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とろける、至福の口どけ。イタリア・カファレルの代表作「ジャンドゥーヤ」

2025/12/24

チョコレートといえば「噛んで食べる」のが一般的ですが、今回、編集長のアッキーが注目したのは、口に入れた瞬間、噛む間もなくほどけ、濃厚なヘーゼルナッツの香りが鼻に抜けていく体験はまさに至福のおいしさのイタリア老舗ブランド・カファレルの看板チョコレート「ジャンドゥーヤ」です。このイタリアの銘菓を日本に届けているのが、1911年(明治44年)創業の株式会社山本商店です。神戸に本社を構える老舗の輸入商社として、世界の「本物」を目利きし、日本の文化に合わせて紹介し続けてきました。単なる輸入販売にとどまらず、日本限定パッケージを企画するなど、日本とイタリアの架け橋として商品を育てています。取材スタッフが、株式会社山本商店 取締役社長の名取至氏にお話を伺いました。

株式会社山本商店 取締役社長の名取至氏

株式会社山本商店 取締役社長の名取至氏

まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

名取 弊社は1911年(明治44年)に創業し、100年を超える歴史があります。もともとは繊維製品などの輸出を行う企業として始まったのですが、1990年以降、円高が進んだことで輸出が厳しい時代になり、ビジネスを輸入へと全面的に切り替えました。

その転換期に一番の大きな柱となったのが、今回ご紹介する「カファレル」というイタリアの老舗チョコレートブランドです。1994年、当時の5代目社長がミラノの展示会でこのブランドを見つけ、日本における総輸入代理店契約を結びました。それ以来30年以上、弊社が日本で独占的に輸入販売を行っています。

―ご自身の経歴をお伺いできますか?

名取 私は社長としては7代目になります。学生時代はラグビーに没頭し、社会人となってからは、主に金融業界に身をおいてきました。高校時代の友人である山本現オーナーから声を掛けられ、2013年に社長に就任しました。当時は経営的に厳しい状況からのスタートでしたが、銀行員時代の経験とラグビーで培った「組織で戦う」という精神で再建に取り組みました。単に海外のものを仕入れるだけでなく、社員と協力して日本人の味覚やギフト文化に合った商品を独自に企画・開発し、立て直しを図りました。

どのような思いでブランドと向き合っていらっしゃるのでしょうか。

名取 先ほど申し上げたように、厳しい状況下で「ニーズに合わせた価値を付加して売る」ことで会社を再建した経験があるからこそ、単に商品を右から左へ流すだけのビジネスではいけないと強く感じています。

カファレルのような歴史あるブランドを扱う上では、そのヒストリーを尊重しつつ、日本の生活様式や日本人の嗜好に合わせて価値を「翻訳」してあげることこそが私たちの役割です。お客様に「これってすごくいいものなのよね、だからこんなにおいしいんだよね」と実感していただけるような、橋渡し役であり続けたいと思っています。

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1865年に発明された元祖「ジャンドゥーヤ」をはじめとした、カファレルを象徴するチョコレートたち。
伝統的な製法で作り続けられ、ブランドとして2026年で200周年を迎える。

今回ご紹介いただく「ジャンドゥーヤ・ディエチ」の誕生秘話について教えてください。

名取 実は「ジャンドゥーヤ」というヘーゼルナッツを練り込んだチョコレートは、1865年にカファレル社が世界で初めて発明したもので、ここが「元祖」なんです。イタリア本国では、チョコレートは大きめのパッケージで売られることも多いのですが、日本ではそういった大きなパッケージはニーズにマッチしません 。そこで、日本のギフト文化に合わせて、弊社で独自のパッケージを考えました。「ディエチ」とはイタリア語で「10」という意味なのですが、金色のホイルのジャンドゥーヤと、銀色のホイルのジャンドゥーヤビターを各5粒ずつ、合計10粒をクラシカルなデザインボックスに入れ販売しています。

中身のチョコレートはイタリアから輸入していますが、このパッケージや詰め合わせの企画は日本オリジナルです。日本の生活スタイルや、ちょっとした手土産にしたいというニーズに合わせて、私たちが育ててきた商品です。

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日本オリジナルのアソート。
ジャンドゥーヤ(金)とジャンドゥーヤビター(銀)が各5粒、計10粒詰め合わされている。

商品のこだわりや、他にはない独自性はどういった点にありますか。

名取 最大の特徴は、イタリア・ピエモンテ産の最高品質といわれるヘーゼルナッツをふんだんに使用しており、ジャンドゥーヤは全体の28%に使用して作られています。

そして何より独特なのが、その製法です。通常のチョコレートのように型に流し込んで固めるのではなく、特殊な機械で上からポトッと絞り出して成形する「押出成形」という技術で作られています。型で固めていないため、空気を抱き込んだように柔らかく、非常に口どけがいいのが特徴です。

口に入れた瞬間、体温でスッと溶け出し、同時にヘーゼルナッツの芳醇な香りが鼻に抜けていきます。この滑らかさと香りの広がりは、他のチョコレートではなかなか味わえない体験だと思います。

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カファレル独自の「押出成形」。
型を使わず、柔らかいペーストを一つひとつ絞り出すことで、空気を抱き込んだ極上の口どけが生まれる。

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イタリア・ピエモンテ産の最高品質のヘーゼルナッツを全体の約28%使用。
濃厚なナッツの香りが、口に入れた瞬間に鼻へと抜けていく。

社長おすすめの楽しみ方はありますか。

名取 ぜひ、「噛まずに」食べてみてください。口の中でゆっくりと溶かしていただくと、その滑らかな口どけと、鼻に抜けるヘーゼルナッツの香りを存分に楽しめます。

コーヒーとの相性も抜群ですし、パッケージは食べ終わった後に小物入れとして使っていただくこともできます。自分へのご褒美や、ちょっとしたプレゼントとして選ばれる方が多いですね。

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カファレルといえば、アンティークモチーフをあしらった
可愛いデザインの缶(2025年度)も魅力。
食べ終わった後は、アクセサリーや小物入れとしても長く愛用できる。

お客様からの反響はいかがですか。

名取 2008年からテレビ通販の「ショップチャンネル」で販売させていただいているのですが、毎回放送を待ってくださっているファンの方が多く、年間で約8万缶(2025年度)も売れる人気商品になっています。「家族一人ひとりに一缶ずつ買いました」とか「いつもこの人にはこれを贈っているんです」といったうれしいお声をたくさんいただきます。テレビで見て買っておいしかったからと、その後ネットやお店に買いに来てくださるリピーターの方もとても多いですね。一度食べると忘れられない味として、長く愛されています。

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店舗では本場のドルチェやチョコレートの世界観を体感できる。
(画像は神戸北野本店)

最後に、今後のビジョンについてお聞かせください。

名取 カファレルは1826年の創業で、2026年には創業200周年という大きな節目を迎えます。この記念すべき年に向けて、200年の歴史を持つブランドの価値と物語を、日本でもっと多くの方に知っていただけるよう力を入れていきたいですね。

まだまだ知る人ぞ知る存在かもしれませんが、一度食べていただければこのおいしさを分かっていただけると信じています。これからも、世界に誇れる素晴らしいブランドを、日本の皆様にお届けする伝道師として努力していきたいと思っています。

―貴重なお話をありがとうございました。

ジャンドゥーヤ・ディエチ

「ジャンドゥーヤ・ディエチ」
価格:¥2,592(税込)
店名:カファレル
電話:03-6272-6590(10:00~15:00 土日祝日を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.caffarel.co.jp/shopdetail/000000000900/ct63/page1/recommend/
オンラインショップ:https://www.caffarel.co.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/山本商店>

 

羽田甚商店

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