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ふわふわ食感に癒される。愛知・豊橋で長く愛される豊橋ソウルスイーツ「ピレーネ」、おやつにぴったりの和菓子も。

2022/07/20

口に入れた瞬間、思わず笑みがこぼれてしまうやわらかさ。今回、アッキーこと坂口明子編集長が注目したのは、愛知・豊橋で知らない人はいないと言われるほど地元で親しまれるお菓子「ピレーネ」の製造元、「ボンとらや」です。洋菓子だけではなく、和菓子でも高い評価を得ている株式会社ボンとらやの3代目、代表取締役社長の佐藤昌也氏に、おいしさの秘密やこだわりなど、お話を伺いました。

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株式会社ボンとらや 代表取締役社長の佐藤昌也氏

―おじいさまが創業、現在和菓子と洋菓子、どちらも手がけておられるのですね。

佐藤 戦後祖父が和菓子を作り、リヤカーで販売したのが始まりです。2代目である父が洋菓子を勉強した後家業に入り、洋菓子も製造するようになると飛ぶように売れたそうです。当時は生クリームも珍しく、お客様が「なんだこれは?おいしい!」と驚かれる時代で、洋と和の売上は9対1くらい。洋菓子1本にすることも考えたそうですが、和洋併売でいくことになり、両方を続けてきました。現在は洋対和は4対6、コロナ禍の間は5対5くらいですが、和菓子をやめずに良かったと思っています。

―豊橋では知らない人はいないといわれる「ピレーネ」はお父様が? 命名は?

佐藤 父が50年ほど前に製造を始めました。洋菓子の勉強に行っていた尾張一宮のお店のお菓子で、それを持ち帰り商品化したんです。そのお店で勉強した人は、同様に自分の店で出しているので、少しずつ個性は違いますが、実は愛知にはあの形のお菓子がけっこうありますね。「ピレーネ」という名前は、作っている風景を見て「山みたい。ピレネー山脈だ」と言った人があり、そこからです。

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「ピレーネ」は1個ずつ袋入り。
袋を開けて片手で食べられるのも、親しまれる理由。
差し入れにも用いやすい。

―ふわふわで口どけがよく、驚きました。おいしさの秘密を教えてください。

佐藤 一般のスポンジに比べて卵は多く、小麦粉は半分というくらい少ない、だからやわらかいんです。卵をめいっぱい泡だてて、粉をさっと合わせます。その分消費期限が3日と短くなるため、お取り寄せの場合は冷凍販売もしています。クリームは乳脂肪の高いものと低いものを合わせて作っています。

―1日にどのくらい販売されるのですか? どんな種類がありますか?

佐藤 現在1日3,000個ほど、週末はその倍です。コロナ禍の下では、自分用に買われる方が多くて、土日はとても忙しいですね。袋を開けてワンハンドでぱくぱく食べられるのも、良いのかもしれません。父の代ではバニラと他に2、3種でしたが、今は春夏秋冬に合わせたものを出していて、店舗には常時6~7種。春なら桜、春いちご、夏は桃や沖縄の塩を使った塩ピレーネのほか、免疫力を高めようと乳酸菌入りのヨーグルト風味のもの、また時流に合わせてカッサータ風味も作りました。9月からは、栗のクリーム、刻み栗が入ったマロン、栗に特化したモンブランなどいろいろ展開しています。

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小麦粉の量をおさえたやわらかなスポンジで、
生クリームを包んでいる。

―地元に愛される商品として、コラボもされていたとか。

佐藤 地元の高校の生徒と意見交換して、グラノーラが入った朝ごはん代わりの「朝パクピレーネ」を企画したり、隣の市の高校では、合格祈願の限定菓子を出されているネスレさんの協力を得て、合格祈願のピレーネを作ったりしました。コロナ禍のため、限られた条件の下でしたが、高校生を少しでも応援できればという思いで取り組みました。

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見た目からもやわらかさが想像できるほど。
口のなかで生地とクリームが一体になり、
するすると溶けてゆく。

―和菓子もモンドセレクション金賞受賞など、ピレーネに負けていませんね。

佐藤 初代の時から作っていたどら焼きにうちらしさを加え、リニューアルしたのが「初代寅蔵どらやき」です。商品名を考えていた時に、誰かが初代である祖父の名前を提案してくれました。北海道・幸福町の幸福小豆を使ったつぶあんを使っています。一般のどらやきは袋にエージレス(脱炭素剤)が入っているため、消費期限は延びるものの、生地がパサつき、香りもなくなるので、私は使いたくなかった。でも、贈答に使っていただきたい。それで、薬剤を使わず、包装後に殺菌するという手間をかけて、しっとりした生地のまま10日ほど日持ちするようにしました。

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祖父である創業者の名前を付けてリニューアルした
「初代寅蔵どらやき」。
生地のしっとり感を大切にしている。

―パンのような食感の「あんぱんまんじゅう」は、あんことカスタードの組合せがユニークです。

佐藤 特殊な粉を使ってパンのような食感で食べられるお菓子です。幼いころ、私の1番のおやつがあんぱんで、弟はクリームパン。兄弟で半分こして一緒に食べるととてもおいしかったので、あんことカスタードを合わせました。地元でモニター会を開き、あんこだけ、クリームだけ、両方など分量も変えながら食べて意見をいただき完成した商品です。

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子ども時代のおいしさの記憶から生まれたという
「あんぱんまんじゅう」。
あんことカスタードの組合せが新鮮。

―今後の展望をお聞かせください。

佐藤 2021年に私も50歳になり、次の世代を見据えています。2023年ごろには新工場を増設する予定で、完成後は生産体制を整えて、「あんぱんまんじゅう」などを地元以外でも販売できればと思います。「ピレーネ」は日持ちの制約がありますが、愛知、三重、岐阜の東海3県にも広げていけたらと考えています。新しい種類も作り、季節に合わせて展開していきたいですね。

―それはとても楽しみです。本日はありがとうございました。

ピレーネ_商品1

「天使のおやつ ピレーネバニラ10個入」 
価格:¥2,295(税込・冷凍便送料込)
店名:ボンとらや
電話:0532-31-6116
定休日:オンラインでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://bontoraya.shop-pro.jp/?pid=140135444
オンラインショップ:http://bontoraya.shop-pro.jp

ピレーネ_商品2

「初代寅蔵どらやき 10個入」 
価格:¥2,715(税込・送料込)
店名:ボンとらや
電話:0532-31-6116
定休日:オンラインでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://bontoraya.shop-pro.jp/?pid=152032926
オンラインショップ:http://bontoraya.shop-pro.jp

ピレーネ_商品3

「あんぱんまんじゅう 9個入」 
価格:¥2,560(税込・送料込)
店名:ボンとらや
電話:0532-31-6116
定休日:オンラインでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://bontoraya.shop-pro.jp/?pid=152033052
オンラインショップ:http://bontoraya.shop-pro.jp

<Guest’s profile>
佐藤昌也氏(株式会社ボンとらや 代表取締役社長)

1971年生まれ。小中高と地元豊橋で過ごした後、東京の大学で学ぶ(夜は菓子専門学校に通学)。卒業後福島県の和洋菓子店に2年間勤務。その後豊橋に戻り自社である株式会社ボンとらやに就職。2002年同社代表取締役社長に就任、地元豊橋に菓子屋としての地盤を築く。2019年に「初代寅蔵どらやき」「あんぱんまんじゅう」がモンドセレクション金賞を受賞。看板商品である「ピレーネ」とともに県外での販売も徐々に始めている。

<文・撮影/大喜多明子 MC/和田英利 画像協力/ボンとらや>

羽田甚商店

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