ソレイユ_top

モロッコ風デザインで明るくおしゃれに!日本製の安心感も人気のカーテン「patati patata」

2025/12/05

今回、編集長のアッキーが注目したのは、お部屋を明るく楽しい雰囲気にするカーテン。そんな希望を叶えるのが、カラフルでエキゾチックなモロッコ風デザインのカーテンが揃うブランド、「patati patata(パタティ・パタタ)」です。その背景には、社長自身の挫折の経験と、お客さまが選びやすい環境を作りたいという強い思いがありました。取材スタッフが、大阪府に本社を構える、株式会社ソレイユ 代表取締役の三橋幸美氏にお話を伺いました。

株式会社ソレイユ 代表取締役の三橋幸美氏

まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

三橋 もともとは父がマッサージ機の卸販売など、今とは全く別の業態で会社を経営していました。父が引退して会社を畳むという話になったとき、母が「自分が後を継ぎたい」と決意し、2008年に社長に就任。私は2009年に入社し、そこからオンラインショップ「びっくりカーテン」をスタートさせたのが、現在の事業の始まりですね。

ソレイユ_2
ソレイユ_3

屋号は「びっくりカーテン」。拠点となるオフィスは、
ブランドの世界観を体現し、インスピレーションを刺激する佇まい。

―ご自身は、入社される前からインテリア関係のお仕事を?

三橋 はい。新卒で家具屋に入社したのですが、3カ月ほどでカーテン売場に配属されました。当時、カーテン販売にはとても苦戦しましたね。メーカーさんごとに縫製仕様の名前が違いますし、ブラインドなども毎年細かい変更があるんです。覚えるべき情報が分厚い冊子が何十冊もあるという状態で、「ちょっとカーテン怖いな」「自分には向いていないのかも」と挫折感を味わいました。

その後、2社目としてインターネット通販の運営支援を行う会社に転職し、そこで「ネット通販の爆発力」を目の当たりにしました。店頭ではあれだけ時間をかけて接客していたのに、ネットでは自分の労力の何百倍もの形で返ってくる。そのインパクトに魅了されましたね。この「カーテン販売の挫折」と「ネット通販の可能性」という2つの経験が、今の「びっくりカーテン」の原点になっています。お客様に必要以上の情報を与えることで混乱を生みたくないという実体験が、徹底したお客様目線に繋がっていると思います。

モロッコデザインの「patati patata(パタティ・パタタ)」、とても個性的ですが、どのような経緯で誕生したのですか?

三橋 私が「びっくりカーテン」を始めた当時、インテリアといえば「北欧」一択で、カーテンも「北欧か無地」しか売れない時代でした。正直、「もっと多様性があってもいいのに」と、その常識に疑問を感じていたんです。ですから、アパレルやスマホケースなど、異業種のデザインを参考にしていました。

海外の展示会なども積極的に見る中で、モロッコやアラビアのデザインに注目しました。当時、雑貨屋さんでは見かけても、インテリアとして大々的に展開している企業は見当たらなかったのです。「インテリアとして展開したら受け入れられるのではないか」と考え、モロッコをテーマにしたブランド開発が始まりました。

ソレイユ_4

品質管理の難しい生地はあえて国産にこだわり、デザインでモロッコの世界観を表現。
見た目の華やかさと、日本の住宅に馴染む機能性を両立させている。

業界の常識を破る「柄物」を販売するうえで、工夫された点はありますか?

三橋 「patati patata」のような「柄物カーテン」を販売する際、最大のハードルは「コーディネートが分からない」というお客様の不安でした。その不安を取り除くために、私たちは「モノ」だけでなく「コーディネート(コト)」全体を提案することにしました。カーテン生地自体は品質管理のしやすい「国産」にこだわる一方で、それに合わせる小物、例えばバブーシュやプフ(収納スツール)などは、モロッコを感じられるように、私たちが直接モロッコ現地へ飛んで買い付けを行いました。現地の手作り品を、直接仕入れているので、本物のアイテムをお買い得な価格でご提供できるんです。

このように、柄物カーテンという「モノ」だけでなく、具体的な「コーディネート(コト)」をセットで提案する手法を熱心に続けました。その結果、「カーテン業界は無地しか売れない」と言われていた中で、「ソレイユさんのおかげで、ようやく柄が売れるようになってきた」と業界内で言っていただけるようになったのは、嬉しかったですね。

ソレイユ_5
ソレイユ_6
ソレイユ_7

現地の雑貨もトータルで販売。
モロッコの風景を切り取ったような空間作りが、誰でも手軽に再現できる。

「patati patata」をブランド名にしたのは?

三橋 「patati patata」のブランド名については、モロッコの人々のイメージからインスパイアされて決定しました。

モロッコでの買い付けの際、どの工房を訪れた時も、必ずと言っていいほどおしゃれな銀色のティーポットにたっぷりのミントティーを注いで、家族経営の工房のお母さんが手作りした焼き菓子と共に振る舞ってくださいました。私達も英語ネイティブではありませんし、先方もフレンチなまりの英語でなかなかスムーズに細かい意思疎通は出来ないものの、そんなことは意に介さない様子でいつも嬉しそうに人懐っこく話しかけてくれるのが現地の方々の印象です。

そんな優しくって人懐っこいモロッコの人々のイメージを、私達の感謝を込めてロゴにも反映出来ればとの想いで創り上げたのが今回の「patati patata(楽しいおしゃべり)」というブランド名です。少し覚えにくいかなとも思いましたが、お客様にもお電話口でブランド名をおっしゃっていただけることも多く、長年展開していることもあり、私達にとってもとても愛着のあるロゴとなりました。

―ECサイトだけでなく、実店舗での体験もユニークだと伺いました。

三橋 「patati patata」の魅力は、ECサイト上でもコーディネートアイテムを一緒に提案しており、どう使えばよいかイメージしやすい点にあると思います。吉祥寺にある実店舗は「びっくりカーテンクローゼット」と名付けていまして、お店全体がクローゼットのようなイメージで作られています。お客様は、まるで服を選ぶように、厚地のカーテン、薄地のレース、タッセル、クッションカバーなどを売り場からご自身で集めて、専用のスペースで自由にコーディネートを試すことができます。カーテンを買うのではなく、「自分だけのモロッコ空間をスタイリングする」というワクワクする体験そのものをご提供したいと考えています。

ソレイユ_8
ソレイユ_9

吉祥寺の実店舗は、その名の通り「クローゼット」のような空間。
洋服を選ぶ感覚でカーテンやタッセルを組み合わせ、
自分だけのスタイリングを試すことができる。

御社が火付け役となり、業界全体が変わったのですね。

三橋 そうですね(笑)。私たちが「patati patata」を始めると、いつの間にかモロッコインテリアがブームになり、他のインテリアショップも追随し始めました。最終的には大手企業もモロッコ風のアイテムを販売するようになりましたね。市場全体が盛り上がったことで、私たちもそのムーブメントに乗せていただけたと思っています。

最後に、今後の展望や大切にされている価値観についてお聞かせください。

三橋 私たちが大切にしているのは、「自分たちが面白いと思うことを、楽しみながらやる」という価値観です。もちろん、実店舗の評判が非常にいいので、今後は九州や名古屋などにも展開し、お客様との接点を増やしたいという思いはあります。ですが、それは売上規模の拡大が第一目的なのではありません。組織をむやみに大きくするよりも、私がマネージできる「こぢんまり」とした範囲で、質の高い取り組みを続けたいと考えています。規模は小さくとも、「あの会社、面白いことをしているよね」と社会に影響を与えられる、そんな存在を目指しています。

―貴重なお話をありがとうございました。

patati patataシリーズ

patati patataシリーズ
価格:¥3,850~(税込)
店名:びっくりカーテン
電話番号:0120-390-700(10:00~12:30、13:30~17:00 日曜祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.bicklycurtain.com/f/207
オンラインショップ:https://www.bicklycurtain.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

三橋幸美(株式会社ソレイユ 代表取締役)
大阪生まれ、大阪育ち。関西外国語大学卒業後、新卒で家具店に入社し店頭でカーテンや家具の接客販売を経験したのち、商品の買い付けなどを担当。3年後に退職し、インターネット通販の運営支援を行う会社へと転職。当時はまだ新しかったECに触れて感銘を受ける。転職から1年で退職し、父親の経営する会社を引き継ぎ会社経営をスタート。マッサージ機器の卸販売からインテリアのEC運営へと大きく事業内容を変更し、今に至る。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/ソレイユ>

羽田甚商店

注目の連載

注目の連載

Special serialization

羽田美智子さん連載

SNSできになるあのひと

社長インタビュー

連載一覧を見る

OFFICIAL SNS

Instagramでハッシュタグ#お取り寄せ手帖を検索。

  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter