
そのまま植えるだけ!手間いらずの赤いバラ「トゥルーブルーム・レッドキャプテン」と何度も咲く青いアガパンサス「アトミックブルーム」
2026/07/22
きれいな花で家を飾りたいけれど、手入れの難しさに悩んでいませんか?今回、編集長のアッキーが注目したのは、初心者でも育てやすいバラ「トゥルーブルーム・レッドキャプテン」と、植えるだけで美しく咲き誇るアガパンサス「アトミックブルーム」です。

どちらの植物も日本の過酷な猛暑に負けない生命力と、春から秋まで次々と開花するので、ほぼ一年を通して美しい花を長く楽しむことができます。取材スタッフが、千葉県に本社を構える、髙松商事株式会社 代表取締役の髙松秀実氏にお話を伺いました。

髙松商事株式会社 代表取締役の髙松秀実氏
―創業の経緯や御社の歩みについて教えてください。
髙松 かつては貿易商社で働いていたのですが、33年前に独立して当社を設立いたしました。当初は建築資材や園芸資材を海外から買い付けて、問屋や花卉(かき。観賞用に栽培する植物のこと)生産者に卸す仕事が中心だったのですが、ある日、お付き合いのある農家の方々から「植物も輸入してほしい」という声をいただきました。そこでまずは、ヨーロッパでは窓辺を飾る植物としてとても人気があるゼラニウムの種苗を、ドイツから輸入しました。これが大変よろこばれたことで、そこから新しい種類の花の輸入をするようになりました。この顧客に寄り添う決断こそが、植物の卸売へと事業を大きく発展させる契機となったのです。



世界の植物を輸入し、
日本の環境でも手入れが簡単にできるように商品化している。
―ご自身のこれまでの歩みや、お仕事への信念についてお聞かせください。
髙松 高校3年のときに単身渡米し、現地の大学を卒業いたしました。帰国後は貿易会社に勤務し、トウモロコシや大豆の先物取引、鉄鋼の輸出、さらには当時国交のなかった中国と韓国を仲介する三国貿易など、国際ビジネスを経験しました。園芸とは異なる分野ではありましたが、世界のビジネスの現場を肌で学んだことで、世界に通用する商取引の感覚や広い視野を養うことができたのです。
海外の取引先を選ぶ際は「家族経営の農場」であることを最優先にしています。何世代にもわたり思いを紡いできた農場は、植物への愛情が深く、経営に対する姿勢も誠実そのもの。そのような温かい情熱を持つ方々と手を取り合い、信頼関係を築きながら共に歩んでいきたいと考えています。
―バラ「トゥルーブルーム・レッドキャプテン」が誕生したきっかけについて教えてください。
髙松 日本の園芸業界において、花や緑を楽しむ方々がだんだんと高齢化してきている現状に危機感を覚えていました。新しい世代の愛好家を育てるきっかけが必要だと痛感していたのです。
そんな時、あえて最も栽培が難しいとされるバラに着目したのです。「かんたん、きれい、ちょうどいい」というコンセプトで、園芸初心者でも失敗しにくい、手入れが簡単な品種を求め、毎月のようにアメリカの農場へ足を運びました。そうして現地でもあまり知られていなかったこの品種を発掘し、自社農場で厳しいテストを重ねたのです。その後、世界に先駆けて日本での発売を開始しました。


初心者でも失敗しにくく、簡単な手入れで育てられる。
―このバラのこだわりや、特徴についてお聞かせください。
髙松 特徴は、従来の品種をはるかに凌ぐ優れた耐病虫性と、日本の高温多湿な猛暑にも強いことです。実際に、過酷な環境下で薬を使わずにテストしたところ、好成績を収めています。さらに、どこを切っても花芽が出る特性も備えています。気温が10度以上あれば、春から晩秋までの長い期間、深紅の花を咲かせ続けることが可能なのです。
―どのような園芸体験を楽しんでほしいですか。
髙松 春から秋にかけての長いシーズン咲き続けるので、庭だけではなくご自宅の玄関先やベランダなどにも置いていただけたらと思います。光沢を帯びたダークグリーンの葉と、気品ある深紅の花とのコントラストが実に見事に映えます。日々の手入れもきわめてシンプルで、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水を注いであげるだけ。基本は3日に1回ほど、日本の厳しい夏場は気温が高くなるため、毎日の水やりを心がけてください。また、植物の健やかな成長に合わせて一回り大きな鉢へと植え替えてあげることも大切です。ペースとしては最初の年に1回、その後は2年に1回ほどです。この植え替えも、休日の心地よいささやかな手仕事として楽しんでみてください。
―これまでに品評会などで受けた評価について教えてください。
髙松 2019年秋、国内有数の規模を誇る花と緑の祭典「日比谷公園ガーデニングショー」にて、最高賞にあたる大賞を受賞いたしました。さらに、日本で開発された優れた新品種を客観的に評価する花のコンテスト「ジャパンフラワーセレクション2019-2020」でも、最優秀賞であるフラワー・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど、数多くの賞をいただいたのです。このような審査会において、美しさはもちろんのこと、育てやすさをプロの専門家たちに証明していただけた事実は、初めて花を育てる方々にとっても大きな安心材料になるはずです。
―もう一つの注目商品であるアガパンサス「アトミックブルーム6号ポット」との出会いについて教えてください。
髙松 オランダの生産者展示会を視察中、一鉢のアガパンサスを目にしたことがきっかけです。その後、現地のバラ農家でも偶然同じ花を見かけたことに運命を感じ、日本への導入を決意しました。後日この花を調査したところ、この品種は当社の主力商品である「レッドキャプテン」を手がけた育種家、ピン・リム氏が品種改良したものであることが判明しました。当社のブランドとの親和性も感じ、取り扱いを決めました。

オランダで一目ぼれして日本に輸入したアガパンサスの花。
―アトミックブルームの特徴や、おすすめの育て方についてお聞かせください。
髙松 1株でたくさんの花を咲かせることに加え、晩春から秋にかけて何度も新しいつぼみをつけて咲き続ける「連続開花性」が最大の魅力です。従来のアガパンサスは大きく育ちすぎて日本の限られた住環境では扱いにくいという課題がありましたが、本品種は草丈が低く抑えてコンパクトにまとまるように開発されました。そのおかげで、スペースが限られたベランダや、玄関先でも場所を取りにくく、コンパクトでありながら豪華に咲かせることができるのです。育て方も非常に手軽で、地面に植えれば、そのままでも元気に育ってくれます。鉢植えで楽しむ場合も、春から秋の成長期にかけて定期的に肥料を与えてあげるだけで、繰り返し咲いてくれます。

1株だけでもたくさんの花を咲かせるため、
自宅のベランダや玄関先などの限られたスペースでも育てやすい。
―日本で発売した当時の、市場や周囲の反響はいかがでしたか。
髙松 発売当初は、古い慣習を持つ卸売市場の方たちから「マイナーなアガパンサスなんか扱っても売れるわけがない」と冷ややかにあしらわれ、なかなか手にとっていただけませんでした。しかし、あえて一般の小売店の店頭に並べていただいたところ、その美しさと手軽さから、多くのお客様から好評をいただくことができたのです。この消費者の「自宅で育ててみたい」というリアルな声と購買行動こそが、業界の固定観念を逆転させる原動力となりました。消費者に支持されたことで、それまで後ろ向きだった卸売市場でも取り扱っていただけるようになり、まさにこのお花を愛する方々の存在こそが、この商品の価値を証明する確かな支えとなったのです。
―最後に、今後の展望をお聞かせください。
髙松 現在の日本の園芸専門店は玄人向けの専門的な商品に偏りがちで、初めて花を育てようとするビギナーの方々にとっては少し敷居が高く感じられるのが大きな課題と考えています。私たちは、もっと多くの方々が日常の中で気軽に植物と触れ合い、心豊かな時間を楽しめる環境を整えようとしています。その第一歩として、万が一栽培に失敗してしまった場合でも新しい苗とお取り替えする「3カ月保証」というサポート体制を導入いたしました。これなら、お世話に不安がある初心者の方でも、安心して最初の一歩を踏み出せるはずです。
また、2005年より世界の困難な状況にある子どもたちを支援する国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」のサポート企業として活動しています。全商品の売上の一部を寄付することで、美しい花を愛でる幸せが世界中の子どもたちを支える温かい循環へと繋がっていくことを願っています。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「バラ:トゥルーブルーム・レッドキャプテン7号鉢植え」
価格:¥5,000(税込)
店名:園芸ネット本店
お問い合わせ先:info@engei.net
定休日:土日祝日
商品URL:https://www.engei.net/products/detail?id=220937
オンラインショップ:https://www.engei.net/

「アガパンサス:アトミックブルーム6号ポット」
価格:¥3,300(税込)
店名:園芸ネット本店
お問い合わせ先:info@engei.net
定休日:土日祝日
商品URL:https://www.engei.net/products/detail?id=225795
オンラインショップ:https://www.engei.net/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
髙松秀実(髙松商事株式会社 代表取締役)
高校3年時に海外での学びを志し、米国へ留学。その後大学へ進学し、商社勤務を経て独立。1995年に髙松商事株式会社を創業し、建築資材販売から事業をスタートした。その後、種苗の販売で事業を拡大。多肉植物のローメンテナンス性に着想を得て、育てやすいバラ「レッドキャプテン」と出会い、「かんたん・きれい・ちょうどいい」をコンセプトとしたSOEASYシリーズを展開。現在も花や植物の楽しさをより多くの人へ届けることを目指している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/髙松商事>




























