驚きの”ねっとり”食感!広島・吉舎(きさ)町で愛される、山芋100%の「山の芋コロッケ」

2026/05/28

今回、編集長のアッキーが注目したのは、広島県三次(みよし)市吉舎(きさ)町で古くから愛されてきた伝統のおそうざい。今まで食べたことのなり驚きの”ねっとり・もっちり”とした食感を楽しめる「山の芋コロッケ」と淡白でヘルシーなサメ肉を使った「ワニ(さめ)フライ」です。
素材の良さを極限まで引き出したフライの背景には、地域の特産品を守るために立ち上がった企業の歩みと、手作業にこだわる実直なものづくりがありました。取材スタッフが、広島県に本社を構える、吉舎食品株式会社の代表、宮本正之氏にお話を伺いました。

吉舎食品株式会社 代表の宮本正之氏

―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

宮本 弊社は1990年(平成2年)、広島県吉舎町(きさちょう)の特産品である「山の芋」の価値を守り、地域農業を活性化させるために誕生しました。もともとは吉舎町役場と民間が協力して立ち上げた第3セクターとしてスタートしたのです。地域の農家さんが大切に育てた山の芋を、無駄なく、より多くの人に味わってもらうための加工拠点としての使命を担ってきました。農業を元気にしたいという願いから始まったこの歩みは、今年で36年目を迎えます。地域の宝を絶やさないという公的な役割を持ちつつ、ひたむきに地域の味を作り続けてきたことが、今の私たちに繋がっていると感じています。

広島県三次市吉舎町に拠点を構える吉舎食品。
特産の山の芋加工を中心に、地域の農産物を全国へ届けている。

―ご自身のご経歴を教えていただけますか。

宮本 実は、私の前職は自動車の整備士だったのです。28年前に入社し、以来ずっと現場の最前線で製造を支えてきました。食品業界は全くの別世界でしたが、整備士時代の経験を活かして、今でも自ら工場の機械整備をこなしています。機械の調子を見極める緻密な視点は、冷凍食品加工における徹底した品質管理にも役立っていますね。自分たちの作るものが地域を支えているという自負を持ちながら、現場の職人として妥協のないものづくりを続けています。

―今回ご紹介する「山の芋コロッケ」は、どのようにして生まれた商品なのでしょうか。

宮本 このコロッケは創業当時、初代社長が「山の芋のおいしさを最も引き出す食べ方は何か」を追求して生み出した一品なのです。特産品である山の芋を「ふんだんに、贅沢に」使うことを第一に考え、試行錯誤の末に完成しました。それ以来30年以上、地域の学校給食や家庭で愛され続けてきた、吉舎のシンボルとも言えるロングセラー商品なのですよ。

粘りの強い山の芋をふんだんに使用した、三次市の「みよしブランド」認定品。

―「山の芋コロッケ」ならではのこだわりと、独自性について詳しく教えてください。

宮本 最大のこだわりは、じゃがいもを一切使わず、山の芋100%という非常に贅沢な配合にしていることです。また、芋の皮は今でも、一つひとつ丁寧に手作業で剥き、機械では落としきれない雑味を取り除くことで、素材本来の純粋な味を追求しているのです。そこに三次市産の玉ねぎと人参を合わせ、山の芋の甘みを最大限に引き出す絶妙なバランスを実現しました。効率よりも素材の持ち味を優先する姿勢は、第3セクターとして始まった私たちの誠実なものづくりの証でもあります。

山の芋特有の粘りを損なわないよう、丁寧に加工。
素材本来の甘みを引き立てるため、味付けは最小限に。

―おいしくいただくためのコツや、おすすめの楽しみ方はありますか。

宮本 170℃の油で、凍ったまま揚げるのがポイントです。外側の衣が「カリッ」と弾けた後、中から「ねっとり・もっちり」とした山芋が溢れ出す食感は、他では味わえない感動があるはずですよ。夕食のメインディッシュとしてはもちろん、冷めてもおいしいのでお弁当の主役にも最適です。私のおすすめは、揚げたてを千切りキャベツと共にパンに挟む「コロッケパン」です。休日の朝を贅沢にする特別な楽しみ方として、ぜひ試していただきたいですね。

凍ったまま170℃の油で4〜5分揚げるだけ。パンに挟んで朝食にも。

―お客さまからは、どのような反響が届いていますか。

宮本 三次市からは、その品質と独自性が認められ、市独自の優れた特産品や名産品「みよしブランド」の認定をいただいています。ふるさと納税の返礼品としても絶大な人気があり、「毎年必ずリピートする」という全国の熱心なファンの方々に支えられていますね。地元の大人たちが「子どもの頃から食べてきた懐かしい味」として、次の世代に自信を持って勧めてくださることは、何よりの誇りなのです。

―もう一つの注目商品、「ワニ(さめ)フライ」についても誕生の背景を教えてください。

宮本 広島県北部では、古くからサメのことを「ワニ」と呼び、貴重な保存食として大切にしてきました。山間部で海の幸を味わうという先人の知恵と文化を、現代の食卓に手軽に取り入れてもらいたいと考え、このフライを開発したのです。伝統的な食文化を絶やすことなく、次世代に繋いでいくことは私たちの大きな役割だと考えています。

広島県北部の伝統食である「ワニ(さめ)」を、家庭で最も手軽に味わえるフライ形式で。

―サメ肉のフライというのは珍しいですが、味わいやおすすめの食べ方はいかがでしょうか。

宮本 サメ肉は低脂肪・高タンパクで、実は鶏のささみ以上にヘルシーな食材なのです。非常に淡白で、上品な白身魚のような味わいが特徴ですね。熟練の技術で丁寧に下処理を施しているため臭みもありませんし、驚くほど「ふわふわ」と柔らかな食感を楽しめますよ。衣が付いた状態で届くので、凍ったまま揚げるだけで伝統の味を再現できます。レモンを絞ってさっぱりと、あるいはタルタルソースを添えて洋風にアレンジするなど、お好みで楽しんでいただけます。

低脂肪・高タンパクで、鶏のささみのようなヘルシーさが特徴。

―こちらの「ワニ(さめ)フライ」も、地域で広く親しまれているそうですね。

宮本 ええ、地元の学校給食や病院食にも採用されており、その安全性と栄養価の高さが認められています。広島県北部出身の方からは「懐かしくて涙が出る味」と言っていただいたこともありますし、初めての方には「新感覚のヘルシー食材」という驚きの声とともに迎えられています。地域が大切にしてきた故郷の味を、日本全国の皆さまにも共有できる喜びを日々感じています。

―最後に、これからの展望についてお聞かせください。

宮本 これまでは業務用中心の展開でしたが、今後はオンラインを通じて「吉舎の味」を全国の家庭へ直接お届けする挑戦を加速させていきたいと考えています。山の芋やワニといった、地域に眠る価値を再定義し、新しいヒット商品を生み出し続けたいですね。これからも地域の農家さんや文化を支え続け、地域の特産品や農業の担い手が減るなかで、少しでも作る人を増やしていけるような、地域に不可欠な存在であり続けたいと願っています。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「山の芋コロッケ 24個入(1個60g)」
価格:¥2,800(税込)
店名:吉舎食品
電話:0824-43-4307(8:00~17:00)
定休日:毎週土曜日、日曜日
商品URL:https://www.kisasyoku.net/items/49631612
オンラインショップ:https://www.kisasyoku.net/

「ワニ(さめ)フライ 24個入(1個50g)」
価格:¥2,400(税込)
店名:吉舎食品
電話:0824-43-4307(8:00~17:00)
定休日:毎週土曜日、日曜日
商品URL:https://www.kisasyoku.net/items/93657636
オンラインショップ:https://www.kisasyoku.net/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

宮本正之(吉舎食品株式会社 代表)
前職は自動車の整備士という異色の経歴を持つ。28年前に吉舎食品株式会社に入社し、長年現場の最前線で製造と品質管理を支える。整備士時代に培った緻密な技術を活かし、工場の機械整備から冷凍食品加工の細部までを指揮。2024年に3代目代表に就任。「地域の宝を次世代へ繋ぐ」という信念のもと、伝統食文化の普及と全国発信に尽力している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/吉舎食品>

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