」を形成したといえます。
―看板商品である「瀬戸田レモンケーキ 島ごころ」は、どのようにして誕生したのでしょうか?
奥本 開発のきっかけは、常連客からの「普通の焼き菓子なら他でも買える。瀬戸田らしいおみやげはないのか」という一言でした。当時、レモンケーキといえば果汁を使うことが主流でした。しかし私は、「レモンの本当の香りは果汁ではなく『皮』にある」ことに着目したのです。果汁を絞ったあとに捨てられていた皮を、あえて主役として生まれ変わらせる。そんな逆転の発想に至りました。目指したのは「酸っぱくないレモンケーキ」です。果汁を使わず、皮の香りだけで勝負するという、業界の常識を覆す挑戦が始まりました。試行錯誤の末、フランスの伝統菓子の技法を応用し、生地に特製のレモンジャムを練り込む独自のスタイルを確立したのです。


一般的なレモンケーキの概念を覆す、しっとりとした食感と芳醇な香り。
特製のジャムが、口に含んだ瞬間に弾ける。
―その製法には、並々ならぬこだわりがあるそうですね。
奥本 最大のこだわりは、レモンの香りを損なわないための「徹底した手作業」です。機械を使うと皮の香り成分が潰れてしまうため、あえて非効率な手作業を選んでいます。その量はなんと月間8トンにもなります。膨大な量のレモンを、職人たちが一つひとつ包丁で皮を剥いているんです。
通常のレモンケーキのレモン材料使用率が数%であるのに対し、「島ごころ」は20%以上を使用しています。圧倒的な量のレモンジャムを生地に練り込んでいるのです。さらに、焼成後の冷却工程にも秘密があります。焼き立てを常温で冷ますと水分と共に香りも飛んでしまうため、マイナス39度の急速冷却機で一気に冷やし、香りを閉じ込めています。原材料にも妥協はなく、油脂はバターのみを使用し、小麦粉も国産で選び抜いたものを採用しています。


一つひとつ包丁で皮を剥き、あく抜きを繰り返して炊き上げられた黄金色のジャム。
―食べる際は、どのようなシチュエーションがおすすめですか?
奥本 おすすめは、頑張った一日の終わりに、温かい紅茶と一緒に楽しんでいただくことです。袋を開けた瞬間、瀬戸田のレモン畑のような爽やかな香りが広がります。一口食べると、しっとりとした生地の中に、レモンの皮の食感を感じていただけるはずです。噛むほどに口いっぱいに広がる香りが、心も体もリフレッシュさせてくれると思います。
―発売以来、多くの方に愛される商品となりましたね。
奥本 徐々に口コミで評判が広がり、現在では年間100万個、累計700万個を突破しました。その品質の高さから、東京の高級ホテルのウェルカムスイーツや、食通が集まる銀座の飲食店でも採用実績があります。モンドセレクション金賞やグッドデザイン賞など、味とデザインの両面で数々の賞を受賞し、広島を代表する銘菓として定着してきていると実感しています。
―最後に、今後の展望やビジョンについてお聞かせください。
奥本 目指しているのは、レモンケーキを寿司や天ぷらのような「日本の食文化」として世界に発信することです。その拠点として、銀座にも出店しました。将来的には、オーストラリアなど世界のレモン産地で、その土地のレモンを使った「地産地消のレモンケーキ」を作りたいという壮大な構想も持っています。また、自社の利益だけでなく、銀座でのレモンフェアをボランティアで手伝うなど、地域の生産者や仲間と共にブランドを育て、地域全体を盛り上げる活動にも尽力していきたいですね。
―素敵なお話をありがとうございました!

「瀬戸田レモンケーキ島ごころ10個入 (DP)」
価格:¥3,000(税込)
店名:国産レモンの島から~島ごころSETODA
電話:0845-27-0353(10:00〜18:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.patisserie-okumoto.com/SHOP/1156.html
オンラインショップ:https://www.patisserie-okumoto.com/SHOP/329835/list.html
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
奥本隆三(株式会社島ごころ 代表取締役)
1982年広島県尾道市瀬戸田町生まれ。ケーキハウスフォンテーヌブローに入社し、5年の修業期間を経て2005年に神戸洋藝菓子ボックサンへ入社。2008年にパティスリーオクモトを創業。2012年に法人化し、現在は株式会社島ごころの代表取締役。広島県商工会青年部連合会会長などを務め、地域の発展に尽力している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中 香花 画像協力/島ごころ>




























