
破れない限り遮光率100%。日光アレルギーの方の声から生まれた完全遮光専門ブランドの日傘「2段折/キューブ」と「ウィンドハット」
2026/01/14
季節を問わず降り注ぐ紫外線。知らず知らずのうちに蓄積される肌への負担が気になります。今回、編集長のアッキーが注目したのは、完全遮光日傘「2段折/キューブ」と、完全遮光帽子「ウィンドハット」です。その最大の特徴は、一般的なUVカット加工とは一線を画す「遮光率100%」の独自生地。傘の下に入った瞬間、季節ごとの日差しの変化に左右されない、確かな安心感をもたらしてくれます。その背景には、「絶対に焼きたくない」という美容へのこだわりだけでなく、深刻な日光(紫外線)アレルギーの方たちの力になりたいという企業の思いがありました。取材スタッフが、兵庫県に本社を構える、株式会社サンバリア100 代表取締役社長の辻本奈未氏に話を伺いました。
―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。
辻本 もともとは1988年に、父が神戸市の岡本で「ハローレイン」という街の傘屋を創業したのが始まりです。1999年にある日光(紫外線)アレルギーのお客様との出会ったことで、当社は「完全遮光」専門のブランドへと生まれ変わっていきました。その後、2000年にはより多くのお客様に商品を届けられるネット販売へと舵を切り、これまでの店舗販売から、あえて間口の広い商売へと挑戦することにしました。

1988年に創業した前身の傘専門店「ハローレイン」。
―以前から家業を継ぐつもりでいらっしゃったのですか。
辻本 実は、当初は継ぐ気はまったくありませんでした。大学卒業後は別の仕事をしていましたが、多くの方から感謝される仕事であることを肌で感じ、当社は、単にモノを売るだけではない、誰かの生活を支える社会的意義のある仕事だと気づいたのです。そして、「この商品を絶やしてはいけない」という使命感を感じ、入社を決意しました。
―今回ご紹介いただく「2段折/キューブ」など、完全遮光日傘が誕生したきっかけを教えてください。
辻本 当時「ハローレイン」の店舗では、お客様が持ち込んだ生地で日傘をつくるというサービスも行っていました。そこに日光(紫外線)アレルギーのお客様が「遮光カーテンの生地」を持ち込んだことがきっかけです。その時に初めて、「日光(紫外線)アレルギー」という言葉を聞きました。一般的な日傘のUVカット加工などでは、高い遮光率を実現することができませんし、使用するうちに加工が摩耗し、どうしても効果が薄れてしまいます。この方法では「絶対に焼けてはいけない人」にとって、十分に満足のいく日傘の機能を実現することはできません。そこで、生地が破れない限り遮光率100%が半永久的に続くよう、既製品の生地ではなくゼロから構造を作り上げることで、「完全遮光」を実現しました。

日光アレルギーの方の声から生まれた、
完全遮光日傘。(画像は「2段折/キューブ ブルー」)
―御社ならではのこだわりを教えてください。
辻本 最大のこだわりは、独自開発した「4層構造」の生地です。表面のポリエステル生地、裏側のポリウレタンフィルム2層、そしてそれらを貼り合わせる接着層の計4層で構成されています。安価な「完全遮光」と謳っている日傘は、黒いポリウレタンフィルムを貼るのではなく、ポリウレタンを塗る加工をしています。それでは塗りムラにより光が漏れてしまいますし、長く使っているとペンキのようにポロポロと剥がれ落ちてしまいます。私たちが採用しているのは、フィルムをしっかりと貼り合わせる手法です。薄い生地では光が透けてしまうため、黒いポリウレタンフィルムを2層にして適度な厚みを持たせることで、物理的に光を100%遮断しています。

紫外線99%カットの日傘(左)とサンバリア100の完全遮光日傘(右)の比較。
独自開発した4層構造の生地は、
物理的に光を100%遮断するため、手の形が透けない。
辻本 また、風を通さない生地は風圧をもろに受けてしまうため、一般的な傘の骨ではすぐに折れてしまいます。そこで、強度やバランスを徹底的に計算したオリジナルの骨を開発しました。毎年改良を重ね、より壊れにくい傘を追求し続けています。「キューブ」柄は、流行に左右されず長く愛用していただけるよう、シンプルで上品なデザインに仕上げました。サンバリア100基準の完全遮光の性能を実現するためには機械生産が難しいため、一つひとつ職人の手作業で丁寧に縫製しています。

機械生産が難しいため、一つひとつ手作業で丁寧に作られている。
―「2段折」ならではの利便性や、遮光率100%の生地だからこそ感じられる効果について教えてください。
辻本 「2段折」タイプは、たたまずに外側のベルトで留めることで、「長傘」のように持ち歩くことができます。買い物中のお店の出入りなど、頻繁に開閉するシーンでもストレスなく使えて便利ですよ。今では他社も同じように外側のベルトを付けていますが、サンバリア100が業界で初めて取り付けた機能です。また、内側の黒い生地が地面からの照り返しを吸収するため、差した瞬間に体感温度が変わるほどの「涼しさ」を実感していただけると思います。


「2段折」タイプは、たたまずにベルトで留めれば長傘のように持ち歩くことができる。
(画像は「2段折/ボーダー ブルー」と「2段折/キューブ グレー」)

内側の黒い生地が、地面からの照り返しを吸収する。
風を通さない生地が受ける風圧に耐えられるよう、
強度とバランスを計算して開発されたオリジナルの骨組み。
―実際に使用されているお客様からは、どのような声が届いていますか。
辻本 日光アレルギーの方からは「薬のような存在」「これがないと外出できない」と多くの信頼を寄せていただいています。SNS上などでは、紛失した際に「どうしよう」と途方に暮れてしまうほど、代わりのきかないパートナーとして深く愛用していただいているのを感じます。夏を楽しめるようになった、というお声が何よりの励みですね。
―続いて、帽子「ウィンドハット」について伺います。こちらはどのような経緯で誕生したのでしょうか。
辻本 開発のスタートは、社内の女性スタッフたちの「自転車に乗ると帽子のツバがめくれて困る」というリアルな悩みでした。風を逃がすために穴を空けるデザインは美しくないと考え、別の解決策を模索しました。納得のいく形状にたどり着くまでにかかった歳月は、なんと約4年。試行錯誤の末、「ツバの硬さ」を物理的に調整することで、風に負けない帽子を完成させました。

風でツバがあおられにくいよう設計された「ウィンドハット」。
完全遮光の生地を使用し、顔周りの紫外線をしっかりガード。
―「ウィンドハット」の機能面での特徴や、おすすめの利用シーンを教えてください。
辻本 クッション性のある芯をツバに使用し、風を受けてもあおられにくい絶妙な硬さとツバの角度を実現しました。もちろん日傘と同じ性能の完全遮光生地を使用しているため、顔周りの紫外線対策も万全です。また、取り外し可能なハットストラップと、頭囲の調整機能で、風の強い日でも安心してかぶっていただけます。そして両手が空くため、旅行や、子どもとの公園遊び、ガーデニング、キャンプなど、日傘が差せないシーンでもアクティブに活動していただけます。折りたたんでコンパクトに持ち運びできる機能や、蒸れを軽減する工夫、サイズ展開(Lサイズあり)など、女性目線の細やかな配慮も詰め込みました。


クッション性のある芯をツバに使用し、風に負けない硬さを実現。
蒸れを軽減するメッシュ構造や、取り外し可能なハットストラップなど、機能性も追求した。
―こちらの商品への反響はいかがですか。
辻本 「期待通り大活躍」「もっと早く買えばよかった」という喜びの声が届いています。当社が販売する帽子カテゴリの中で最も売れている商品です。
―最後に、今後の展望やビジョンについてお聞かせください。
辻本 今後は「美容」のためだけでなく、年々厳しくなる猛暑から身を守る「熱中症対策」としての役割も強化していきたいと考えています。男性や子ども向けの商品ラインアップを拡充し、家族全員を守れるブランドを目指します。「暑さ」は世界共通の課題であるため、海外展開も視野に入れ、日本の丁寧で誠実なものづくりを世界へ届けていきたいですね。


男性や子供向けのラインナップも充実している。
―貴重なお話をありがとうございました。

「折りたたみ日傘 2段折/キューブ」
価格:¥13,750(税込)
店名:サンバリア100
定休日:インターネットでのご注文は24時間受付(年末年始の販売準備期間は一時販売中止)
商品URL:https://uv100.jp/item/05103.html
オンラインショップ:https://uv100.jp/

「ウィンドハット」
価格:¥10,780(税込)
店名:サンバリア100
定休日:インターネットでのご注文は24時間受付(年末年始の販売準備期間は一時販売中止)
商品URL:https://uv100.jp/item/09011.html
オンラインショップ:https://uv100.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
辻本奈未(株式会社サンバリア100 代表取締役社長)
1983年兵庫県生まれ。電源機器メーカーなどで勤務していたが、2012年にサンバリア100に入社。2025年に同社代表取締役社長に就任。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/サンバリア100>




























