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静岡・焼津で愛されるソウルフード、スープまでおいしい「ガーリックツナ」。

2025/10/27

食卓に欠かせないツナ缶。「どれも同じ」だと思っていませんか?今回、編集長のアッキーが注目したのは、静岡県焼津市で「ソウルフード」とまで呼ばれる特別なツナ缶「ガーリックツナ」です。いつもの料理を格段においしくする、ごろっと大きな身と、スープの一滴までがごちそうに。そのおいしさの秘密について、取材陣が株式会社サスナ 代表取締役社長の土田幸一郎氏に伺いました。

株式会社サスナ 代表取締役社長の土田幸一郎氏

株式会社サスナ 代表取締役社長の土田幸一郎氏

―まずは、会社の成り立ちからお聞かせください。

土田 弊社の創業は明治43年(1910年)。初代が焼津の地で海産物の問屋を始めたのが始まりです。焼津の海の恵みと共に歩みを進め、海産物問屋から鰹節製造へ、そして昭和30年(1955年)には缶詰製造へと事業を発展させてきました。創業から100年以上、扱う形は変わりましたが、魚を知り尽くした知識と技術を今に受け継いでいます。現在は、大手メーカー様の協力工場としてツナ缶やペットフードを製造するかたわら、自社ブランド「おりづる」製品の開発・販売にも力を入れています。

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100年以上の歴史を持つ株式会社サスナ。
長年の経験で培った技術を活かし、
自社ブランド「おりづる」の開発・販売にも力を入れている。

―土田社長は、もともと異業種でいらしたとか。

土田 大学卒業後は、靴の販売という全く違う世界におりました。その後、結婚を機に妻の実家であるサスナに入社し、2011年に6代目の社長に就任しました。これまでは協力工場としての事業が主でしたが、これからは自社の名前で、こだわり抜いた商品を直接お客様にお届けしたい。そんな思いで、今、新たな挑戦を始めたところです。

―今回ご紹介いただく「ガーリックツナ」は、どのようにして生まれたのでしょうか?

土田 実はこの商品、約半世紀前に取引先ブランド様より類似商品の開発をご依頼いただいたことをきっかけに、弊社が独自に開発したものです。当時は弊社オリジナル商品として3品を展開しておりましたが、現在まで製造・販売を続けているのは、最も人気の高かった「ガーリックツナ」のみとなりました。「無くてはならない一品」として、焼津では知らない人がいない缶詰として親しまれており、漁業の街の各所で見かけることができます。「ガーリックツナといえばサスナ」と言われるほど、弊社製品の中でも誇りを持って販売を続けている自慢の一品です。

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食欲をそそる、ガーリックとツナの組み合わせ。

―そのおいしさの秘密である、こだわりの製法について詳しく教えてください。

土田 私たちのこだわりの根幹は、「非効率」とも言える昔ながらの製法を守り続けることに尽きます。私たちは焼津港から15分という立地を最大限に活かし、水揚げされたばかりの新鮮なマグロやカツオを「一本まるごと」の形で仕入れます。自社の職人がその魚の頭を落とし、身を加工するところから全てを手がける。この手間こそが、魚本来の濃い風味を、余すことなく缶に閉じ込めるための譲れない第一歩なんです。

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水揚げされたマグロは、職人の手で一本一本丁寧に加工される。

土田 さらに、ごろっとした身の塊が特徴の「チャンクスタイル」も、30年間守り続けているこだわりの一つです。正直な話、身を細かくフレーク状にした方が生産効率は上がり、会社としての利益も見込めます。実際にそうすべきだという意見も過去にはありました。しかし、それでは口に入れた瞬間の、このしっかりとした満足感は絶対に生まれない。私たちは効率よりも、お客様が蓋を開けた時の喜びと、一口食べた時の感動を優先したかった。その思いが、この形を守り続ける理由です。

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マグロはごろごろとチャンクカットされ、食べ応え抜群。

―缶の中のオイル(スープ)も、驚くほど旨みがあります。

土田 はい、このスープにも、おいしさを追求するためのこだわりが詰まっています。私たちは毎朝、スープを手作りするところから一日を始めます。玉ねぎや人参といった乾燥野菜をじっくり煮出して、自然な甘みと深いコクのある「だし」をとります。その自家製野菜スープに、食欲をそそるにんにく、爽やかな生姜、そしてピリッとした唐辛子を加えて、絶妙なバランスの味に仕上げていくのです。

ですから、缶の中に入っているのは単なるオイルではありません。魚と野菜の旨みが溶け込んだ、それ自体が完成された「ごちそうソース」なんです。ぜひ、最後の一滴までパンですくったり、ドレッシング代わりにしたりして味わい尽くしていただきたいですね。私たちが掲げる「真心丁寧」という言葉が、このスープには溶け込んでいると自負しています。

―おすすめの食べ方を教えてください。

土田 まずは定番のパスタやサラダですね。オイルごと絡めれば、それだけで本格的な一皿になります。ドレッシング代わりにもなりますよ。意外な組み合わせですが、暑い日にはそうめんのつゆに入れるのもおすすめです。これが本当においしいんです。パンに乗せてチーズと焼けば、絶品のおつまみにもなります。冷蔵庫に一缶あるだけで、「あと一品どうしよう」という悩みを解決してくれる、頼れる存在になってくれると思います。

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オイルごとパスタに絡めるだけで、本格的な一皿が完成。

―ご購入されたお客様からは、どのような声が届いていますか?

土田 地元・焼津では「ガーリックツナといえばサスナだよね」と言っていただけることが多く、大変嬉しく思っています。先日も従業員が知人から「これは焼津のソウルフードでしょ」と言われたと聞いて、私たちも驚きました。そうやって地元の方に愛されているのは、何よりの誇りですね。

―最後に、今後の展望についてお聞かせください。

土田 これまでは、有名ブランドの味を影で支える職人集団でした。ですがこれからは、「おりづる」の名を冠した自慢の味を、直接一人ひとりのお客様の食卓へ届けたいという思いが強くあります。イベントなどにも積極的に参加して、もっと多くの方にサスナの味を知っていただきたいですね。私たちの新たな挑戦は始まったばかりです。この物語の続きを、ぜひ一緒に味わい、応援していただけると嬉しいです。

―本日は貴重なお話をありがとうございました!

ガーリックツナ

「ガーリックツナ」(24缶入)
価格:¥4,980(税込)~
店名:株式会社サスナオンラインショップ
電話:054-627-5525
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.sasuna.co.jp/ec-shop/products/detail/3
オンラインショップ:https://www.sasuna.co.jp/ec-shop/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

土田幸一郎(株式会社サスナ 代表取締役社長)
関東学院大学経済学部卒業後、神奈川県横浜市の靴店に就職。自らイタリア製靴店を立ち上げるなど、販売の現場で経験を積む。その後、結婚を機に静岡県焼津市へ移住し、妻の実家である株式会社サスナに入社。2011年、6代目社長に就任。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/サスナ>

 

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