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もち米の風味が口の中にふわり大判サイズも自慢の「富山かきもち」

2022/12/16

株式会社丸米製菓が本社を置く南砺市福光高宮地域は、富山県西部に位置し、加賀富士と呼ばれる大門山、医王山といった山々に囲まれた田園地帯です。また医王山は、浄水機能を持つ医王石の産地。同社が製造する「かきもち」にも、その恵みである深層地下水が使用されています。

1927年に創業し、2027年で1世紀。長きに渡り愛される製品づくりへのこだわりを、3代目の岩木貴之氏に伺いました。

株式会社丸米製菓 代表取締役社長の岩木貴之氏
株式会社丸米製菓 代表取締役社長の岩木貴之氏

―御社は社長のおじい様が創業された会社なのですね。

岩木 私の祖父は、1900年に板金屋の三男坊として生まれました。当時は食べていくのにも必死の時代で、板金屋は長男と次男に継がせるから、三男、四男は食品に関する仕事に就いて欲しいと、曽祖父の意向があったようです。

それで祖父は尋常小学校を卒業後、15歳で京都の米菓屋に丁稚奉公しておかきの作り方を学び、20歳過ぎに富山に戻って弊社を創業しました。

―富山ではもともと、「かきもち」が作られていたのですか?

岩木 かきもちは、雪深い北陸地方の保存食でした。昔は、冬になると食料を買いに行けませんので、冬が来る前にお餅を作り、藁で編んで軒先に吊るして乾燥させながら保存し、少しずつ焼いて食べる習慣がありました。

弊社では、そうした昔ながらの“手作り感”も大切にしたいと、2代目である私の父が、手作りしたものに限りなく近いかきもちを製造できるオリジナルの機械を作ったのです。

聞けば、機械屋さんに半年から1年ほど自宅に住み込んでもらい、納得いくまで調整してもらいながら仕上げたのだとか。なので、この機械は全国に1台しかなく、今でも部品を交換しながら大切に使用しています。

―かきもちは、どんな風に製造していらっしゃるのですか?

岩木 殻が付いたままのもち米を仕入れて精米し、蒸してお餅にします。そして丸や四角の型に入れて成形し、冷蔵庫で48時間寝かせてカットします。

そこから約2日間かけて1次乾燥、2次乾燥を行いますが、乾きが弱い時は 3次乾燥まで行うこともありますね。最後に味付けです。仕上がるまでには、1週間ほどかかります。

―御社のおかきはもち米100%とのこと。うるち米で作ったおかきと、どう違うのですか?

岩木 もち米は、うるち米よりも澱粉質が多いお米。焼き方によって、ソフトからハードまで、様々な質感を表現できるところが魅力でしょうか。

原価は少々上がってしまいますが、昔からのかきもちをお届けするためには、やっぱりもち米の丸粒でないと。あとは、当社の機械がもち米専用なので、もち米で作らざるを得ないとも言えますね(笑)。

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国産の水稲もち米をじっくりと炊き上げ、丸粒の状態からついてお餅に。

―素材にも製法にもこだわられている御社の代表商品「富山かきもち」。大判で、最初はパリッ、続いてフワッの食感が楽しめ、とても贅沢でした。

岩木 もち米で大判のおかきを作っている会社は、実はほとんどありません。手間暇がかかりますし、欠けたり割れたりしやすいので歩留まりが悪く、価格が上がってしまうからです。

弊社がそれでも作り続けるのは、富山かきもちが会社の原点だから。初代が京都から帰った当時、おかきやあられはほとんど関西方面から運ばれていました。しかも一斗缶に入ってくるので、輸送中に割れてしまう。そこで次第に、北陸へは、大判ではなく小粒のおかきだけが運ばれるようになったといいます。

そこに初代は活路を見出しました。大資本のライバル企業に太刀打ちするには、違う路線で行かねばと。そうして大判のかきもち作りに磨きをかけたそうです。

―化学調味料を一切使わないおかきからは、米や塩、しょうゆの味わいがストレート感じられます。

岩木 昔ながらの優しい味わいを楽しんでいただけたら嬉しいですね。また弊社のせんべいは全てノンフライです。原材料名には植物油脂とありますが、これは味付けのために使用している油。焼き上げたものに、塩を馴染みやすくするために油を使い、ドレッシングのように和えているんです。

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シックな紺色と黄色の配色の箱が美しい「富山かきもち」。
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かきもちの包装紙には、昔の製造方法が順に描かれている。
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美味しいお茶を入れて、ゆっくりと味わって。

―「富山かきもち」ともう1品、「しろえびあられ」は、白えびの風味がとても贅沢でした。ヒットしている理由がわかります。

岩木 白えびは、富山湾の特産品。ですが、実は甘エビと違い、味や香りはそんなに強くありません。

そこで弊社では、殻を粉末にし、餅に混ぜ込んで焼き上げるようにしました。ふんわり漂う香りは、ここから来ています。殻入りということで、カルシウムも取れます(笑)。

―どういう経緯で生まれたのですか?

岩木 15年くらい前でしょうか。当時、新しく導入した設備で製造した商品の売れ行きが思ったよりも厳しく、ならば同じ機械を使って他の商品を作ってみようと考えたのがきっかけです。

当時、富山では白えびを使った商品が非常に好評で、弊社でもそれを取り入れてみようと。白えびの殻をお餅に練り込んだところ非常に反応があったんです。現在は、観光客の方や、関東の物産館などでの売れ行きが好調ですね。

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ビールのおつまみとしても人気だという「白えびあられ」。
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サクッとした軽い食感の後、白えびの風味が追いかけてくる!

―「富山かきもち」、「白えびあられ」は、品評会でもそれぞれ賞を受賞しているのですね。

岩木 富山かきもちは、昭和43年(1968年)の第17回全国菓子大博覧会で、当時の「サラダかきもち」という名前で審査功労賞を、しょうゆ味は、平成元年(1989年)の第21回全国菓子大博覧会にて名誉無鑑査賞を受賞しました。

また白えびあられは、平成29年(2017年)の第27回全国菓子大博覧会の一般菓子部門において、食料産業局長賞を受賞しました。

―富山を旅する際には、もはや欠かせないお土産という印象ですね。今後の展望についても聞かせてください。

岩木 まじめにコツコツ、地道に。素材の持ち味を出来るだけ生かした商品でこれからもお客様に喜んでいただきたい、というのが当社のものづくりの基本です。今年で創業95年。なんとか100年は迎えられそうでありがたい限りです。

息子も入社し、頑張ってくれているので、これからも出来るだけ長く営業を続けられたら幸いです。

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上品なショッピングバッグも、旅先の気分を上げてくれそう。

―素朴で優しい味わいは、先代の心を守り続けた社員の皆様の努力の賜物ですね。お話、ありがとうございました!

富山かきもち(塩味・醤油味、各4枚)

「富山かきもち」(塩味・醤油味、各4枚)
価格:¥1,080(税込)
店名:株式会社丸米製菓
電話:0763-52-2525(8:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL: https://store.shopping.yahoo.co.jp/maru-yonezou/1201111toyam.html
オンラインショップ: https://store.shopping.yahoo.co.jp/maru-yonezou/

しろえびあられ4袋入り箱(18g×4袋)

「しろえびあられ4袋入り箱」(18g×4袋)
価格:¥540(税込)
店名:株式会社丸米製菓
電話:0763-52-2525(8:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL: https://store.shopping.yahoo.co.jp/maru-yonezou/1201122hako4.html
オンラインショップ: https://store.shopping.yahoo.co.jp/maru-yonezou/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
岩木貴之(株式会社丸米製菓 代表取締役社長)

1960年生まれ。自宅のすぐ横に工場があり、従業員に可愛がってもらいながら育つ。中学時代は先代の影響で柔道部に所属。高校時代は野球部に所属しながら先代の影響でゴルフを始め、練習場に自転車で通い詰める。東京の大学ではゴルフ部の部長に。卒業後、弊社の名古屋営業所に勤務し本社へ。2006年より代表取締役社長に就任。

<文・撮影/鹿田吏子 MC/隅倉さくら 画像協力/丸米製菓>

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