オーガニックなご褒美ドリンク。「_SHIP KOMBUCHA」の爽やかな発泡感が心と身体を解き放つ

2025/10/27

「なんだか身体がすっきりしない」「どうせ飲むなら、おいしくて身体にいいものを選びたい」。そんな思いに応えてくれる、特別なオーガニックコンブチャがあります。今回、編集長のアッキーが注目したのは、「_SHIP KOMBUCHA ASSORT BOX SET アソートボックスセット」です。京都宇治の有機茶葉や自然栽培などのナチュラルな原材料を使い、職人が丁寧に醸造したその味わいは、世界的なコンペティションで金賞を受賞するほど本格的。 実はこのコンブチャ、100年以上の歴史を持つ株式会社大泉工場から生まれました。 作り手の情熱と奇跡的な出会いが凝縮された、心と身体を満たす一杯の物語を、株式会社大泉工場 代表取締役の大泉 寛太郎氏に取材陣が伺いました。

株式会社大泉工場 代表取締役の大泉 寛太郎氏

―御社は100年以上の歴史をお持ちですが、どのような歩みを経て現在の事業に至るのでしょうか。

大泉 弊社は1917年に、鋳物(いもの)の工場として埼玉県川口市で創業しました。 川口市は古くから鋳物産業で栄えた街で、初代社長は市長も務め、「鋳物の街・川口」の礎を築くことに貢献したと聞いています。

しかし時代の変化とともに鋳物産業は縮小し、弊社も事業の転換を迫られました。 私が入社してからは「地球を笑顔で満たす」という理念のもと、食の事業へと舵を切りました。 鋳物からコンブチャへと形は大きく変わりました。しかし創業時から受け継がれる「人々の暮らしを豊かにしたい」という志は、今の事業にも確かに息づいていると感じています。

埼玉県川口市に構える、洋館をリノベーションしたオフィス。「環境美化」をキーワードに、働く環境にも美しさにこだわる。

―大泉社長は、家業に戻られるまでに特別な経緯があったそうですね。

大泉 ええ。大学卒業後は株式会社パルコに就職。仕事が面白いと感じていたので、正直なところ家業を継ぐことはあまり考えていませんでした。転機が訪れたのは入社5年目、当時社長だった母から「最後の工場を閉める」と告げられたときです。その一言の重みに、家業と向き合おうと覚悟を決めました。

ただ、すぐには戻らず、一度自分を見つめ直そうとニューヨークへ渡りました。
この経験が、結果的に次の道を開いてくれました。現地のポップコーンカルチャーに刺激を受け、帰国後にポップコーン事業を開始。その活動の中でアレルギーを持つ子どもとの出会いがありました。これを機に「食の本来あるべき姿とは何か」を深く考え、「オーガニック」という考え方に行き着いたのです。

そんな思いを抱えてアメリカへ足を運ぶ中で出会ったのが「コンブチャ」でした。昆布とは全く関係ない、お茶の発酵飲料の1種で飲んでみると驚くほどおいしく、身体の調子も良くなる実感があって。「この心も身体も元気になる飲み物を日本でも広めたい」。その強い思いが、すべての始まりになりました。

―日本でのコンブチャ事業の立ち上げは、運命的な出会いの連続だったとか。

大泉 まさにその通りです。「コンブチャを日本で広めたい」と考えていたところ、偶然にも同じ志を持つ外国籍の方と出会いました。情報交換をする中で意気投合し、事業の構想が具体的に進み始めたのです。さらに奇跡は続きました。事業に不可欠な醸造家を探していたところ、元クラフトビールのブルワー(醸造家)という面白い経歴の方を紹介されました。コンブチャとビールの醸造には共通点が多く、彼は「僕なら、世界で一番おいしいコンブチャが作れる」と断言してくれたのです。この言葉が大きな後押しとなり、本格的に事業を始動させることができました。

―素材選びにも大変こだわっているそうですね。

大泉 私たちが目指したのは、誰もが心から安心して楽しめる、おいしくて身体にいい飲み物です。
そのため、主役となるお茶は、京都・宇治にある「永田茶園」の最高品質の有機茶葉を使用しています。フレーバー付けに使う柚子は徳島県産の木頭柚子、しそは北海道産など、日本各地から選び抜いた素材の味わいを最大限に引き出しています。もちろん香料、保存料は一切加えていません。

永田茶園の有機茶葉のほか、フレーバーに使っている柚子やしそなど、厳選された国産素材を使用。
素材本来の味わいを楽しめる。

―おいしさの秘訣である「製法」について、詳しく教えていただけますか。

大泉 私たちのコンブチャの最大の特徴は、日本ではまだ数少ない「非加熱製法」にあります。一般的に流通している飲料の多くは品質管理のため加熱殺菌を行いますが、私たちはあえてその工程を踏みません。加熱しないことで、発酵由来の酵母や酢酸菌といった有用な菌をボトルに閉じ込めています。「非加熱製法」にこだわり、醸造からボトリングまで職人の手で丁寧に行っているからこそ、素材本来の繊細な風味や香りが際立ちます。

職人が菌の活動に日々耳を傾け、発酵の時間や温度を丁寧に見極める。その手作業の積み重ねが、私たちのコンブチャの命なのです。その品質が認められ、2023年に有機JAS認証を取得しました。原材料から製造工程まで厳しい基準をクリアした証で、コンプチャとしては日本で始めての取得です。

職人の手作業が命。
非加熱製法で生きる菌が、繊細な風味と自然な発泡感を生み出す。

―パッケージも洗練されたデザインで、贈り物にもぴったりですね。

大泉 ありがとうございます。アーティストでアートディレクターのヒロ杉山氏にデザインしていただいた、ポップなカラーが重なり合うことでそれぞれの味を表現しているパッケージです。健康や美容を気遣う方、またギフトとしても選んでいただくことが多いです。誕生日やお祝い事など、特別な日の食卓を華やかに彩ってくれると、大変よろこんでいただいています。

ヒロ杉山氏デザインの洗練されたパッケージは、ギフトにも最適。

―最後に、今後の展望についてお聞かせください。

大泉 私たちのビジョンは、まず足元の地域社会から始まります。創業の地である川口を盛り上げるため、工場の跡地を「OKS CAMPUS」と名付けました。プラントベース・カフェ「1110CAFE/BAKERY」の運営をはじめ、ファーマーズマーケットを開催するなど、イベントスペースとしても一般の方々にもご利用いただきやすい環境創りをしています。ここを拠点に地元の方々をはじめ、日本を訪れる世界中の方々との交流を深め、私たちが目指す「素敵な環境」を五感で体験していただきたいです。

さらに、私たちの活動は世界を見据えています。食を通じて人々の腸内環境から地球環境までをより良くしていく。その挑戦の先に、最終的な目標として掲げているのは「宇宙」です。今開発している商品が「宇宙食になるかもしれない」という。壮大な夢も、本気で追いかけています。

―本日は貴重なお話をありがとうございました!

「_SHIP KOMBUCHA ASSORT BOX SET アソートボックスセット(4本入)」
価格:¥2,592(税込)
店名:_SHIP
電話:048-222-1171(9:00~16:00 ※土日祝・夏季休業・年末年始休業を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://shipkombucha.com/shop/sets/4
公式サイト:https://shipkombucha.com/
公式SNS:https://www.instagram.com/_ship_kombucha/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

大泉 寛太郎(株式会社大泉工場 代表取締役)
慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。2004年に株式会社パルコ入社。地方都市の活性化事業や企業タイアップイベントなどを手掛ける。2008年に株式会社大泉工場へ入社し2012年から代表取締役を務める。「地球を笑顔で満たし、素敵な環境を創造する」というパーパスのもと、発酵スパークリングティー「_SHIP KOMBUCHA」の製造・販売やプラントベース・カフェの企画運営、本社敷地「OKS CAMPUS」での地域コミュニティイベントなど、人間の腸内環境から生活環境・大自然まで活動は多岐にわたる。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井 ちあき 画像協力/大泉工場>

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