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いりこが極上のビールのおつまみに?長崎県のいりこにこだわった「燻しいりこ サクっ!九州醬油味・明太子味・ガーリック味」

2024/05/27

おかずからおつまみ、さらに出汁まで、いりこ(煮干し)は私たちの食生活と密接に関係した食材です。そんないりこの生産量1位を誇る長崎県には、いりこを一口で「これは!」と言いたくなる一品に仕上げた会社があります。
今回、編集長のアッキーが注目したのは、いりこに味付けをして燻製した「燻しいりこ サクっ!」。思わず驚く味と香りの秘密を、長崎海産株式会社の代表取締役 三宅ちはる氏に、取材陣が伺いました。

長崎海産株式会社 代表取締役 三宅ちはる氏
長崎海産株式会社 代表取締役の三宅ちはる氏

―長崎海産は創業が昭和7年(1932年)、これまでの沿革をお聞かせください。

三宅 長崎海産は、1932年に祖父が創業した「三宅海産物店」が前進になっています。最初は削り節の製造・販売をしておりましたが、戦後になるといりこも扱うようになりました。長崎海産が設立されたのは父の代のときです。当時、いりこの扱い高が増えたことを受け、専門に取り扱うために創立しました。

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長崎海産は昭和7年に三宅海産物店として創業したのが始まり。
長崎県と共に長い歴史を歩んできた。

三宅 その後は2社体制で運営していましたが、削り節の需要の減少に伴い、2019年の6月に2社を合併し、それが現在の長崎海産です。
私は、3代目として約5年前から代表取締役を務め、現在はほぼいりこ専門の会社として頑張っております。

―長崎海産の強みや特徴とは?

三宅 弊社の大きな強みが、長崎県漁連の入札権を持っていることです。入札権があると大量にいりこを取り扱うことができますので、バラエティーに富んだいりこを用意できます。お客様にいろいろないりこ商品を提供するにあたり、ここは欠かせないポイントだと思っております。

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長崎海産は漁連の入札権を持っていることを活かし、
いりこの仕入れから加工までを一貫して手掛けている。

―長崎県はいりこの製造量が全国1位と聞いています。

三宅 長崎県は水産物取り扱いや漁獲量が北海道に次ぐ全国2位の水産県です。いりこに使うイワシは特にメジャーな魚ではありますが、北海道では漁獲量が少ないこともあり、長崎県がとくに有名になっています。

―今回お話を伺う「燻しいりこサクっ!」ですが、いりこのサクッと感と燻製の香ばしさがたまらないですよね。この商品の開発のきっかけは?

三宅 ありがとうございます。「燻しいりこサクっ!」は、いりこを専門に取り扱う会社ならではのオリジナル商品を作りたいという思いから開発がスタートしたものです。
弊社は今までオリジナル商品開発に取り組んだことがなかったのですが、福岡県に支部がある中小企業大学校に協力いただき、約1年半の時間をかけ完成に至りました。

商品そのものだけでなく、商品コンセプトから売り方まで、社員一丸となって考えましたので、ぜひ皆様に手に取っていただきたいです。

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いりこをお酒に合う大人の味付けにし、
さらに燻すことで香ばしさを際立たせている。
一口食べれば合わせたいお酒が頭をよぎるはず。

三宅 パッケージはビールのおつまみとしてPRしていますが、基本はいりこなので、カルシウム豊富な、子供から大人まで家族全員がおいしく健康的に安全に食べられる商品となっています。

―いりこにおいしい味が付けています。

三宅 既存のいりこ商品は少し甘めの味付けのものが多いですが、弊社はオリジナリティを出せる、大人向け商品を念頭に考えました。そこで発案したのがにぼしを「燻す」という方法です。

しかし、ただ燻すだけでは面白くないので、さらにおいしい味付けをしようということになりました。
現在は九州醤油味と明太子味、ガーリック味の3種類を展開していますが、試作の段階ではショウガ味や中華味、レモン味なんていうのもありました。

―製造工程でこだわっているところを教えてください。

三宅 基本的な製造工程は、いりこに味付けをしてから燻製をする流れになっています。細かく言うと、いりこ製造・調味後乾燥・熱燻・オーブン仕上げと4回の過熱・乾燥を行うのですが、ここで特に大変なのが温度管理です。

サクっとした食感を出すためには温度管理の徹底が欠かせません。過熱しすぎると焦げてしまいますし、過熱が足りないとサクッと感が足りなくなってしまいます。一度はサクッと感が出ず諦めようかと思ったほどです。

―いりこの素材となるイワシは長崎県産を使われています。

三宅 やはり長崎の会社なので、地元の食材を使うことは前提条件となっています。
いりこには一般的にカタクチイワシが使われるのですが、長崎海産のカタクチイワシは食感が硬い特徴があります。そのため、いりこはうどんやラーメンの出汁に使われることが多いです。

この硬いいりこを活かすには、商品の肝であるサクッとした食感が大切です。最近では漁獲量減少の影響を受けて、いりこにマイワシを使う流れになっているのですが、マイワシに代わってもサクッとした食感は大切にしていきたいです。

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使っているイワシは長崎県産にこだわっている。
また、どこをとっても形・食感の品質が一定に保たれている。

三宅 また、長崎県のいりこは海水で炊くので少し塩気があるのが特徴です。本州では塩を入れずに作るところもあるようですが、長崎県ならではのいりこの味を楽しんでいただきたいと思います。

―パッケージのデザインもとてもオシャレです。

三宅 ありがとうございます。本商品は今までのいりこ商品と違う、大人向け商品であることをPRできるデザインにするよう頑張りました。昔からお付き合いのあった包装紙会社に協力いただき、色選びのレベルからこだわりぬいてデザインしました。

ちなみに、九州醤油味の紫は醤油、明太子味のピンクは明太子、ガーリック味の青は海をイメージしています。

―ビールのおつまみ向けに作られていますが、ほかにおすすめの食べ方はありますでしょうか?

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種類によって味と風味がかなり違う。
自分好みのお酒との組み合わせを見つけるのも楽しそう。

三宅 やはり一番おすすめなのはそのまま食べることですね。素材の味をそのまま楽しんでいただけます。

パッケージやオンラインショップではお酒と合わせていますが、お茶請けとしてもおすすめです。気軽にスナック感覚で食べていただければと思います。
今後はいりこの味を活かして、いろいろな相性の良い食べ方の提案にも取り組んでいきたいです。

―3種類の味のうち、1番の人気はどれでしょうか?

三宅 一番売れているのは九州醤油味です。九州醤油は「甘い」という特徴がありまして、それが食べやすさに繋がっているのかもしれません。九州では醤油は甘いのが当たり前なのですが、食べたことが無い方は新鮮に感じるのではないでしょうか。

ちなみに、3種類とも第59回長崎県水産加工振興祭水産製品品評会にて賞をいただいておりまして、九州醤油味は水産庁長官賞を、明太子味は長崎県知事賞を、ガーリック味は農林水産大臣賞を受賞しています。どれも自信のある商品になっていますので、ぜひ食べ比べてみてください。

―最後に今後の展望や取り組んでいきたいことをお聞かせください。

三宅 今はいりこを専門に取り扱っていますが、環境の変化に対応できるように、いろいろな商品に取り組んでいきたいです。「安心安全」というコンセプトはそのままに、皆さんに喜んでもらえる商品を作っていきたいと考えております。

また、地元長崎県を盛り上げる、維持していくということも大事なことです。地域の皆さんと共存共栄していけるように、私たちにできることを頑張り続けたいです。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「燻しいりこ サクっ!九州醤油味」

「燻しいりこ サクっ!九州醤油味」
価格:¥324(税込)
内容量:25g
店名:長崎海産株式会社
電話:0957-53-0180(月~金9:00~17:00 土日祝祭日以外)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://e-niboshi.shop/?pid=163563308
オンラインショップ:https://e-niboshi.com/

「燻しいりこ サクっ!明太子味」

「燻しいりこ サクっ!明太子味」
価格:¥432(税込)
内容量:25g
店名:長崎海産株式会社
電話:0957-53-0180(月~金9:00~17:00 土日祝祭日以外)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://e-niboshi.shop/?pid=163567449
オンラインショップ:https://e-niboshi.com/

「燻しいりこ サクっ!ガーリック味」

「燻しいりこ サクっ!ガーリック味」
価格:¥324(税込)
内容量:25g
店名:長崎海産株式会社
電話:0957-53-0180(月~金9:00~17:00 土日祝祭日以外)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://e-niboshi.shop/?pid=163566234
オンラインショップ:https://e-niboshi.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
三宅ちはる(長崎海産株式会社 代表取締役)

1961年生まれ。2019年、グループ会社との合併を機に同社代表取締役に就任。

<文/森田俊嗣 MC/石井みなみ 画像協力/長崎海産>

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