この味、本当にインスタント?本格派熊本ラーメンが簡単に

インスタントとは思えないコクのあるスープとこしのある麺でラーメンマニアを唸らすインスタントラーメンがあるのをご存知でしょうか。その名も『ロン龍(ロンリュウ)ラーメン』。
阿蘇山と熊本城の上を龍が飛ぶレトロなパッケージの棒状ラーメン(通称:棒ラーメン)です。

にんにくの香りが香ばしい熊本ラーメン『ロン龍』
左からピリ辛味噌とんこつの『赤龍』、『ロン龍』、あっさり塩コショウ味の『本場ラーメン』。その他9種のラインナップがある。

「2007年ごろ、テレビでラーメン好きのタレントさんが一番オススメのインスタントラーメンとしてご紹介してくださったのがきっかけで話題になったんです。」

と語るのは、製造を手掛ける日の出製粉㈱社長・小野博也さん。熊本県宇城市にある日の出製粉は、白玉粉、きなこ、片栗粉など穀粉の製造・販売をしていますが、もともとはそうめんも製造していました。

なぜ白玉粉・そうめんのメーカーがラーメン製造を始めたのかを伺ったところ、大手ラーメンチェーン店が「インスタントラーメンを作りたい!」と、乾麺を製造できる会社を探していたことから、依頼を受けたのが棒状ラーメン製造のきっかけだったそう。

細く棒状に伸ばした麺を乾燥させる手法はたしかにそうめんと似ています。

日の出製粉の従業員の皆さん。熊本県宇城市ののどかな田園に囲まれた場所。
ピリッと辛みのある『赤龍』にはひき肉炒めをトッピングするのがオススメ

■安さではなく、味と手軽さにこだわる
棒状ラーメンが世に登場したのは、1959年~1960年。当時の棒状ラーメンというジャンルはとにかく安さが売りで人気を博していました。
一方、日の出製粉は他社と同じようなものを作るのでは意味がない、差別化が必要と考え、他の棒状ラーメンより価格は多少高くてもいいから、その分おいしくて簡単に調理できるものを、と1990年代に棒状ラーメンの開発をはじめました。

当時の他社製品は麺とスープを別茹でして仕上げるものが一般的でした。棒状ラーメンは調理がめんどくさいというイメージが定着していた中、お鍋ひとつで簡単に調理できるよう、粉末スープではなく、当時には珍しい液体スープをつけました。
ロン龍ラーメンのスープは豚骨と鶏ガラをブレンドし、にんにくをはじめとした香辛料、マー油が入ったパンチを感じられる味になっています。

麺は厳選された粉を使い、いくつも配合パターンを試し、伸びにくく茹で汁が濁らないものを開発。インスタント麺は伸びやすいイメージがありますが、日の出製粉の棒ラーメンはもっちりと腰のある麺で、スープによく絡みます。
ラーメン屋でこっそりとこのラーメンを出されても、気づかないのではというほどの本格的な味と触感です。
「お子さんにも食べていただきたいです。大人になった時に、昔よくロン龍ラーメン食べたなぁ、また食べたいなぁ、って懐かしんでもらえたらうれしいですね。」
日の出製粉の棒ラーメンは全部で11種類のラインナップ。小野さんのオススメは、一番人気の熊本ラーメン『ロン龍』、ピリ辛味噌のとんこつラーメンの「赤龍(セキリュウ)』、ご年配の方からのリピートが多いあっさり塩コショウの味の『本場ラーメン』。
ほかにはカレー味やごま塩味などあるので、その日の気分にあったラーメンを食べてみては。

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