袋田食品top&3

豊かな自然から生まれる郷土の味を。昔ながらの製法で作る「手のしこんにゃく」と自慢の食品詰め合わせ「奥久慈便り」

2022/12/02

勇壮な山々と清らかな川、こんこんと湧き出す温泉——そんな自然豊かな環境で、ひと手間もふた手間もかけた食品作りをしている会社があります。それは茨城県北部の奥久慈エリア、大子(だいご)町に複数の事業所を構える袋田食品株式会社。今では珍しくなった人の手による製法のこんにゃく、選りすぐりの国産大豆と天然水で汲み上げる湯葉など、滋味あふれる奥久慈の味覚を全国各地に届けています。創業以来、自ら現場に立ち続ける代表取締役・高村博美氏にスタッフがお話を伺いました。

袋田食品社長1
袋田食品株式会社 代表取締役の高村博美氏

-こんにゃく作りからはじまり、湯葉、和菓子など今ではたくさんの事業を展開されている袋田食品さん。高村社長が創業してから30年以上が経つのですね。

高村 1987年に創業して、今年で36年目です。奥久慈は古くからこんにゃく芋の栽培が盛んで、こんにゃく粉発祥の地と言われています。大子町がこんにゃく生産量日本一だった時代もあるんですよ。そんな土地で、私の父は農家さんと製粉屋さんの仲介を生業としていました。父の仕事を手伝っているうちに、製粉の先にある“こんにゃく作り”を始めてみようと考えるようになり、老舗のこんにゃく製造会社で10年近く見習いをして独立。袋田食品株式会社を設立しました。

-今も社長ご自身でこんにゃく作りを行っているのでしょうか?

高村 もちろんです。今年70になりますが、職人たちと一緒に作っていますよ。今は全国的に機械で量産しているところが多いですが、袋田食品では昔ながらの製法にこだわって手作りしています。たとえば「手のしこんにゃく」は丁寧に手でのしていきますので、こんにゃくの中に細かな気泡が生まれ、味の染み込みがよくシコシコとした食感になります。時間も労力もかかりますし、1日にできる数も限られていますが、やっぱりそれだけ、ほかにはないおいしいものができますから。

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熟練の職人が手間を惜しまず手作りする「手のしこんにゃく」。
袋田食品top&3
ゆず味噌などをのせて田楽に。機械では出せない独特の歯ごたえが楽しめる。

-天然水を使っているのも、おいしさの理由のひとつですよね。

高村 おいしいものを作るために、何より大切なのは素材ですからね。こんにゃくは約9割が水分なので、水は非常に重要です。このあたりでは奥久慈の山々に降った雨水が地中で浄化され、それが湧き水として地表に出てくるんです。そういった美しい自然の中から生まれる上質な天然水を使用しています。

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とろとろ、もちもち食感の「生とろこんにゃく」。
プレーン、国産手もみ青のり入り、唐辛子入りの3種類。

-人気NO.1の商品は「生とろこんにゃく」だそうですね。

高村 茨城県の郷土料理・刺身こんにゃくをご家庭で味わっていただけるのが「生とろこんにゃく」です。とろけるように柔らかなのに、もちもち感もあるこの食感を出すのに苦労しました。こんにゃく粉は粘度が毎年違うので、その年ごとの状態を見極めないといけないんです。状態によって水とこんにゃく粉を混ぜるときの強さや、攪拌する時間が変わってくる。その判断は、職人の経験と勘によるところが大きいですね。

-今の製法を確立するまでに、かなり時間がかかったのでは?

高村 安定して作れるようになるまでに5年ほどかかりましたね。トロっとした食感を出すだけならすぐにできるんです。でも、それをある程度日持ちさせるのが難しくて。煮る温度や時間、煮たあとに常温で冷ますのか、冷蔵庫で冷ますのかによっても仕上がりが変わりますし、気候にも左右されますので。

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午前2時半からはじまるという湯葉づくり。とろみのある「湯葉刺し」は濃厚でまろやかな味わい。

-湯葉も社長自ら作っていらっしゃるそうですね。

高村 これもやっぱり、もの作りですから奥が深いですよ。原料は、国産大豆100%と地元のおいしい天然水。素材の良さを引き立てる技術も必要ですが、おいしいところだけしか取らないっていうのも大事ですね。湯葉って、取ろうと思えば同じ豆乳から結構な数が取れるんですよ。でもやっぱり濃厚な味わいの湯葉ができるのは、最初の頃だけなので。必要以上に取らないっていうのが、1番大事なのかなと思います。

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豊かな自然に育まれた素材のおいしさが詰まった「奥久慈便り」。現在はだんごを煮豆に替えて届けてくれる。

-「奥久慈便り」には、生とろこんにゃくや湯葉なども入っているんですよね。ほかにはどんな商品が含まれているのでしょうか?

高村 うちの商品の中でも、とくに皆さんに召し上がっていただきたい自信作を詰め合わせています。たとえば、常陸大黒豆の煮豆。茨城県の県北地区でのみ生産されているブランド豆なんですが、栽培が難しいみたいで、いま農家さんがどんどん減っていて結構レアな食材なんです。有名な丹波の黒豆よりも大粒で、煮ても表面が剥がれたり色が抜けたりせず、つややかに仕上がるんですよ。

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ほどよくコシのある「常陸うどん」は、湯葉刺しをのせて味わっても◎。

-最後に、今後の展望をお聞かせください。

高村 今までは県内での販売や、お店に直接来てもらったお客様を対象にした商売がメインでしたが、ここ最近はコロナもだいぶ落ち着いてきて、いろいろなところで催事をさせていただく機会が増えてきました。とくに東京都内ではこんにゃくひとつとってもお客様からの反応が非常に良くて。嬉しいお声をたくさんいただくので、今後はやはり県外への流通に力を入れていきたいなと思っています。ECサイトも充実させて、多くのお客様に手に取っていただける機会を増やしていきたいですね。

-貴重なお話をありがとうございました!

袋田食品・002 商品1

「手のしこんにゃく(黒)」
価格:¥330(税込)
店名:うんめぇー関所
電話:0120-054-178
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://fukurodafoods.shop-pro.jp/?pid=85788284
オンラインショップ:http://fukurodafoods.shop-pro.jp/

袋田食品・006 商品2

「奥久慈便り」
価格:¥3,300(税込)
店名:うんめぇー関所
電話:0120-054-178
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://fukurodafoods.shop-pro.jp/?pid=86582975
オンラインショップ:http://fukurodafoods.shop-pro.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
高村博美(袋田食品株式会社 代表取締役)
1952年茨城県生まれ。父親が行っていたこんにゃく原料の仲介業を手伝っていたことをきっかけに、夜間高校に在学しながら、昼間は横浜の老舗こんにゃく製造会社に就職し8年間修行。1987年に袋田食品株式会社を設立し、現在に至ります。「本物の、本当においしい物を食べてほしい」を信条に社長でありながら現在でも現場にて製造に携わっております。

<文・撮影/野村枝里奈 画像提供/袋田食品>

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