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新潟を代表する銘菓「朱鷺の子」濃厚でぷりぷりの贅沢感「かにみそ身入り」

2024/10/23

今回、編集長アッキーが気になったのは、銘菓「朱鷺の子」と「かにみそ」。新潟県が誇るおいしいお土産を展開する新潟県観光物産株式会社・代表取締役社長の馬場吉彦氏に商品の魅力を取材陣が伺いました。

新潟県観光物産株式会社 代表取締役社長・馬場吉彦氏
新潟県観光物産株式会社 代表取締役社長・馬場吉彦氏

―御社の沿革を教えてください。

馬場 創業は1967年で私が6代目の社長となります。創業家が継いできた会社ではありません。新潟のお土産の卸問屋としての業務を中心とし、長年、市場が伸びるいい時代を過ごしてきました。しかし、成熟期に入って自社で商品を生み出す必要があると考え、今は商品企画や開発にも力を入れています。

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お酒のおつまみにぴったりの「かにみそ身入り」。
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お土産に好評の「朱鷺の子」。

―社長になられるまでの経緯を教えてください。

馬場 私は新潟で生まれ育ち、東京の大学に進学した後、就職しましたが、一生をかけてする仕事ではないと気づき、25歳のときに転職して今の会社に入社しました。新潟に骨をうずめる覚悟で、何があっても歯を食いしばって頑張ろうという気持ちでした。それからずっと営業畑で働いてきて、2020年に社長に就任しました。

―社長になられてから改革したことは?

馬場 社長になる前のリーダーのときから、差別化した商品の大切さ、自社開発を訴え続けていました。社長になった途端にコロナ禍となりましたが、「自ら行動を起こし改革を進める」という強い信念を持って、社員を引っ張ってきました。最悪の経営環境と経営結果という状況でしたが、商品自体、得意先との条件などあらゆる面で見直しを計り、ここ2年で過去最高益を算出できるようになりました。ただ、この状況に甘んじず、常に成長していかなければならないと考えています。

―企業として大切にされていることを教えてください。

馬場 会社と社員の信頼関係が大切で、一生懸命働いてくれている社員には感謝しかありません。頑張った人には還元できる会社にしたいですし、「この会社に入ってよかった」「この業務を担当してよかった」と感じてもらえ、仕事を通じて成長できる会社にしたいというこの強い思いがあります。

―お店で扱う商品の選定の基準はあるのでしょうか。

馬場 新潟のローカル企業として、新潟の素材を使い、新潟で加工した商品を発信することを重要視しています。生産者さんや業者さんから商品を取り扱ってほしいという依頼もありますが、お客様が求める商品を弊社が企画し、メーカーに作ってもらうというスタンスを強めていっています。

―今回ご紹介する「朱鷺の子」はどういった商品でしょうか。

馬場 佐渡島に生息する特別天然記念物「朱鷺」のたまごがモチーフです。黄身餡を桃山風生地で包んで焼き上げ、表面にホワイトチョコレートを掛けた新潟を代表する銘菓です。

このお菓子はもともと新潟県内の老舗和菓子屋さんで作られていましたが、コロナの際に店を閉じるという話を聞きました。当社はお菓子を作っている子会社があったため、そこで商標を買い取り、同じ味で作ることになったのです。パッケージはリニューアルしました。
使用している卵は新潟産、チョコレートのコーティングはすべて手作業で、こだわりのある商品です。今年、初めて申請したモンドセレクションで金賞をいただきました。食べたことがある方からはとても評価が高く、新潟の人にとってはなじみがありますが、県外の人にもっと知ってもらいたいので、モンドセレクションで金賞をを受賞でき幸いでした。

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主役である黄身あんは、白いんげんの餡に新潟産の卵黄のみを加えた自家製。

―もうひとつの「かにみそ身入り」はどういった商品でしょうか。

馬場 一瓶に紅ズワイガニのミソと身が入っており、水っぽさや生臭さを感じさせないため高い評価をいただいています。年間2万本がでる人気商品でリピーターの方が多いです。こんなにおいしいものが知られていないのはもったいないと思い、東京の商談会に参加したりしており、少しずつ認知度が上がってきました。濃厚な味でかにの身が芳醇さを醸し出しております。

佐渡にある子会社で作っていますが、手間暇がかかっています。熱殺菌をして、水分を飛ばすころで臭みも水気もなくなります。キャップをしてさらに熱殺菌をすることで、常温で販売できるようにしています。

日本酒のお供としてはもちろん、クリームチーズと1:1で混ぜ、パンに塗っていただくと、お子さんでも食べられます。

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リピーター続出の「かにみそ身入り」。
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かにの身と混ぜ合わせているので、濃厚でありながら、ぷりぷりとした食感も味わえる。
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クリームチーズと混ぜると、パンやクラッカーのディップに。
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お味噌汁に入れると、かにで出汁をとったような旨みと風味に!
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かにかまと合わせてサラダや和えものに。酒の肴にもぴったり。

―今後の展望をお聞かせください。

馬場 東京など県外で勝負するという方向もありますが、まずは新潟で作って、新潟のいいものを発信していくことで足元をかためていきます。まだリアル店舗のほうが売上が高いですが、ECサイトにも力を入れていきます。新潟の食のレベルの高さをもっと多くの人に知ってもらいたいですし、それを伝えていきたいですね。

―貴重なお話をありがとうございました。

朱鷺の子 黄身餡

「朱鷺の子」(黄身餡)
価格:¥1,296(税込)
店名:新潟県観光物産
電話:025-381-3421(8:30~17:00 水日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://niigata-miyage.com/?pid=179668078
オンラインショップ:https://niigata-miyage.com/

かにみそ身入り贅 40g

「かにみそ身入り贅」(40g)
価格:¥1,404(税込)
店名:新潟県観光物産
電話:025-381-3421(8:30~17:00 水日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://niigata-miyage.com/?pid=168001058
オンラインショップ:https://niigata-miyage.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
馬場吉彦(新潟県観光物産株式会社 代表取締役社長)

1858年新潟市生まれ。大学を出て就職した後、1993年(25歳)に転職して入社。2020年、社長就任。単なる土産卸会社でなく、新潟をこよなく愛し新潟の良さを伝え新潟から発信することを使命と感じている。

<文/垣内栄 撮影/坂口明子 MC/伊藤マヤ 画像協力/新潟県観光物産>

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